4月に刊行されたはずの書籍ですが、ネット上で書影を探しても見つかりませんでした。
『サンデー毎日』総目次・執筆者索引1945~1952 ―新聞社系週刊誌の戦後占領期2
発行日 : 2026年4月
著者等 : 石川偉子監修
版 元 : 金沢文圃閣
定 価 : 52,000円+税
時局報道をまとめて伝える目的で始まった『週刊朝日』。―対して、生活に関する実用記事を強く意識した『サンデー毎日』。
本書は総目次を作成することに対して懐疑的な世の中の風潮において、目次情報を確認するための総目次から一歩進んだ使い方が可能となるような書誌・資料目録の在り方を模索する中から編まれた。記事主タイトルや執筆者といった基本項目だけでなく、従来の総目次では採録されることのない記事小見出しや、記事内画像・カットのキャプションについても情報をまとめた。読み込むことで新たな気づきが得られる一冊を目指した。
『サンデー毎日』に関しては、ゆまに書房さんで創刊号(大正11年=1922 4月)から昭和20年(1945)8月12日号までを収録した『戦前期『サンデー毎日』総目次』が全三巻で既に刊行されています(現在はオンデマンド)。
今回のものは、昭和20年(1945)8月12日号から昭和27年(1952)年5月10日号まで。なぜ昭和27年(1952)で切ったのかよくわかりませんが。
戦前期を含め、光太郎の作品で『サンデー毎日』が初出、というものは今のところ確認できていません。ただ、他紙誌からの転載、光太郎について取材した記事などはいくつかありました。
まず転載系、今回のものの当該期間ですと、昭和25年(1950)10月20日の別冊中秋特別号。
ちなみにこの号と、上記の別冊中秋特別号は小磯良平、第26年第25号が光太郎と交流のあった硲伊之助が表紙を描いています。昔はそのあたり、豪華でしたね。
この手の特定の雑誌の目次や執筆者を索引化したもの、最近はかつてほど刊行されていないような気がしますが、そういう情報を得られていないだけかもしれません。「こんな雑誌についてのもこの間出たよ」という情報がありましたら、ご教示いただけると幸いです。
【第一回配本】2026年4月 ISBN 978-4-86814-086-3 配本揃価48,000円
上巻 (396頁)
収録内容
『サンデー毎日』総目次 (1945年8 月12 日号~1949 年12 月25 日号)
1945 年 解説—敗戦後の社会を生き抜くために(杉本佳奈)
1946 年 解説—日常生活の変化と持続(片岡美有季)
1947 年 解説—戦後の傷と膿みを綴る(松本拓真)
1948 年 解説—『サンデー毎日』復活後の安定期(石井花奈)
1949 年 解説—「ニュース雑誌」が追う革命闘争(須山智裕)
下巻(482頁)
収録内容
『サンデー毎日』総目次(1950年1 月1 日号~1952 年5月10 日号)
1950年 解説—方向性の模索と充実(渡部裕太)
1951年 解説—1951年における『サンデー毎日』の映す日常(安藤史帆)
1952年 解説—1952年の『サンデー毎日』(仲井眞建一)
〈コラム〉占領期『サンデー毎日』の北海道現地印刷(石井花奈)
〈コラム〉大佛次郎のもう一つの〝帰郷〟
―『サンデー毎日』連載作品『黒潮』における郷里(泉渓春)
〈コラム〉『サンデー毎日』に描かれた「朝鮮動乱」(河田綾)
〈コラム〉『サンデー毎日』に見る地方文化建設(牛路遥)
〈コラム〉『サンデー毎日』にみるラジオ民間放送の開始(濱下知里)
