愛知からコンサート情報ですが、8月の段階でチケット完売とのこと。ただ、キャンセル等があるかも知れませんし、記録のためにもご紹介しておきます。
HITOMIホールプリズムステージ 朗読と音楽が紡ぐ愛、「智恵子抄~田園交響楽より~」
期 日 : 2024年10月9日(水)/10月10日(木)
時 間 : 15:00~
会 場 : HITOMIホール 名古屋市中区葵三丁目21番19号メニコンアネックス5F
料 金 : 一般 前売り3,000円/当日3,500円 大学生迄 前売り・当日ともに1,500円
「智恵子抄」は、詩人・高村光太郎によって書かれた詩集。妻・智恵子との出会いから死後までの約30年間に書かれた、彼女にまつわる作品集です。プリズムステージでは、智恵子が愛したと言われているベートーヴェンの「交響曲第6番『田園』」をモチーフにしたオリジナル音楽とともに構成します。
●作曲 宗川諭理夫
●朗読 たかべしげこ、大田翔
●演奏 ヴァイオリン 寺田史人 チェロ 佐藤光 ハープ 天野世理
光太郎の描いた精神世界、届かない智恵子への憧れと渇望、そして絶望。理性的な美しい言葉たち。挑戦のステージです。
同じ会場で、似たタイトル(今回の「愛」が「純愛」でした)の公演が平成28年(2016)、同29年(2017)、同30年(2018)と3年連続で開催されました。基本的には再演なのでしょうが、演者の方々は過去のそれとは異なっています。
昨日ご紹介した野田秀樹氏作の演劇「売り言葉」にしてもそうですが、「智恵子抄」、様々な切り口からの二次創作が可能な素材です。今後ともこういったものが作り続けられ、上演され続けられて欲しいものです。
【折々のことば・光太郎】
小鳥も多くなり、木ツツキが小屋の屋根をたたきます、木ツツキが来ると冬が近づきます。今はススキの穂がいちめんに銀いろで海のやうです。木々は既に紅葉をはじめ、山口山は上の方から赤くなつて来ました。今に路傍の草までまつかになることでせう。
蟄居生活を送っていた花巻郊外旧太田村の秋。約2ヶ月後に発表した連作詩「智恵子抄その後」の中では、「智恵さん斯ういふところ好きでせう。」と謳いました。
昨日ご紹介した野田秀樹氏作の演劇「売り言葉」にしてもそうですが、「智恵子抄」、様々な切り口からの二次創作が可能な素材です。今後ともこういったものが作り続けられ、上演され続けられて欲しいものです。
【折々のことば・光太郎】
小鳥も多くなり、木ツツキが小屋の屋根をたたきます、木ツツキが来ると冬が近づきます。今はススキの穂がいちめんに銀いろで海のやうです。木々は既に紅葉をはじめ、山口山は上の方から赤くなつて来ました。今に路傍の草までまつかになることでせう。
昭和24年(1949)10月26日 椛沢ふみ子宛書簡より 光太郎67歳
蟄居生活を送っていた花巻郊外旧太田村の秋。約2ヶ月後に発表した連作詩「智恵子抄その後」の中では、「智恵さん斯ういふところ好きでせう。」と謳いました。