地上波日本テレビさん系で放映されている5分間番組「心に刻む風景」。先週、6月30日(水)から、全6回(毎週水曜夜)で「高村光太郎・智恵子」の放映が始まりました。当方、ちょっとだけお手伝いさせていただいております。

まず明日の放映分の予告から。

心に刻む風景 高村光太郎・智恵子 #2 フランス・パリ…パリの芸術を求めて

地上波日本テレビ 2021年7月7日(水) 21:54〜22:00

歴史に名を残す人物の誕生の地や活躍の舞台、終の棲家などを訪ねます。今も残る建物や風景から彼らの人生が浮かび上がってきます。

#2 舞台(フランス・パリ)
110年ほど前に、パリの街にやってきた光太郎。
パリの芸術を見て、衝撃を受ける。
帰国後は彫刻家・詩人としても斬新な作品を発表し続ける

ナレーション 日本テレビアナウンサー辻岡義堂
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先週放映の#1は、「福島・二本松 智恵子抄のはじまり」でした。
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JR東北本線二本松駅前にたたずむ智恵子像「ほんとの空」。今年1月に亡くなった、故橋本堅太郎氏の作品です。
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福島二本松の、智恵子生家。まずは一階の帳場や座敷など。
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続いて二階の智恵子の居室(通常、非公開)。
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再び階下。座敷から望む庭。
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光太郎の留学仲間でもあった画家・津田青楓に語ったされる、智恵子の言葉から。
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生家裏山、光太郎と智恵子が歩いた「愛の小径」。
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振り返ると、智恵子生家。
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CMを除くと、実質、2分ちょっとですが、いい感じです。

明日のパリ編も、ぜひご覧下さい。

【折々のことば・光太郎】

午后ズボン下右膝の破れを修繕、布をウラに二枚あてる。


昭和23年(1948)4月3日の日記より 光太郎66歳

光太郎、裁縫は不得手でしたが、そうそうやってくれる人もいないので、仕方なく自分で縫うしかありませんでした。

松尾芭蕉の『奥のほそみち』の冒頭部分にある「股引のやぶれをつづり」を思い出します。ただ、そちらは芭蕉がみちのくへの旅に出る支度の一環でしたが、光太郎は、まだこの後4年半、花巻郊外旧太田村の山小屋にこもり続けます。