まず『朝日新聞』さん青森版。
聖火ようやく公道にお出まし 東北の沿岸駆ける 青森
「スポーツ流鏑馬」の第一人者、ギリシャからつないだ聖火「めっちゃ気持ちよかった」
歓喜のラン 一目でも/公道リレー 笑顔の出迎え
【折々のことば・光太郎】
朝弱つてゐた手桶が凍結でこはれ漏水甚しく使用できず 盥を手桶の代りに使ふ事にする
水は凍ると体積が膨張する、というわけですね。
日本郵便株式会社東北支社(宮城県仙台市青葉区、支社長 古屋 正昭)は、下記のオリジナル フレーム切手の販売を開始します。
青森に本社を置く『東奥日報』さん、昨日の記事です。光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」の立つ十和田湖の話題。
青森県が世界に誇る観光資源である十和田湖・奥入瀬渓流エリア。十和田市はここ10年ほど、国や青森・秋田両県などと連携して再整備を図ってきた。湖面の県境画定による交付税収アップや、インバウンド(訪日外国人旅行者)増加に後押しされ、イベントによるにぎわい創出も進む。そんな中での新型コロナウイルス問題。関係者は早期収束を渇望するとともに、活性化の機運がしぼまないか危惧している。
「4月の売り上げはほとんどゼロ。前年同期の99%減です。全国的な外出自粛で5月、6月も期待できない」。湖畔の休屋でホテル「十和田荘」を営む中村秀行さんは肩を落とす。十和田湖国立公園協会理事長として十和田湖マラソン、十和田湖ウオークなど湖畔のスポーツ大会にも積極的に関わってきたが、今年は両大会とも中止。「何とか7月の『湖水まつり』は開きたい。湖上に咲く花火を見て、みんなと元気を出したいんだけれど…」
近年、十和田湖エリアの観光施策には追い風が吹いていた。2008年に青森・秋田両県の境界が画定したことで、湖面の面積割合「青森6、秋田4」に応じて、09年度から年間約6700万円の地方交付税が増額されることになった。配分は青森県約2400万円、十和田市約1600万円、秋田県約1600万円、同県小坂町約1100万円。
地方交付税は本来、特定の使い道を定めず一般財源となるが、両県と両市町は連携して増額分を09~18年度の10年間限定で、十和田湖エリアの環境保全・景観対策に充てた。事業は、藻の発生原因調査や水質改善、放置された観光ボート撤去、トイレ改修、誘客を促す旅行商品の開発、ヒメマス商品のブランド化、新しい観光拠点となる施設の整備、イベント開催補助など多岐にわたる。
この10年間の後半は、観光客が急増した時期に重なる。十和田市商工観光課のまとめによると「奥入瀬・十和田湖」の観光客入込数は14年の99万9644人から右肩上がりで増え、19年(速報値)は126万7071人となった。
また、十和田市全体への宿泊者数は、14年の27万2832人(うち外国人1万3089人)に対し、19年(速報値)は33万1881人(同6万6930人)と増えている。
十和田市は19年度以降も、環境省の「国立公園満喫プロジェクト」と連動させて十和田湖振興を進めてきた。本年度当初予算には焼山地区活性化(約1億3千万円)、休屋-十和田神社間の市道の石畳化(1億1千万円)などを計上している。新型コロナ感染拡大に伴う湖畔や焼山地区の観光業者支援策として、本年度の固定資産税、温泉使用料、上下水道料の免除も打ち出している。十和田市企画財政部の漆舘典子部長は「(交付税増収分を活用する)期間が終わったとはいえ、十和田湖・奥入瀬は当市にとっての重要な観光資源。新型コロナさえ収束すれば国、県、観光事業者と連携して観光PRに努めたい」と、世界的な感染拡大の行方に気をもんでいる。
大型連休後半の5連休初日となった2日、例年多くの観光客でにぎわいを見せる国立公園十和田湖は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で人影はほとんどなく閑散とし、国内有数の観光地に異例の光景が広がっていた。
十和田湖は4月11日の湖水開きで本格的な春の観光シーズンが幕開けとなるはずだったが、新型コロナの流行が懸念されることから遊覧船の運航開始が延期に。その後も当面の間、運休となっている。
