来週末のイベントです。
桑名石取祭
期 日 : 2016年8月6日(土)~2016年8月7日(日)
問い合わせ : 桑名市物産観光案内所 0594-21-5416
「日本一やかましい祭り」「天下の奇祭」として知られる、桑名市の春日神社を中心に行われる祭です。華麗な装飾を施した30数台の祭車に鉦や太鼓をつけ、それらを一斉に打ち鳴らす音が、見る者を圧倒させる勢いある勇壮な祭りです。桑名の夏の風物詩として、地元の方に昔から親しまれています。
本楽では春日神社への巡行を行うため、旧東海道などを練り歩くその姿は荒々しく、勇敢さを感じると言われています。立川和四郎富重の彫刻や高村光雲作の飾り物をもつ歴史的にも価値の高い祭車もあり、各地区の住民は総出で参加し、一年一度の最大の娯楽行事ともなっています。2007(H19)年3月7日に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
本楽では春日神社への巡行を行うため、旧東海道などを練り歩くその姿は荒々しく、勇敢さを感じると言われています。立川和四郎富重の彫刻や高村光雲作の飾り物をもつ歴史的にも価値の高い祭車もあり、各地区の住民は総出で参加し、一年一度の最大の娯楽行事ともなっています。2007(H19)年3月7日に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
というわけで、光雲作の飾り物をつけた祭車も出るという祭りです。公式サイトはこちら。
調べてみましたところ、40台あまりの祭車が存在するようですが、そのうちの「羽衣」地区の祭車が大正12年(1923)の光雲の手になる飾り、また、「太一丸」という、こちらは地区でなく、何らかのグループでの参加と思われますが、この祭車の飾りは明治30年(1897)で光雲工房作となっています。また、「太一丸」の祭車は、共に光雲が制作主任を務めた上野の西郷隆盛像の犬、皇居前広場の楠木正成像の馬を手がけた後藤貞行による神鹿の飾りも装備しているそうです。
このブログでも何度かご紹介した横浜伊勢佐木町の日枝神社例大祭、それから高村家お膝元の文京区本駒込・駒込天祖神社例大祭(今年は4年に一度の本祭だそうで、追ってご紹介します)など、光雲が飾りを手がけた神輿が繰り出す祭礼がいくつかあります。ただ、そういったものが全国にどの程度あるのか、はっきりつかめていないのが現状です。
うちの方の祭りで光雲作の神輿(山車・祭車)が出るよ、という方、こちらまでご教示いただければ幸いです。
【折々の歌と句・光太郎】
だしぬけにぢぢと声立てまた黙るかなしき蝉よ籠の中の蝉
大正13年(1924) 光太郎42歳