先月まで、和歌山の田辺市立美術館さんで開催されていた企画展「宮沢賢治・詩と絵の宇宙~雨ニモマケズの心」が、鹿児島に巡回されます。
宮澤賢治・詩と絵の宇宙 雨ニモマケズの心
期 日 : 2014年7月31日(木)―8月31日(日)
会 場 : かごしま近代文学館 (鹿児島市城山町5-1)
時 間 : 午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)
料 金 : 一般 600円(500円) 小中学生 300円(200円)( )内は20名以上の団体割引
休 館 : 毎週火曜日
会 場 : かごしま近代文学館 (鹿児島市城山町5-1)
時 間 : 午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)
料 金 : 一般 600円(500円) 小中学生 300円(200円)( )内は20名以上の団体割引
休 館 : 毎週火曜日
主催 鹿児島市 鹿児島市教育委員会 公益財団法人かごしま教育文化振興財団 かごしま近代文学館
企画協力 NHKサービスセンター、アート・ベンチャー・オフィス ショウ
企画協力 NHKサービスセンター、アート・ベンチャー・オフィス ショウ
特別協力 宮沢賢治記念館、宮沢賢治イーハトーブ館、林風舎
日本が大震災からの復興をめざす中、「雨ニモマケズ」の詩でよく知られる宮沢賢治(1896-1933)が再び注目されています。賢治自身も、生まれる二か月前と亡くなる半年前に大地震と津波に襲われています。その生涯は、まさに天災・凶作との闘いでもあったのです。そして、理想郷をめざす苦闘の跡は、多くの詩や童話にも綴られました。
賢治が生み出したメルヘン的・幻想的な作品群は、多くの読者や芸術家に、さまざまな視覚的、聴覚的なイマジネーションを喚起させます。そんな宮沢賢治の生涯と作品を、「雨ニモマケズ」の詩が直筆で書かれた手帳や、直筆の水彩画、および数多くの詩や童話作品のために描かれた多くの作家らによる挿絵原画約200点により紹介する展覧会を開催いたします。
死後80年経たいまでさえも、人々の心深くに強く訴えかけてくる宮沢賢治の世界を蘇らせ、視覚的に体感し、そのメッセージに強く触れ、感じていただきたいと思います。
賢治が生み出したメルヘン的・幻想的な作品群は、多くの読者や芸術家に、さまざまな視覚的、聴覚的なイマジネーションを喚起させます。そんな宮沢賢治の生涯と作品を、「雨ニモマケズ」の詩が直筆で書かれた手帳や、直筆の水彩画、および数多くの詩や童話作品のために描かれた多くの作家らによる挿絵原画約200点により紹介する展覧会を開催いたします。
死後80年経たいまでさえも、人々の心深くに強く訴えかけてくる宮沢賢治の世界を蘇らせ、視覚的に体感し、そのメッセージに強く触れ、感じていただきたいと思います。
一昨年の3月から、実に2年以上にわたって、全国を巡回しています。それだけ人が集まったということなのでしょう。当方、一昨年、2館めの横浜そごう美術館で観て参りました。
光太郎筆の「雨ニモマケズ」書幅――花巻の羅須地人協会跡地に建てられた、賢治碑の原本――が展示されます。
この鹿児島展で一区切りのようですが、さらに巡回が続くかもしれません。注意して見ておこうと思います。
【今日は何の日・光太郎 補遺】 7月18日
昭和5年(1930)の今日、アンソロジー『生田春月追悼詩集 海図』が刊行されました。
萩原朔太郎、室生犀星などの作品とともに、光太郎詩「消えずの火」が掲載されています。
生田春月は、明治25年(1892)生まれの詩人。妻は『青鞜』同人の生田花世です。
この年5月、瀬戸内海を航行中の船から、投身自殺をしました。