湖畔の観光・宿泊施設や飲食店、土産店なども軒並み休業。通行する車両も少なく、例年とは違った様子となっている。
毎年多くの観光客が訪れる「乙女の像」周辺では2日の午前中、散歩する地元住民や十和田神社参詣者らが数人見られたが、観光客の姿はほとんど見られなかった。
小坂町にある人気スポット、発荷峠展望台の第1、第2駐車場は人の出入りを抑止するため当面は閉鎖。県はバリケードに設置した看板に「観光地など多くの人が集まる場所への訪問は自粛してくださるようご協力をお願いします」と記し、新型コロナ感染症対策への理解を求めている。
仕事の関係で十和田湖を訪れた鹿角市十和田大湯の60代男性は「観光客がいなくなった十和田湖はこの先どうなるんだろうと思う。特に外国人観光客がいつ戻るのかめどが立たず、厳しい状況が続くのでは」と不安げに話した。
感染の拡大防止のため、外出や営業自粛などを求める緊急事態宣言は全国で6日まで発令。安倍晋三首相は1日、全国を対象に期間をさらに1カ月程度延長する方針を示している。
十和田湖の冬季観光の活性化を図る恒例イベント「十和田湖冬物語」が24日、開幕した。湖畔休屋の特設会場は雪と光で幻想的に彩られ、訪れた家族連れなどが冬花火や秋田、青森両県の味覚などを楽しんだ。2月24日まで。
青森県十和田市や小坂町の観光関係者でつくる実行委員会(中村秀行委員長)が毎年開催。今年で23回目を迎えた。
会場には色とりどりのLED電球約5万球や、かまくらなどさまざまな雪像を設置。雪不足の影響で発荷峠など周辺から雪を集めて準備を進めてきた。
オープニングセレモニーは環境省、秋田、青森両県、小坂町、十和田市の関係者らが出席し、午後6時半から屋外ステージで行った。
中村委員長は春節(旧正月)に合わせて中華圏からの訪日旅行客を呼び込もうと、会期を例年に比べて1週間長い5週間としたことに触れ「例年は期間中に20万人が訪れているが、今年は25万~30万人の来場に期待している」と述べた。
中村委員長によると、冬物語の来場者のうち外国人観光客は2~3割。国・地域別では台湾、香港が多く、最近はベトナム、タイ、マレーシアなどからの観光客が増えているという。
デジタルアートを投影するメイン雪像の点灯式や津軽三味線の熱演などに続き、午後8時すぎにハイライトの冬花火を打ち上げ。小雪が舞う中、りんとした厳冬の冬空に大輪を描き、来場者を魅了した。
郷土料理や地酒などが楽しめる「ゆきあかり横丁」や「乙女の像」ライトアップ、雪の滑り台なども人気を集めた。
問い合わせは事務局の十和田奥入瀬観光機構(☎0176・75・1531)。
北奥羽地方を代表する雪祭り「十和田湖冬物語」が24日、十和田市の休屋地区特設会場で開幕した。夜には花火の打ち上げやライトアップがあり、雪と光が競演。来場者は銀世界を彩る幻想的な空間を満喫していた。2月24日まで。
毎年恒例のイベントで22回目。今回は中華圏の大型連休である春節(旧正月)に合わせ、期間を例年より1週間前倒しした。
メインステージには、映像を投影できる巨大な雪の壁を設置。雪のマークを触ると消える演出に来場者が驚いていた。
発光ダイオード(LED)による光のゲートや大小の雪像、記念撮影や飲食を楽しめるスペースもにぎわっている。
平日は午後3時、土曜、日曜日と祝日は午前11時から。花火の打ち上げは午後8時から毎日行われる。
冬の十和田湖をPRするイベント「十和田湖冬物語2020」が24日、青森県十和田市・休屋地区の特設会場で始まった。雪像のほか、飲食が楽しめる大型のかまくら、イルミネーションが設置され、雪と光がつくる幻想的な雰囲気が来場者を楽しませた。2月24日まで。
秋田県小坂町や十和田市の観光関係者らでつくる実行委員会が主催。冬場の観光客の増加につなげようと1999年から毎年開いている。今年は雪が例年より3割程度少ないため湖畔周辺だけでなく、本県側の発荷峠駐車場からも集め、準備を進めてきた。
会場中央のメインステージには高さ5・4メートル、幅9メートルの雪壁を設営。プロジェクションマッピングで雪の結晶の形をしたマークが動く映像を投影した。直径20メートル、高さ10メートルのかまくらは来場者の人気が高いため今回から2基に増設し、秋田や青森の地酒などを提供している。このほか、子どもたちが楽しめる雪の滑り台やアーチ状の骨組みに青い電球をちりばめた「光のゲート」もある。
