一昨日、昨日と、みちのくの光太郎智恵子ゆかりの地、十和田湖と安達太良山でランタン打ち上げイベントが行われました。その報道をご紹介します。
まず十和田湖。「第56回十和田湖湖水まつり」の一環としての「スカイランタン」。『東奥日報』さん。
まず十和田湖。「第56回十和田湖湖水まつり」の一環としての「スカイランタン」。『東奥日報』さん。
夜空にランタン、幻想の輝き/十和田湖
十和田湖畔休屋で7日夜、湖水まつり(同実行委主催)が開かれた。オレンジや青の光がともったスカイランタン1130個が浮かび上がり、来場者が幻想的な輝きに見入った。イベントは昨年に続き2回目。ランタンは縦約60センチ、横約35センチで、発光ダイオード(LED)を内蔵。「AOMORIバルーン集団ねじりんご」と共同で製作した。
来場者は会場内の各所にそれぞれ陣取り、ランタンが飛び去らないように取り付けた20メートルのひもを使って、思い思いの高さでランタンを夜空に浮かべた。フィナーレには約5分間、花火が上がり、花火とスカイランタンの光が夜空を彩った。
家族と会場を訪れた青森県十和田市の美容師・佐々木美由紀さん(27)は「ランタンには家族が健康でいてほしいという願いを込めた。子どもたちも『きれい』と言って楽しんでくれた」と話した。
会場にはフードコートが設けられ、かき氷などを食べながらゆったりと過ごす人も見られた。遊覧船による約50分のナイトクルーズも行われた。
【折々のことば・光太郎】
岡本弥太の除幕式は今日午後の由。
(明32=1899~昭17=1942)は高知出身の詩人で、光太郎と直接会ったことはなかったようですが、生前唯一の詩集『瀧』を光太郎に贈り、光太郎からの礼状が届けられたりしました。そうした縁から、高知に建てられた詩碑の揮毫を光太郎が依頼され、それに関する記述です。
『デーリー東北』さん。
夜空に浮かぶ明かりに願い込め 十和田湖湖水まつり開幕
十和田湖湖水まつりが7日、十和田市の休屋地区で開幕した。夜には市民の願いが書き込まれた1131個のスカイランタンが打ち上げられ、参加者が夜空に広がるオレンジとブルーの柔らかな明かりに、新型コロナウイルスの早期収束などの願いを込めた。
ランタンの打ち上げは、昨年から実施しており、今年は新たに湖上から眺める遊覧船ナイトクルーズや花火のショーも行った。
この日は、参加者が、午後8時半の合図で一斉にランタンを夜空に放った。
十和田市東二番町の主婦福田麻衣さん(39)は「家族が仲良く元気に暮らせることを願った」、長女の莉子ちゃん(5)も「映画みたいできれい。また見たい」と満足げな様子だった。
『北鹿新聞』さん。十和田市東二番町の主婦福田麻衣さん(39)は「家族が仲良く元気に暮らせることを願った」、長女の莉子ちゃん(5)も「映画みたいできれい。また見たい」と満足げな様子だった。
湖上彩る花火とランタン 十和田湖 湖水まつり 「コロナ収束」の願いも
小坂町と青森県十和田市にまたがる十和田湖畔で7、8日の両日、十和田湖湖水まつり(実行委主催)が開かれた。観光客らはスカイランタンと花火の共演を楽しんでいた。
夏の十和田湖の活性化を目的に行われており、今年で56回目。新型コロナウイルス感染症対策で入場者を制限し開催した。
7日夜、参加者はヘリウムガスを浮力とし、発光ダイオード(LED)ランプを内蔵した「スカイランタン」を購入。ランタンに願い事を書き、ひもをつけて午後8時30分に一斉に空に上げた。
オレンジ色や青色の1131個のランタンが夜空に輝く中、200発の花火が音楽に合わせて打ち上げられた。入場した観光客、約2400人は幻想的に漂うランタンと十和田湖の水面に反射して輝く花火に「きれい」などと歓声を上げて楽しんでいた。
同時刻に行われた「十和田湖遊覧船ナイトクルーズ」では観光客が湖上から花火を楽しんでいた。
このほか、午後5時から同9時まで焼きそばなど5店の飲食店ブースが出店した。
親子で訪れた青森県南部町の30代の女性は「ランタンにコロナ収束の願いを書いて飛ばした。今年初めての素晴らしい花火だった」と笑顔で話した。
続いて、安達太良山。『福島民報』さん。福島・二本松の夜空にランタン舞う 願い事託しフェス
ランタンに願い事を託して夜空に放つ「LEDスカイランタンフェスティバル」は7日、福島県二本松市のあだたら高原リゾートで始まった。9月19日まで計8回実施する。
赤、青、緑、ピンク、オレンジの5色の発光ダイオード(LED)を入れたランタンに、参加者が願い事を書いた短冊を結んで空に放した。開催中の「あだたらイルミネーション」と合わせて幻想的な雰囲気を醸し出していた。
今後は14、21、28、9月4、11、18、19の各日に催す。午後6時に受け付けを開始し、同8時にランタンを空に放つ予定。参加料は3500円(税込み)。前日までに要予約。問い合わせは富士急安達太良観光へ。
記事にあるとおり、安達太良山では来月中旬までの土曜日と、9月19日(日)に開催されます。コロナ感染にはお気を付けつつ、コロナ収束の願いを込め、ぜひ足をお運び下さい。【折々のことば・光太郎】
岡本弥太の除幕式は今日午後の由。
昭和23年(1948)7月17日の日記より 光太郎66歳
(明32=1899~昭17=1942)は高知出身の詩人で、光太郎と直接会ったことはなかったようですが、生前唯一の詩集『瀧』を光太郎に贈り、光太郎からの礼状が届けられたりしました。そうした縁から、高知に建てられた詩碑の揮毫を光太郎が依頼され、それに関する記述です。