先週、福島の地方紙、『福島民友』さんに載った記事です。
和合亮一さん、言葉の“力”伝える 詩集に込めた思い紹介
福島民友新聞 3月23日(月)
いわき市の草野心平記念文学館は21、22の両日、同館内で詩人の和合亮一さん=福島市在住=を講師に招いた講演会、ワークショップを開き、市民らに詩や言葉の“力”を伝えた。同館は定期的に和合さんを招き、詩に関わるワークショップなどを開催している。
「和合亮一とめぐる詩の世界」と題して開かれた今回の催しでは、21日は講演会、22日は参加者に詩の書き方や読み方を伝えるワークショップを開いた。講演会では、高村光太郎や宮沢賢治などの詩を紹介した上で、震災直後に被災地・福島からツイッターで発信した「詩の礫(つぶて)」などの詩集に込めた思いなどを話し、困難の中で心を支えた言葉、詩の力を紹介した。
「和合亮一とめぐる詩の世界」と題して開かれた今回の催しでは、21日は講演会、22日は参加者に詩の書き方や読み方を伝えるワークショップを開いた。講演会では、高村光太郎や宮沢賢治などの詩を紹介した上で、震災直後に被災地・福島からツイッターで発信した「詩の礫(つぶて)」などの詩集に込めた思いなどを話し、困難の中で心を支えた言葉、詩の力を紹介した。
このブログにたび たびご登場いただいている和合亮一さんに関してです。先週まで「平成26年度所蔵品展 草野心平と高村光太郎 往復書簡にみる交友」を開催していたいわき市立草野心平記念文学館さんでのイベントで、光太郎にふれてくださったとのこと。
ありがとうございます。
ところで、先日のこのブログでやはり和合さんがらみでご紹介した、吉永小百合さんの朗読CDが発売になりました。題して「第二楽章 福島への思い」。
和合さんをはじめ、佐藤紫華子さん、若松丈太郎さんといった福島の詩人、そして和合さんのご指導による「詩の寺子屋」の子供達の詩を、吉永小百合さんが朗読なさっています。BGMは藤原道山さん、遠藤千晶さん、村澤丈児さん。
ボーナストラック的に、お三方のインストゥルメンタル演奏「空遙か~新相馬節によせて」と、郡山第五中学校合唱部さんの演奏「絆」が収められています。
直接光太郎に関わるわけではありませんが、ご紹介しておきます。
ちなみに吉永小百合さんは、光太郎と同じ3月13日がお誕生日です。これも何かの縁ですね。
【今日は何の日・光太郎 補遺】 3月29日
広瀬宰平は明治期の住友財閥の実業家。新居浜の別子銅山の経営に力を注ぎました。光雲が原型を作った皇居前広場の楠木正成像の銅は、別子銅山のものが献納され、そうした縁から、明治31年(1898)に建てられた広瀬の銅像の原型も、光雲が手がけました。
オリジナルは戦時中の金属供出により失われましたが、光雲作の原型が東京芸術大学に残っており、それを元に2代目の広瀬像が鋳造されたというわけです。