平成27年(2015)に始まり、これまで、全国10都市ほどで不定期に開催されてきた、福島大学うつくしまふくしま未来支援センターさん主催のシンポジウム「ほんとの空が 戻る日まで」。今年は当初予定だと、2月3日(水)に福島市で公開開催されるはずでしたが、やはりコロナ禍のため、オンライン配信に変更となりました。

福島大学うつくしまふくしま未来支援センター設立10周年シンポジウム「ほんとの空が戻る日まで~東日本大震災発生から10年―これまでの取組みと今後~」

2021年3月11日(木)~ 福島大学ホームページ 「震災10年特設ページ」にて配信予定。

東日本大震災発生から10年を迎えるにあたり、被災地域の復興に向けてのこれまでの取組みを伝えるとともに、現在直面している課題及び今後の在り方について考えます。

基調講演「震災復興に向けての福島県の取組みと大学に期待すること」
橘清司氏(福島県企画調整部長)
講演「楢葉町のこれまでの取組みと今後の展望」           松本幸英氏(楢葉町長)
講演「スーパーゼロの心―双葉町で叶える夢―」     浅野雅己氏(浅野撚糸株式会社社長)
鼎談「これからの福島を担う若者をどのように育てるか」
南郷市兵氏(ふたば未来学園中学校・高等学校副校長)
三浦浩喜氏(福島大学長)
前田悠氏(福島大学災害ボランティアセンター統括マネージャー)
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昨年はコロナ禍が本格的になる直前の2月、原発事故で大きな被害を受けた福島県双葉郡富岡町での開催でした。親しくさせていただいている、双葉郡川内村長の遠藤雄幸氏がパネラーをなさったこともあり、拝聴に伺いました。平日の昼間にもかかわらず、多くの聴衆が集まっていて驚きました。

今回は公開中止ということで、やはり残念ではありますが、この手のイベントであればオンライン配信にも向いていると言えば向いているような気もします。ただ、やはり、講師の方々も、目の前に聴衆がいるのといないのとでは、違ってくるのかなという気がします。

それでもオンライン配信、元々遠隔地にお住まいだったり、当日に外せない他の用事があったりといった方への対応という意味でも、コロナ禍終息後も広く行われるのではないでしょうか。基本は対面、それを補う方法として、という感じで普及する分には、いいことと存じます。

さて、3月11日(木)からの配信、ぜひご覧下さい。

【折々のことば・光太郎】

(室内)インキ、酢、糊凍る。


昭和22年(1947)2月4日の日記より 光太郎65歳

花巻郊外旧太田村の粗末な山小屋。液体のインクや酢が凍るのはまだしも、糊が凍るというのは想像が付きません。