10月23日(水)
同日、京都市の文星堂さんで「文星堂 定期演奏会 秋の音楽会」が開催され、「智恵子抄」から詩篇の朗読がありました。

12月1日(日)
白水社さんから雑誌『ふらんす』2024年12月号が発行されました。「世界遺産、ノートルダム大聖堂」という特集が組まれ、光太郎詩「雨にうたるるカテドラル」を取り上げた仏文学者の鹿島茂氏の「ノートルダム大聖堂と原始の森」が載っています。
12月7日(土)
『岩手日報』さんに掲載された「みちのく随想」というコーナーの、「私たちのリレー」というエッセイ。お書きになったのは、宮澤賢治の妹・トシの母校にしてトシ自身も教壇に立った花巻南高等学校さんの菊池久恵先生。文芸部さんの顧問をお務めです。昨年11月の花巻高村光太郎記念館さん企画展 、今年6月のイベント「五感で楽しむ光太郎ライフ」での智恵子のエプロン復刻などについてご紹介して下さいました。
同日、中央公論新社さんから辻田真佐憲氏著『ルポ 国威発揚 「再プロパガンダ化」する世界を歩く』が発行されました。光太郎詩碑を取り上げた「よみがえった「一億の号泣」碑」、光雲原型作のモニュメントに触れた「東の靖国、西の護国塔」という章を含みます。
最後は年間通しての話になりますが、毎月15日、花巻市の道の駅はなまき西南さん内のテナント・ミレットキッチンフラワーさんで、豪華弁当「光太郎ランチ」が販売されました。また、同じく花巻市のワンデイシェフの大食堂さんで不定期に8回「こうたろうカフェ」。共に主に食を通じて光太郎顕彰に当たられているやつかの森LLCさんが、光太郎の日記などを元にメニューを考案、「こうたろうカフェ」では調理も担当なさいました。
いろいろあった1年間でした。ご関係の皆様のさらなるご活躍とご健勝を祈念いたします。同時に、来年も今年を上回る勢いでいろいろあることを期待いたします。
【折々のことば・光太郎】
晶子会発起人中へ加はる事は承諾いたします、 歌碑の方の御相談については御返事を保留して、もつと考へます、多分小生には無理でせう、やはり建設の場に居ないとやりにくいと思ひます、
与謝野晶子の一番弟子を自負していた中原綾子。顕彰のための会を起ち上げ、晶子の弟分だった光太郎にも協力を要請しました。