光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」の立つ、青森十和田湖からイベント情報です

昨冬まで「十和田湖冬物語」として開催されていたイベントが、新型コロナの影響もあるのでしょう、形を変えて実施されるようです。

カミのすむ山 十和田湖 光の冬物語 2020-2021 in国立公園十和田湖 十和田神社 by FeStA LuCe

期 日 : 2020年11月18日(水)~2021年1月31日(日)
会 場 : 十和田神社 青森県十和田市大字奥瀬十和田湖畔休屋486
時 間 : 17:00~21:00
料 金 : 前売チケット おとな1,200円(税込)当日チケット おとな1,600円(税込)
      小学生以下無料

イルミネーションと光の十和田神社 あたらしい「冬物語」がはじまる!

舞台は国立公園十和田湖十和田神社。日が暮れる頃より、大きな樹木に囲まれた鳥居をくぐり、約1kmの道のりを歩いていきます。修験者が修行や祈願をしていた「開運の小径」の”6”になぞらえて、6つの光の演出を中心に、光で道を作り人々をいざなう。荒れた湖が平和で穏やかになり、人々が祈願に訪れる場所になるまでの様子をイルミネーション、3D、レーザー、ライトアップ、プロジェクションマッピング、など森に溶け込んだ光と音楽の演出で湖畔を帰る道のりまでを創ります。
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これまでは、夏期には駐車場として使われている広大なエリアを特設会場に、自衛隊の皆さんのご協力で巨大雪像が作られ、その前のステージでコンサートやプロジェクションマッピングが行われたり、花火の打ち上げがあったり、会場内にはプレハブやかまくらのブースが出たりというイベントでした。当方、平成26年(2014)平成30年(2018)にお邪魔しました。

今回は特設会場ではなく、通常の街並みが会場となるようで、「十和田神社周辺全長約1kmの道のりを、諸説語り継がれる十和田湖伝説をもとに、イルミネーションやプロジェクションマッピングを使い、神秘的な光で演出」だそうです。

また、これまでは「乙女の像」のライトアップが為されていたのですが、今回はどうなるのか、問い合わせてみます。

追記 例年通り、「乙女の像」のライトアップも為されるそうです!

夏の「湖水まつり」も、昨年までは花火大会的なイベントだったのが、今年からランタン打ち上げをメインに様変わり。冬も大きくリニューアルということで、どんな感じになるのかな、というところです。

報道等がなされましたらまたご紹介いたします。

【折々のことば・光太郎】

天性的に、生涯、童子の性情を失ひ切らぬ者がある。かゝる種類の詩人こそ、天成の童謡詩人で、童謡とは本来斯の如き詩人にのみ許された詩の一ジヤンルであつて、斯の如き詩人以外の詩人の筆のすさびに成る、童子の発想法を模倣した片言まじりの詩の如きは、極言すれば童謡の冒涜に過ぎない。


散文「藻汐帖所感」より 昭和6年(1931) 光太郎49歳

最近発見した童謡に関する評論です。子供向けだからといって馬鹿にするな、と、手厳しい論調になっています。くわしくはこちら