もう1日、智恵子の誕生日ネタで引っ張ります。
一昨日が智恵子の誕生日でした。この時期の生まれ、ということは西洋占星術でいうと牡牛座です。
当方、あまり、というかほとんど信じていませんが、この手の星座占いはもはや普通に日本人の生活に溶け込んでいますね。
15年前に出た本ですが、こんなものを持っています。
『星の運命(さだめ)を生きた女たち』 山崎洋子著 講談社文庫
山羊座から始まって射手座まで、近現代の女性を取り上げ、それぞれの生き様と十二星座との関連を記しています。各星座ごとに二人ずつ紹介されており、一人は外国の女性、一人は日本女性です。各女性についてルネ・ヴァン・ダール・ワタナベさんという占星術師が読み解いたご託宣からはじまり、それを受けての山崎洋子さんによる簡潔な評伝、という構成です。
牡牛座の項は、写真家のリー・ミラー、そして智恵子。他に伊藤野枝(水瓶座)、相馬黒光(乙女座)など光太郎・智恵子と関わる女性も取り上げられています。
さて、智恵子の項では以下の記述があります。
「牡牛座は十二星座の中でもとりわけ感受性が強いといわれる」
「高村智恵子もまた純粋な感性ゆえに魂を迷宮にさまよわせた牡牛座の女である」
「1886年5月20日生まれの彼女の太陽は牡牛座にあり、月は奔放な射手座にある。この二つの要素から、感受性の豊かな彼女が大人になってもなお、子供のような純真な心を持ち続けていたことが理解できる」
「さらに、牡牛座にある愛の星、金星は、愚直なまでに優しく人を愛する性格を彼女に与えた」
「やがて海王星、冥王星のもたらす困惑の影響が表れ、狂気の影が忍び寄った」
話のネタとしては面白いと思いますが……。
信じるか信じないかは、あなた次第です(笑)。
【今日は何の日・光太郎】 5月22日
大正5年(1916)の今日、智恵子と神奈川の江ノ島に出かけました。