京都から書道展の情報です。
本展では、近代日本を代表する画家、陶芸家、彫刻家、詩人、文学者たち芸術家の卓越した造型性や人間性豊かで自由奔放な書など、個性溢れる「書」の世界を、何必館コレクションより厳選した約60点の作品によって展覧いたします。是非ご高覧下さい。
書自体は戦後の筆跡に見えます。まったく同じ歌を書いた幅が駒場の日本近代文学館さんに所蔵されており、こちらは昭和25年(1950)のものと分かっています。令和3年(2021)、富山県水墨美術館さんで開催され、当方もいろいろとお手伝いした「チューリップテレビ開局30周年記念「画壇の三筆」熊谷守一・高村光太郎・中川一政の世界展」の際にお借りして展示しました。左下がそちらです。
二つを見比べてみると、ほとんど同一ですね。光太郎は同じ内容の書を同時に複数書くこともよくありました。
ただ、まったく同じというわけではなく、「こっちはこうしてみよう」「いや、やっぱりこうか?」といった試行錯誤の跡が見えます。どちらが先か分かりませんが。具体的には漢字で「何」と書くか平仮名で「なに」とするか、それから2回出てくる「く」で字母の「久」の形を残すか残さないか、2行目の「あるき」の「き」を「支」(左)にするか「幾」(右)にするかなど。
専門の書家でもここまでこだわる例は少ないように思われることが、二つを見比べると分かってきますね。
さて、「何必館コレクション 近代芸術家の書 展」、ぜひ足をお運び下さい。図録も発行されているようですが、どうも平成23年(2011)に開催された同名の展示の際のものをそのまま流用しているようです。
学校図書館用を想定して作られたもののようです。手持ちのものは平成9年(1997)の第15刷です。
期 日 : 2026年6月10日(水)~9月27日(日)
会 場 : 何必館 京都市東山区祇園町北側271
時 間 : 10:00~18:00
休 館 : 月曜日 ( 7/20、9/21は開館 )
料 金 : 一般 1,500円/学生 1,300円
このたび「何必館コレクション 近代芸術家の書展」を開催いたします。「近代芸術家の書」
は、書家の書とは一線を画し、書壇の約束事にとらわれない自由な表現のなかに作家の研ぎ澄まされた感性が凝縮されています。書は、人間の内面を表現することのできる最短距離の芸術です。書の生命は、筆墨紙が織りなす地平を思索の場とすることにあります。一流の芸術家の書は、書かれた言葉の面白さと、肉筆が伝える書き手の呼吸が、文字の上手下手を越えて観るものの心を強烈に惹きつけます。このたび「何必館コレクション 近代芸術家の書展」を開催いたします。「近代芸術家の書」
本展では、近代日本を代表する画家、陶芸家、彫刻家、詩人、文学者たち芸術家の卓越した造型性や人間性豊かで自由奔放な書など、個性溢れる「書」の世界を、何必館コレクションより厳選した約60点の作品によって展覧いたします。是非ご高覧下さい。
何必館・京都現代美術館長 梶川芳友
光太郎の書も出ています。公式サイトに画像が出ているのは短歌「山にゆきて何をしてくる山にゆきてみしみしあるき水のんでくる」を書いた幅。短歌自体は制作年不詳ですが、昭和4年(1929)、改造社刊行の『現代日本文学全集第三十八編 現代短歌集 現代俳句集』に載っており、そう離れた時期の詠ではないように思われます。この頃、光太郎は尾崎喜八らと連れ立って主に上州山間の温泉地などをよく歩いていました。出品作家
北大路魯山人 川端康成 棟方志功 梅原龍三郎 村上華岳 平櫛田中 高村光太郎
奥村土牛 須田剋太 富本憲吉 会津八一 加藤唐九郎 小倉遊亀 熊谷守一
北大路魯山人 川端康成 棟方志功 梅原龍三郎 村上華岳 平櫛田中 高村光太郎
奥村土牛 須田剋太 富本憲吉 会津八一 加藤唐九郎 小倉遊亀 熊谷守一
書自体は戦後の筆跡に見えます。まったく同じ歌を書いた幅が駒場の日本近代文学館さんに所蔵されており、こちらは昭和25年(1950)のものと分かっています。令和3年(2021)、富山県水墨美術館さんで開催され、当方もいろいろとお手伝いした「チューリップテレビ開局30周年記念「画壇の三筆」熊谷守一・高村光太郎・中川一政の世界展」の際にお借りして展示しました。左下がそちらです。

ただ、まったく同じというわけではなく、「こっちはこうしてみよう」「いや、やっぱりこうか?」といった試行錯誤の跡が見えます。どちらが先か分かりませんが。具体的には漢字で「何」と書くか平仮名で「なに」とするか、それから2回出てくる「く」で字母の「久」の形を残すか残さないか、2行目の「あるき」の「き」を「支」(左)にするか「幾」(右)にするかなど。
専門の書家でもここまでこだわる例は少ないように思われることが、二つを見比べると分かってきますね。
さて、「何必館コレクション 近代芸術家の書 展」、ぜひ足をお運び下さい。図録も発行されているようですが、どうも平成23年(2011)に開催された同名の展示の際のものをそのまま流用しているようです。
【高村光太郎書誌】
選集等(単独) 39 『高村光太郎』少年少女のための日本名詩選集3
根付の国 父の顔 山 冬が来た 道程 あたり前 鯰 ぼろぼろな駝鳥 秋を待つ
母をおもう その年私の十六が来た 詩人 冬の言葉 激動するもの 友よ
最低にして最高の道 独居自炊 樹下の二人 あどけない話 千鳥と遊ぶ智恵子
値ひがたき智恵子 レモン哀歌 荒涼たる帰宅 案内 クロツグミ 山の少女
山からの贈物 山のともだち
詩人のプロフィール 現場の先生方へ 父母と教師の皆さんへ
詩人のプロフィール 現場の先生方へ 父母と教師の皆さんへ
学校図書館用を想定して作られたもののようです。手持ちのものは平成9年(1997)の第15刷です。





「水タバコ」という嗜好品があるそうです。紙巻きタバコは数十年愛用していますが、寡聞にして詳しいことは存じませんでした。







































































































![PXL_20240516_143823061[1]](https://livedoor.blogimg.jp/koyama287/imgs/3/3/33240841-s.jpg)





















































































































前年に始まった読売文学賞の詩歌俳句賞。第一回は当会の祖・草野心平が蛙の詩で受賞しました(他に斎藤茂吉が『ともしび』で)が、それに続く第二回を光太郎が受賞しました。