長野県軽井沢町から来場した50代女性は「全国的に暖冬、雪不足が言われていたが、会場にたくさんの雪があってびっくりした。こんな大きなかまくらを見るのは初めて」と話した。実行委は「雪が少なく心配したが、設営内容やプログラムを予定通りに実施できてほっとした」としている。
開催時間は平日が午後3~9時。土日祝日が午前11時~午後9時。毎日午後8時ごろから花火を打ち上げる。問い合わせは実行委事務局(十和田奥入瀬観光機構)TEL0176・75・1531
全国各地で雪不足が懸念されている中、今月末に開幕する冬の十和田湖の観光イベント「十和田湖冬物語」に向け会場では雪像づくりなどの準備作業が始まった。
「十和田湖冬物語」は真冬の十和田湖畔を会場に秋田と青森のグルメや雪遊びなどが楽しめるイベントで連日打ち上げられる花火が訪れる人を魅了する。
十和田湖周辺の積雪は去年の半分ほどになっていて自衛隊は近くの山から雪を集める対応に追われている。
昨日、東京オリンピック聖火リレーの詳しいルートが発表されました。来年3月26日(木)から、121日間をかけて日本全国47都道府県を巡るそうですが、光太郎ゆかりの地もコースに入っていました。
特に、青森県。来年6月12日(金)に、十和田湖畔を聖火が走ります。
2020年6月12日(金)
▽むつ市:むつ市イベント広場→下北文化会館(むつ市では、田名部川において、二人乗りボートによる聖火リレーを実施予定)
▽十和田市:市民交流プラザ→現代美術館アート広場
▽三沢市:三沢市立岡三沢小学校→三沢市役所
▽おいらせ町:青森県立百石高等学校→おいらせ町立木内々小学校
▽階上町:小舟渡漁港→はしかみハマの駅あるでぃ~ば
▽十和田市:十和田湖観光交流センター→乙女の像
▽八戸市:蕪嶋神社→館鼻漁港
RAB青森放送さんのローカルニュースから。
東京オリンピックの聖火リレーで県内の詳しいルートが発表されました。県内では14市町村の15区間であわせて36.9キロを聖火ランナーが走ります。聖火リレーのルートは東京オリンピックの大会組織委員会が発表しました。県内では14市町村の15区間であわせて36.9キロを聖火ランナーが走ります。
来年6月11日に県内で最初にスタートするのは弘前市の弘前公園本丸です。
弘前駅に向かう聖火はドコモ弘前駅前店までをリレーします。
続く西目屋村は岩木川目屋渓谷清流公園を出発します。
道の駅「津軽白神」までの2キロで途中、岩木川をカヌーでわたります。
平川市では文化センターから陸上競技場まで2.5キロです。
黒石市ではスポカルイン黒石から御幸公園まで1.6キロ。
つがる市は生涯学習交流センター「松の館」から向陽小学校まで2.1キロとなっています。
五所川原市は立佞武多の館から菊ヶ丘運動公園まで2キロです。
今別町の2・8キロは町役場から青函トンネル入口広場となっています。
11日の最後は青森市の2.5キロです。市役所本庁舎を出発し、到着地の青い海公園では聖火の到着を祝う催しもあります。
翌日12日の最初はむつ市イベント広場を出発し、下北文化会館までの3キロで田名部川を2人乗りのボートでわたります。
続く十和田市は市民交流プラザから現代美術館アート広場まで2.7キロです。
次の三沢市は岡三沢小学校から市役所まで2.9キロとなっています。
続くおいらせ町は2.5キロで百石高校から木内々小学校までです。
次の階上町は小舟渡漁港からはしかみハマの駅「あるでぃ~ば」まで3.5キロです。
聖火ランナーは十和田湖にも向かいます。観光交流センターから乙女の像まで0.9キロを走ります。
最後は八戸市の3.4キロです。蕪嶋(かぶしま)神社を出発します。到着地の館鼻漁港では聖火の到着を祝う催しもあります。
★県実行委員会会長 青山 祐治 副知事
「本県の魅力を国内外に最大限発信できるよう関係者一丸となって来年の聖火リレー本番に向けてしっかり準備していきたい」
聖火は全国858市町村を巡り来年7月24日の開会式で国立競技場の聖火台に灯されます。