【第二回配本】2026年10月 ISBN 978-4-86814-087-0 予価4,000円
別冊(約170頁)
序論 戦後占領期『サンデー毎日』の刊行状況および誌面内容について(石川偉子)
論考 戦後占領期の『サンデー毎日』における検閲(石川巧)
索引
近代文学研究などをなさっている方々は「ああ、この手の本か」とすぐおわかりでしょうが、特定の雑誌の目次や執筆者を索引化したものです。主な雑誌などについては、色々な出版社からかなり刊行されており、これまでも随分と使わせていただいて参りました。『サンデー毎日』に関しては、ゆまに書房さんで創刊号(大正11年=1922 4月)から昭和20年(1945)8月12日号までを収録した『戦前期『サンデー毎日』総目次』が全三巻で既に刊行されています(現在はオンデマンド)。
今回のものは、昭和20年(1945)8月12日号から昭和27年(1952)年5月10日号まで。なぜ昭和27年(1952)で切ったのかよくわかりませんが。
戦前期を含め、光太郎の作品で『サンデー毎日』が初出、というものは今のところ確認できていません。ただ、他紙誌からの転載、光太郎について取材した記事などはいくつかありました。
まず転載系、今回のものの当該期間ですと、昭和25年(1950)10月20日の別冊中秋特別号。
巻頭にカラー印刷で7ページにわたり「秋風帖」と題し、7人の詩人の旧作に当代一流の画家たちの挿画を添えたページが設けられています。北原白秋/足立源一郎で「片恋」、佐藤春夫/東郷青児の「秋の夜」、萩原朔太郎/古沢岩美による「青空」、室生犀星/山口華楊コンビで「消えゆく虫」、山村暮鳥/福田豊四郎が「ある時」、堀口大学/宮田重雄ときて「秋のピエロ」、そして光太郎/宮本三郎の「或る日」。
「或る日」は昭和3年(1928)9月の作ですので、この時点で20年以上経っています。初出誌が不明でして、翌4年(1929)2月の雑誌『現代文芸』第6巻第2号(素人社)に載ったそうですが、当会顧問であらせられた北川太一先生によればこれも初出ではなく転載だろうとのことです。
元々、光太郎が好感を抱いていた秩父宮雍仁親王と、旧会津藩主松平容保の孫・勢津子妃殿下のご成婚に題を採った詩でした。しかし、『サンデー毎日』に附された挿画は田舎の花嫁が馬で輿入れする姿。転載に際し、光太郎自身が詩の内容や背景を忘れていて、「どんな詩だか思い出せないけど転載は構わないよ」ということでこうなってしまいました。発行されてから秩父宮親王関連だったと思い出した光太郎、「ありゃま」でした(笑)。
それから、遡って昭和22年(1947)6月15日の第26年第25号には「父と子と 愛情に描く“文化の群像” 高村光雲と高村光太郎、豊周」という記事が載っています。芸術家親子ということで、3人の紹介です。光雲は既に亡くなっていましたが。
今のところ当該期間で確認できている光太郎がらみはこの2冊です。しかしまだあってもおかしくありません。過日ご紹介した不二出版さんの『復刻版 海の旅』同様、国会図書館さんあたりで閲覧可能となったら調べてみようと思っております。国会図書館さんのデジタルデータでは、だいぶ新しい昭和42年(1967)の号からしか網羅されていません。
今回の当該期間外ですと、昭和31年(1956)4月15日の第35年第19号には、光太郎の追悼記事が出ています。「或る日」は昭和3年(1928)9月の作ですので、この時点で20年以上経っています。初出誌が不明でして、翌4年(1929)2月の雑誌『現代文芸』第6巻第2号(素人社)に載ったそうですが、当会顧問であらせられた北川太一先生によればこれも初出ではなく転載だろうとのことです。
