光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」のライトアップも為された青森県十和田湖畔での「カミのすむ山 十和田湖 光の冬物語 2020-2021 in国立公園十和田湖 十和田神社 by FeStA LuCe」。昨年11月に始まり、先月いっぱいで閉幕しました。
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上の画像は十和田奥入瀬観光機構さんのサイトから。

閉幕直前の地方紙二紙の記事をご紹介します。まず『デーリー東北』さん

十和田湖光の冬物語、来場者1万人突破/青森

 十和田湖畔休屋で昨年11月から開催している光の祭典「カミのすむ山 十和田湖 光の冬物語 in 国立公園十和田湖 十和田神社 by フェスタ・ルーチェ」(十和田湖冬物語実行委員会主催)の来場者が25日、1万人を突破した。節目の来場となったのは、十和田市東十二番町の介護士安藤麻紀さん(30)。同神社入り口の鳥居前で記念セレモニーを行い、実行委の中村秀行委員長が安藤さんに記念品を贈呈した。
 毎年恒例の雪祭り・十和田湖物語は今冬、「光の冬物語」としてリニューアル。同神社周辺約1キロのコースを、十和田湖伝説をモチーフにしたイルミネーションなどで演出し、幻想的な空間を創り出している。
 写真共有アプリ「インスタグラム」やテレビCMからイベントを知り、八戸市在住の友人と一緒に足を運んだという安藤さん。中村委員長から記念品として、限定グッズや十和田市の地酒、秋田県小坂町のワインを受け取り、思い掛けない幸運に驚きながら、「最高の贈り物、時間になった」と喜んでいた。
 「光の冬物語」は31日まで。開催時間は午後5~8時。入場は当日1600円、小学生以下無料。問い合わせは専用ウェブサイトか、同実行委=電話0176(75)1531=へ。
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続いて『東奥日報』さん

「光の冬物語」来場者1万人/十和田

 青森県十和田市休屋地区の十和田神社をメイン会場に昨年11月に開幕した「光の冬物語」の来場者数が25日、1万人を突破し、対象者に記念品が贈られた。
 1万人目は、同市の介護士安藤麻紀さん(30)と、友人で八戸市の看護師沼澤由佳さん(30)。イベント実行委員会の中村秀行委員長らが記念品のオリジナルマグカップや地酒、秋田県小坂町のワインを贈呈した。安藤さんは「テレビCMを見てとてもきれいだったので来てみた。1万人目は予想もしていないこと。友人と最高の時間にしたい」と話した。
 光の冬物語開催は午後5時〜8時、1月末まで。200発の花火が会場を彩る関連イベント「冬花火in十和田湖」を入場者数の制限を設けて28〜30日午後6時すぎに行う(30日は満員)。問い合わせは実行委(電話0176-75-1531)へ。
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以前は「十和田湖冬物語」として開催されていたイベントが、イルミネーションなどを中心に形を変えて実施されたもので、どうなることかと心配していたのですが、それなりの賑わいだったようで、胸をなで下ろしました。

初めての試みで、来て下さる人がいないと仕方がありませんし、さりとてクラスターを起こしては大変だし、関係者の皆さんのご苦労はさぞ大変だったと思われます。調べてみましたところ、やはりコロナ禍対策ということで、会期中に開催時間の変更などもあったようでした。

記事にあるとおり、地元ではテレビCMも放映されていたのですね。


下の動画、「乙女の像」は1分54秒頃から。

来冬以降、どういう形になるのか未知数ですが、もしまた実施され、さらにコロナ禍が終息するようであれば、ぜひ行ってみたいものです。

関係者の皆さん、お疲れさまでした。

【折々のことば・光太郎】

早池峯に霞かかり山脈の遠近大和絵の如し。平和な村の風景。 暑からず、寒からず、空気かをる如し。
昭和21年(1946)5月4日の日記より 光太郎64歳

終戦後初めて迎えた春。空には爆撃機も戦闘機も飛んでいないわけで、「平和」の語が実感されたことでしょう。