九州・福岡から演劇の公演情報です。気がつくのが遅れ、ご紹介が遅くなってしまいました。申し訳ありません。
サザンクス筑後ぱふぉーまんす集団センゲキ第16回公演「ELEGANCE FIGHT~元始、女性は太陽であった~」
期 日 : 2016年5月15日(日)
時 間 : 14時開演(13時30分開場)
会 場 : サザンクス筑後 小ホール 福岡県筑後市大字若菜1104
料 金 : 一般1,000円 / 小・中・高校生500円 全席自由 未就学児入場不可
主 催 : (公財)筑後市文化振興公社
後 援 : 筑後市、筑後市教育委員会
時 間 : 14時開演(13時30分開場)
会 場 : サザンクス筑後 小ホール 福岡県筑後市大字若菜1104
料 金 : 一般1,000円 / 小・中・高校生500円 全席自由 未就学児入場不可
主 催 : (公財)筑後市文化振興公社
後 援 : 筑後市、筑後市教育委員会
原典 : 宮本研・作『ブルーストッキングな女たち』
脚本・脚色・演出 : 久保田りき
キャスト サザンクス筑後専属劇団“ぱふぉーまんす集団SENGEKI”
平塚らいてう/富安美沙子 荒木郁子/久間明日香 神近市子/古賀美紅
保持研子/角有紗 伊藤野枝/松本渚 尾竹紅吉/後藤杏奈 掘保子/藤木菜穂
松井須磨子/後藤奈津実 辻三津・市川房枝/澁江綾香
高村智恵子・与謝野晶子/河口智美
キャスト サザンクス筑後専属劇団“ぱふぉーまんす集団SENGEKI”
平塚らいてう/富安美沙子 荒木郁子/久間明日香 神近市子/古賀美紅
保持研子/角有紗 伊藤野枝/松本渚 尾竹紅吉/後藤杏奈 掘保子/藤木菜穂
松井須磨子/後藤奈津実 辻三津・市川房枝/澁江綾香
高村智恵子・与謝野晶子/河口智美
西暦1911年(明治44年)「青鞜(せいとう)」という女性文芸雑誌が発刊されました。編集していたのは女性たち。その中心となった人物は「平塚らいてう(らいちょう)」。彼女のもとに個性豊かな女性たちが集い「青鞜」は生まれたのです。その翌年、明治天皇が崩御し元号は大正となります。時代が移り変わるように、女性たちも「人として生きる道」を探り、戦い、実践した時代。この「青鞜」に関わった女性たちの生き様には『優美』かつ『激闘』という言葉がふさわしいと思い、このタイトルとしました。100年も昔…、いいえ、その時から100年しか経っていないのです。現代に通じる何かを探しながら、ぜひご覧下さい。
作品のベースとさせていただいたのは、宮本研・作「ブルーストッキングの女たち」。ぱふぉーまんす集団センゲキの10人の女性たちに合わせ脚色させていただきました。女性の恋愛を描くには、当然の如く男性キャストが必要です。しかし、現在センゲキは女性ばかり。あえず男性を登場させず女性たちだけで描く内容に挑みました。解釈の違い等もあり、フィクション・ノンフィクション入り混じった構成でありますが、センゲキの描く「青鞜」を…。「女性たち」をお楽しみいただければ幸いです。ご来場心よりお待ちしています。
youtubeに、プロモーションビデオも公開されていました。かつて『青鞜』メンバーは、光太郎曰く「女水滸伝」と言われていたとのこと。しかし、キャストの皆さん、かわいらしい女性ばかりです(笑)。
というわけで、日本女子大学校で智恵子と同じ家政科の一級上だった平塚らいてうを主人公とし、『青鞜』の旗の下に集まった女性たちを描く舞台、ということです。智恵子も登場します。ありがたいです。
その他、日本女子大学校出身の『青鞜』メンバーについてはこちら。
ところで、PVの冒頭にあったのですが、九州では今、熊本を中心とする震災により大変な状況です。しかし、彼女たち、今、自分たちでできることを精一杯やることで、復興支援に繋げたいとの思いから、一時は自粛も検討したものの、予定通り公演を実施するとのこと。さらに収入の一部は、被災地に寄付なさるそうです。それでいいと思います。
是非、観に行きたいのですが、残念ながら花巻高村祭と同一の日程のため、行けません。残念です。遠くみちのくから九州に思いを馳せることと致します。お近くの方は是非どうぞ。
【折々の歌と句・光太郎】
口紅の女も買ふや夏蜜柑 明治42年(1907) 光太郎27歳
欧米留学末期、スイス経由イタリア旅行中の作です。「夏蜜柑」というよりオレンジ的なものなのでしょう。石畳のイタリアマルシェ、小太りの陽気なヒゲの店主が「お嬢さん、一つどうだ?」……勝手な想像ですが(笑)。