元々、光太郎が好感を抱いていた秩父宮雍仁親王と、旧会津藩主松平容保の孫・勢津子妃殿下のご成婚に題を採った詩でした。しかし、『サンデー毎日』に附された挿画は田舎の花嫁が馬で輿入れする姿。転載に際し、光太郎自身が詩の内容や背景を忘れていて、「どんな詩だか思い出せないけど転載は構わないよ」ということでこうなってしまいました。発行されてから秩父宮親王関連だったと思い出した光太郎、「ありゃま」でした(笑)。
それから、遡って昭和22年(1947)6月15日の第26年第25号には「父と子と 愛情に描く“文化の群像” 高村光雲と高村光太郎、豊周」という記事が載っています。芸術家親子ということで、3人の紹介です。光雲は既に亡くなっていましたが。
今のところ当該期間で確認できている光太郎がらみはこの2冊です。しかしまだあってもおかしくありません。過日ご紹介した不二出版さんの『復刻版 海の旅』同様、国会図書館さんあたりで閲覧可能となったら調べてみようと思っております。国会図書館さんのデジタルデータでは、だいぶ新しい昭和42年(1967)の号からしか網羅されていません。
ちなみにこの号と、上記の別冊中秋特別号は小磯良平、第26年第25号が光太郎と交流のあった硲伊之助が表紙を描いています。昔はそのあたり、豪華でしたね。
この手の特定の雑誌の目次や執筆者を索引化したもの、最近はかつてほど刊行されていないような気がしますが、そういう情報を得られていないだけかもしれません。「こんな雑誌についてのもこの間出たよ」という情報がありましたら、ご教示いただけると幸いです。
【高村光太郎書誌】
選集等(単独) 38 『定本高村光太郎全詩集』
明治三十五年(一九〇二)
なやみ
明治四十年(一九〇七)
秒刻 マデル 豆腐屋 博士 あらそひ
敗闕録
㈠われ千たび君を抱かむ ㈡君を見き ㈢遁れたる君は遣らばや
㈣眠りてあれか目覚めよか
敗闕録
㈠われ千たび君を抱かむ ㈡君を見き ㈢遁れたる君は遣らばや
㈣眠りてあれか目覚めよか
明治四二年(一九〇九)
にほひ
明治四三年(一九一〇)
LES IMPRESSIONS DES OũONNAS TU VOIS? LE SOURIRE CACHÉ
L'ABSINTHE POUSSE―POUSSE Á LA GUM―WA 失はれたるモナ・リザ
友よ PRÉSENTATION 生けるもの 根付の国
明治四四年(一九一一)
画室の夜 熊の毛皮 人形町 甘栗 庭の小鳥 亡命者 鳩 食後の酒 侵蝕 失走
寂寥 或る日の午後 街上夜曲 雪の午後 声 風 (別れぎは) (散りかかる)
新緑の毒素 夏 廃頽者より 「河内屋与兵衛」 髪を洗ふ女 「心中宵庚申」 なまけもの
手 縁日 金秤 はかなごと 狗ころ
泥七宝
(ちらちらと) (家を出づるが) (きりきりと錐をもむ) (それと知つて)
(つくづく見れば) (バタを造れば) (もらつた人形を) (かなしや人は)
(長き睫毛の) (この守袋は) (淘宮には) (かの国より来し)
(われは気違ひとぞとよ) (生れてより) (女よ) (蛙が鳴く)
(つくづく見れば) (バタを造れば) (もらつた人形を) (かなしや人は)
(長き睫毛の) (この守袋は) (淘宮には) (かの国より来し)
(われは気違ひとぞとよ) (生れてより) (女よ) (蛙が鳴く)
めくり暦 地上のモナ・リザ 葛根湯 夜半 けもの あつき日 かるた 髪を洗ふ女
父の顔 「おもひで」と「夜の舞踏」と 白昼の空気
泥七宝㈡
泥七宝㈡
(皮肉ものと) (言葉のほかにも) (読みてゆけば) (知らぬ顔の) (八重次の首は)
(人ごみの) (無法な雷は) (蓮花の花の) (酔へる人の) (女の涙を) (朝なれど)
(たてひき知らぬ人に) (おもしろや) (淋しい顔は) (はりに行くとは) (両国橋の)
ビフテキの皿 恐怖
明治四五年・大正元年(一九一二)
青い葉が出ても 赤鬚さん 隣のおきやん 雨 鍵と錠 プリマドンナ 二人 あをい雨
泥七宝㈢
(われをなげけとてか) (「勝てば官軍」) (妻もつ友よ) (さけをつくるもね)
友の妻
泥七宝㈣
(弱きは女の) (たとひ離れて) (てんちりんち) (お嫁にゆくを) (月さへいでて)
人に(いやなんです) N――女史に(「人に」初出) 怨言 ヹネチヤの旅人
夏の夜の食慾 或る夜のこころ 涙 おそれ からくりうた
夏の夜の食慾 或る夜のこころ 涙 おそれ からくりうた
泥七宝㈤
(ひとりものは) (それでみんなか) (さきがさきなら) (腕をくんで) (腹をたつた)
(ものおぼえよき人は) (こびとじまの)
犬吠の太郎 さびしきみち 寂しき道(「さびしきみち」異稿) 梟の族 かなしきこころ
冬が来る(冬が来る) 或る宵 夜 或問 狂者の詩 郊外の人に 冬の朝のめざめ
師走十日 戦闘
大正二年(一九一三)
人に(遊びぢやない) 深夜の雪
カフエにて
カフエにて
(泥でこさえた) (何もかも) (アメリカ帰りの) (おれの魂を) (無理は天下の)
(人間の心の影の)
人類の泉 山 よろこびを告ぐ 冬が来た 冬の詩 粘土 牛 僕等 あたり前 現実
現実(初出)
大正三年(一九一四)
道程 道程(初出) 愛の嘆美 群集に 婚姻の榮唱 万物と共に踊る 瀕死の人に与ふ
晩餐 五月の土壌 淫心 秋の祈
大正五年(一九一六)
わが家 我家(「わが家」初出) 花のひらくやうに 海はまろく 歩いても
湯ぶねに一ぱい 晴れゆく空 妹に 無為の白日 無為の白日(初出) 猫
湯ぶねに一ぱい 晴れゆく空 妹に 無為の白日 無為の白日(初出) 猫
大正六年(一九一七)
小娘 (奇麗にお化粧した)
大正九年(一九二〇)
序曲 メロン 丸善工場の女工達
大正一〇年(一九二一)
雨にうたるるカテドラル かがやく朝 かがやく朝(初出) ラコツチイ マアチ
ベルリオの一片(「ラコツチイ マアチ」初出) 米久の晩餐
大正一一年(一九二二)
クリスマスの夜 クリスマスの夜(初出) 真夜中の洗濯 下駄 冬の送別
五月のアトリエ 沙漠 落葉を浴びて立つ Yoki kora yo! よき子等よ!(翻字)
五月のアトリエ 沙漠 落葉を浴びて立つ Yoki kora yo! よき子等よ!(翻字)
冬の子供 Fuyu no Kodomo(初出)
大正一二年(一九二三)
樹下の二人 Abraham Lincoln エブラハム リンコン(異稿) 鐵を愛す Liluli
リリユリ(翻字)
とげとげなエピグラム
(夜中になると) (大変いいけれども) (おれは求めてゐる) (雨蛙よ)
(詩はおれの安全弁) (避難はたのもしい) (おもしろい電車の中) (自分のあたまの)
(詩はおれの安全弁) (避難はたのもしい) (おもしろい電車の中) (自分のあたまの)
(おれの手の届かないさきを) (人のよろこびまで) (おなかが減つて)
(そんなにおれが) (人のきめてくれた) (自分で自分を) (いいわるいを抜きにして)
(皮肉ならお止し、夜が) (皮肉ならお止し、どうせ) (それが哲学か)
(君の思ふ壺から) (喰べたものを) (ロダンを嫌ふのが) (三界をまたにかけた)
(彫刻は俺の錬金術) (「杉の芽のやうな」) (人麿よ、芭蕉よ)
(あまりよく知りもせずに) (与謝野晶子の歌に) (六十を越したら)
(あまりよく知りもせずに) (与謝野晶子の歌に) (六十を越したら)
(どうかきめないでくれ) (この猛獣を馴らして)
Shine meshi 支那飯(翻字)
大正一三年(一九二四)
春駒 温泉と温泉場 清廉
大正一四年(一九二五)
月曜日のスケルツオ 白熊 氷上戯技 首狩 傷をなめる獅子 少年を見る
ある首の幻想 校庭 狂奔する牛 車中のロダン あの詩人 無口な船長 後庭のロダン
珍客 葱
ある首の幻想 校庭 狂奔する牛 車中のロダン あの詩人 無口な船長 後庭のロダン
珍客 葱
大正一五年・昭和元年(一九二六)
路ばた 金 十大弟子 鯰 象の銀行 苛察 滑稽詩(穴蔵に先祖代々の兵糧が)
夜の二人 聖ジヤンヌ 感謝 ミシエル・オオクレエルを読む 新茶 雷獣 秋を待つ
深夜 大きな嚔 火星が出てゐる 冬の奴 偉大なるもの
昭和二年(一九二七)
あなたはだんだんきれいになる 無題(すばらしいものを見た) 懐ふ 二つの世界
不平な人に あけぼの 怒 或日の日記より(「怒」初出) 笑
二つに裂かれたベエトオフエン 花下仙人に遭ふ
エピグラム
超現実派 煩瑣派 卑近美派 詩人 新感覚派
二つに裂かれたベエトオフエン 花下仙人に遭ふ
エピグラム
超現実派 煩瑣派 卑近美派 詩人 新感覚派
美を見る者 「詩」
名所
大湧谷 草津
母をおもふ 母をおもふ(初出) 北東の風、雨 昔話
偶作十五篇
(彫刻はおそろしい) (どうせ死ぬ首の中に) (おれは眼を見て) (急にしんとして)
偶作十五篇
(彫刻はおそろしい) (どうせ死ぬ首の中に) (おれは眼を見て) (急にしんとして)
(翼のある人がある)(「急にしんとして」初出) (人間のからだは) (桃の実は)
(くるみの種を) (人生への怒は) (人情ぽいものよ) (真の自由の) (女がぽかんと)
(おれは力が) (木を彫ると) (ふつとさう思ふことがある)
(朝晩少しひやひやするアトリエで) (平和的な平和を)
(朝晩少しひやひやするアトリエで) (平和的な平和を)
天文学の話 平和時代 殺風景 或る墓碑銘 冬の言葉 その年私の十六が来た
昭和三年(一九二八)
ぼろぼろな駝鳥 最後の工程 彼は語る 竜 当然事 なにがし九段 さういふ友
あどけない話
偶作
(うやうやしいのは) (御岳山の行者は)
あの音 無限軌道 約束
夏書十題
青空 底 寒山詩 うつたうしきもの (ヤマノイモの) さうか、寒公
夏書十題
青空 底 寒山詩 うつたうしきもの (ヤマノイモの) さうか、寒公
(夜明けのかなかなに) 死ねば 無いからいい 一人づつが
同棲同類 何をまだ指さしてゐるのだ 或る日 カタバミの実 焼けない心臓 触知
存在 古事一則 旅にやんで 街上比興 その詩
昭和四年(一九二九)
首の座 独り酸素を奪つて 北島雪山 上州湯桧曽風景 人生 或る筆記通話
非ユークリツド的 偶作(詩歌の城に) (詩歌の城に)(「偶作」初出) 秋が来たんだ
激動するもの 上州川古「さくさん」風景 或る親しき友の親しき言葉に答ふ
孤独で何が珍らしい
昭和五年(一九三〇)
のんきな会話 のんきな会話(初出) 春の一年生 刃物を研ぐ人 消えずの火
籠球スナツプ シヨツト “Die Welt ist scoen” のつぽの奴は黙つてゐる
耳で時報をきく夜 冷熱 提要(「冷熱」異稿) 南極 機械、否、然り
友よ(まづ第一に)
昭和六年(一九三一)
一艘の船が二艘になること 似顔 不許士商入山門 美の監禁に手渡す者 卓上の七月
検温 霧の中の決意 ゆつくり急がう レオン ドウベル
昭和七年(一九三二)
非ヨオロツパ的なる 非欧米的なる(「非ヨオロツパ的 なる」改稿)
もう一つの自転するもの 五月のウナ電
昭和九年(一九三四)
「藤島武二画集」に寄す
昭和一〇年(一九三五)
人生遠視 風にのる智恵子 「悪魔の貞操」に寄す 寸言 秋風をおもふ ばけもの屋敷
村山槐多 詩の道
昭和一一年(一九三六)
鯉を彫る 荻原守衛 堅氷いたる
昭和一二年(一九三七)
少年に与ふ わが大空 よしきり鮫 マント狒狒 象 千鳥と遊ぶ智恵子
値ひがたき智恵子 秋風辞 夢に神農となる 晴天に酔ふ
値ひがたき智恵子 秋風辞 夢に神農となる 晴天に酔ふ
冬が来る(米予想収穫高の発表がすむと) 老耼、道を行く 未曾有の時 詩について
天日の下に黄をさらさう
昭和一三年(一九三八)
手紙に添へて 団十郎像由来 森のゴリラ 潮を吹く鯨 若葉 地理の書 山麓の二人
孤坐 日本の秋 或る日の記 吾が同胞 子を産む書物 その時朝は来る 群長訓練
新しき御慶 正直一途なお正月 こどもの報告
昭和一四年(一九三九)
米のめしの歌 レモン哀歌 軍艦旗 芋銭先生景慕の詩 初夏言志 初夏到来
つゆのよふけに 上海陸戦隊をおもふ 乃木大将を懐ふ 事変二周年 肉体 君等に与ふ
亡き人に 愛について お化屋敷の夜 銅像ミキイヰツツに寄す 紀元二千六百年
発足点 北冥の魚 冬 先生山を見る 紀元二千六百年にあたりて へんな貧
発足点 北冥の魚 冬 先生山を見る 紀元二千六百年にあたりて へんな貧
穴ずまひ(「へんな貧」初稿) 私は青年が好きだ 重大なる新年 源始にあり
昭和一五年(一九四〇)
ほくち文化 護国神社 蝉を彫る 落日 梅酒 五月のうた 新緑の頃 雷電の夜
最低にして最高の道 無血開城 純潔 歩くうた 式典の日に 漁村曙 少女立像
最低にして最高の道 無血開城 純潔 歩くうた 式典の日に 漁村曙 少女立像
朋あり遠方に之く 世界は美し 太子筆を執りたまふ われら持てり 新年に与ふ
昭和一六年(一九四一)
さくら 四月の馬場 風かをる(「四月の馬場」異稿) 清くして苦きもの 少女に
みかきにしん 協力の磊塊たれ 青年 荒涼たる帰宅 事変はもう四年を越す
事変はもう四年を越す(初出) 或会議に列して 迎火 純潔のうた 百合がにほふ
事変はもう四年を越す(初出) 或会議に列して 迎火 純潔のうた 百合がにほふ
新穀感謝の歌 必死の時 こころに美をもつ 危急の日に 大詔渙発 十二月八日
鮮明な冬 彼等を撃つ 新しき日に 神のごとく行へ
昭和一七年(一九四二)
昭和一七年(一九四二)
沈思せよ蒋先生 ことほぎの詞 変貌する女性 シンガポール陥落
夜を寝ざりし暁に書く 昭南島に題す 或る講演会で読んだ言葉 特別攻撃隊の方々に
独居自炊 帝都初空襲 戦歿報道戦士にささぐ 与謝野夫人晶子先生を弔ふ 仕事場にて
民国の民と兵とに与ふ 真珠港特別攻撃隊 鬱勃たる健康 われら文化を
山道のをばさん 女性はみんな母である 感激をかくさず 感激をかくさず(不許可稿)
三十年 神とともにあり 新天地 みなもとに帰るもの 少女よ 神これを欲したまふ
逞しき一念 覆滅彼にあり 寒夜読書 戦にきよめらる われらの道
決戦の年に志を述ぶ
夜を寝ざりし暁に書く 昭南島に題す 或る講演会で読んだ言葉 特別攻撃隊の方々に
独居自炊 帝都初空襲 戦歿報道戦士にささぐ 与謝野夫人晶子先生を弔ふ 仕事場にて
民国の民と兵とに与ふ 真珠港特別攻撃隊 鬱勃たる健康 われら文化を
山道のをばさん 女性はみんな母である 感激をかくさず 感激をかくさず(不許可稿)
三十年 神とともにあり 新天地 みなもとに帰るもの 少女よ 神これを欲したまふ
逞しき一念 覆滅彼にあり 寒夜読書 戦にきよめらる われらの道
決戦の年に志を述ぶ
昭和一八年(一九四三)
少女の思へる 殄滅せんのみ 紀元節を迎ふ さかんなるかな造船 「撃ちてし止まむ」
供木のことば 監視哨 あそこで斃れた友に 艦隊を見る 海軍魂を詠ず 軍人精神
提督戦死 厳然たる海軍記念日 山本元帥国葬 五月二十九日の事 報道の戦士をたたふ
われらの死生 「まつた」を知らず 「江田島」を読んで ビルマ独立 友来る
ぼくも飛ぶ おん魂来りうけよ 勤労報国 粛然たる天兵 救世観音を刻む人
フイリツピン共和国独立 四人の学生 全学徒起つ 戦に徹す 断じてかへさず
激戦未だ終らず 大決戦の日に入る 第五次ブーゲンビル島沖航空戦
十二月八日三たび来る 貴さ限りなし 少年飛行兵 少年飛行兵の夢 少女戦ふ
海上日出 熱鉄烈火の年 マキン、タラワの武人達 新年よ、熟視せよ 新年は見る
ぼくも飛ぶ おん魂来りうけよ 勤労報国 粛然たる天兵 救世観音を刻む人
フイリツピン共和国独立 四人の学生 全学徒起つ 戦に徹す 断じてかへさず
激戦未だ終らず 大決戦の日に入る 第五次ブーゲンビル島沖航空戦
十二月八日三たび来る 貴さ限りなし 少年飛行兵 少年飛行兵の夢 少女戦ふ
海上日出 熱鉄烈火の年 マキン、タラワの武人達 新年よ、熟視せよ 新年は見る
昭和一九年(一九四四)
昭南島生誕二周年 臣ら一億楠氏とならん 南洋眼前にあり 品性の美 少年兵
陽春の賦 敵ゆるすべからず 必勝の品性 春暁におもふ 山林頌 美をすてず 保育
写真を見て 米英自ら知らず 合せ祀らるる靖国の神に われらの祈 戦意愈々昂し
古代の如く たのしい少女 弾薬手 根元の道 ほんとの力 婦女子凜烈たり
黒潮は何が好き 南瓜賦 米英来る 美しき落葉 最大の誇りに起つ 神州護持
十二月八日四度来る われらの雄たけび わたつみのうた 大東亜の子ども達よ 満三年
新春に面す
陽春の賦 敵ゆるすべからず 必勝の品性 春暁におもふ 山林頌 美をすてず 保育
写真を見て 米英自ら知らず 合せ祀らるる靖国の神に われらの祈 戦意愈々昂し
古代の如く たのしい少女 弾薬手 根元の道 ほんとの力 婦女子凜烈たり
黒潮は何が好き 南瓜賦 米英来る 美しき落葉 最大の誇りに起つ 神州護持
十二月八日四度来る われらの雄たけび わたつみのうた 大東亜の子ども達よ 満三年
新春に面す
二千六百五年のむかし 皇太子さま御乗馬
昭和二〇年(一九四五)
皇国骨髄の臣 梅花かをる 青春のうた 力を知る 無想の剣 おほぞらのうた
栗林大将に献ず 神潮特別攻撃隊 戦火 琉球決戦 海軍記念日に 薫風の如く
勝このうちにあり
小曲二篇
(花はなにとて) (木の実草の実)
石くれの歌
(石くれは動かない) (あかい佐渡石が)
一億の号泣 犯すべからず 小曲二篇 石くれの歌 非常の時 松庵寺 武装せざる平和
永遠の大道 雪白く積めり
昭和二十一年(一九四六)
和について 皇太子さま 国民まさに餓ゑんとす 雲 絶壁のもと (観自在こそ)
昭和二二年(一九四七)
山菜ミヅ 田植急調子 (リンゴばたけに)
暗愚小伝
家
土下座 ちよんまげ 郡司大尉 日清戦争 御前彫刻 建艦費 楠公銅像
転調
彫刻一途 パリ
反逆
親不孝 デカダン
蟄居
美に生きる おそろしい空虚
二律背反
協力会議 真珠湾の日 ロマン ロラン 暗愚 終戦
炉辺
報告 山林
暗愚小伝断片
わが詩を読みて人死に就けり (死はいつでも)
山のひろば 蒋先生に慙謝す 脱卻の歌 「ブランデンブルグ」 試金石 岩手山の肩
昭和二三年(一九四八)
人体飢餓 東洋的新次元
山口より
山口部落 かくしねんぶつ クロツグミ ヨタカ 別天地
噴霧的な夢 おれの詩 お祝のことば 新年 岩手の人 (人間劣性の)
昭和二四年(一九四九)
若しも智恵子が 女医になつた少女 悪婦 山の少女 山からの贈物 月にぬれた手
滑稽詩二篇
Rilke Japonica etc. 赤トンボ
智恵子抄その後
元素智恵子 メトロポオル 裸形 案内 あの頃 吹雪の夜の独白
鈍牛の言葉 山荒れる この年 あいさつ 一九五〇年
鈍牛の言葉 山荒れる この年 あいさつ 一九五〇年
昭和二五年(一九五〇)
偶作(人が機械をつくるといふ) 典型 建てましよ吾等の児童会館 クチバミ
金田一国士頌 東北の秋 開拓に寄す 大地うるはし 人間拒否の上に立つ 明瞭に見よ
船沈まず 遠い地平 初夢まりつきうた 酔中吟
昭和二六年(一九五一)
岩盤に深く立て 智恵子と遊ぶ
昭和二七年(一九五二)
昭和二七年(一九五二)
山のともだち ばた屋 餓鬼 (四つの仮面は) 報告(あなたのきらひな東京へ)
お正月に
昭和二八年(一九五三)
東京悲歌 十和田湖畔の裸像に与ふ かんかんたる君子
昭和二九年(一九五四)
記者図 弦楽四重奏 新しい天の火
昭和三〇年(一九五五)
開拓十周年 追悼 開びゃく以来の新年 お正月の不思議 生命の大河
解題(北川太一)
年譜(北川太一編)
編者覚え書(北川太一)
詩題索引
この時点で確認できていた光太郎詩全編を編年体で収めてあります。初出発表形と決定稿がかなり異なる場合には、初出発表形もならべてあります。
先だつ昭和41年(1966)には新潮社から『高村光太郎全詩集』が出ていますが、そちらは詩集を根幹とした配列で言わば紀伝体でした。
この時点で確認できていた光太郎詩全編を編年体で収めてあります。初出発表形と決定稿がかなり異なる場合には、初出発表形もならべてあります。
先だつ昭和41年(1966)には新潮社から『高村光太郎全詩集』が出ていますが、そちらは詩集を根幹とした配列で言わば紀伝体でした。



























「水タバコ」という嗜好品があるそうです。紙巻きタバコは数十年愛用していますが、寡聞にして詳しいことは存じませんでした。






































































野村喜和夫の詩集『地面の底のわれわれの顔――わが近未来近代』(思潮社)は「二十世紀日本語詩」を独自の受け止め方と解釈のもとに「書き換え」た作品から成る。



























































































































































