新着情報系、無くはないのですが、一旦休止しまして、2~3日、「最近手に入れた古いもの」をご紹介します。
本日は、昭和43年(1968)発行のソノシート。
発端は、当会会友にして劇作家・女優の渡辺えりさんがご出演なさったテレビ番組「ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 渡辺えり×石原正康」。8月22日(土)、BS朝日さんでオンエアされました。
渡辺さん、お父様が光太郎と交流があり、幼い頃から光太郎の詩を聞かされて育ったとのことです。そしてご実家に飾られていた光太郎の肖像写真を、実のおじい様だと思いこんでいたそうで(笑)。ご自身も光太郎を主役とした演劇「月にぬれた手」を作られたり、連翹にも足繁くご参加下さったりしています。
そのお父様の件が話題になるかな、と思って拝見していましたところ、案の定でした。
なるほど。
この話は初めて伺いまして、気になって調べてみました。
すると、「某製菓」は「明治製菓」さん。昭和43年(1968)頃にザ・タイガースさんのソノシートがもらえるというキャンペーンを展開していたそうです。ソノシートは5種類、ザ・タイガースさんのメンバーが5人でしたので(岸部一徳さんがリーダーでしたね)、それぞれが「主役」のもの1種類ずつだったようです。
沢田さんは「あなたにささやくジュリー」。音声が動画サイトYouTubeにアップされていました。
本日は、昭和43年(1968)発行のソノシート。
発端は、当会会友にして劇作家・女優の渡辺えりさんがご出演なさったテレビ番組「ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 渡辺えり×石原正康」。8月22日(土)、BS朝日さんでオンエアされました。
渡辺さん、お父様が光太郎と交流があり、幼い頃から光太郎の詩を聞かされて育ったとのことです。そしてご実家に飾られていた光太郎の肖像写真を、実のおじい様だと思いこんでいたそうで(笑)。ご自身も光太郎を主役とした演劇「月にぬれた手」を作られたり、連翹にも足繁くご参加下さったりしています。
そのお父様の件が話題になるかな、と思って拝見していましたところ、案の定でした。
渡辺さん、お父様と光太郎の件は、これまでもさまざまなメディア等で語られていました。
ところが、今回の番組では、それに加えてまったく別の文脈から光太郎の名。それは……
小学生の頃から、沢田研二さんの大ファンだったそうで……
ところが、今回の番組では、それに加えてまったく別の文脈から光太郎の名。それは……
小学生の頃から、沢田研二さんの大ファンだったそうで……
「あれする」というのは、「応募券的なものを集めて送る」という意味のようです。
「ソノシート」とか「ちっちゃいプレーヤー」とか、1960年代「あるある」ですが、若い人はおわかりになるかどうか(笑)。
「声」は、沢田さんの声です。
するとここで、光太郎。
「ソノシート」とか「ちっちゃいプレーヤー」とか、1960年代「あるある」ですが、若い人はおわかりになるかどうか(笑)。
「声」は、沢田さんの声です。
するとここで、光太郎。
なるほど。
この話は初めて伺いまして、気になって調べてみました。
すると、「某製菓」は「明治製菓」さん。昭和43年(1968)頃にザ・タイガースさんのソノシートがもらえるというキャンペーンを展開していたそうです。ソノシートは5種類、ザ・タイガースさんのメンバーが5人でしたので(岸部一徳さんがリーダーでしたね)、それぞれが「主役」のもの1種類ずつだったようです。
沢田さんは「あなたにささやくジュリー」。音声が動画サイトYouTubeにアップされていました。
光太郎の件は、0:42あたりから。
さて、そうなると、このソノシート自体も手に入れたいと思い、探してみましたら、意外にあっさり見つかりました。
B面が「お部屋でおしゃべりタイガース」。5人のメンバー総出演です。おそらく5種類共通なのでしょう。こちらも聴いてみましたが、残念ながら誰が誰だか分かりません(笑)。渡辺さんなら、「あ、これがジュリーよ!」とすぐわかるのでしょうが(笑)。さらにおそらく当時の明治製菓さんのCMソングも入っていました。
そしてA面が「あなたにささやくジュリー」。
いやー、レトロです(笑)。
それにしても、タイガースさんより少し後の、西城秀樹さん、野口五郎さんなどにも光太郎がらみのお仕事がありましたが、昔の歌手の皆さんはそうだったのですね。まあ、昔に限らず、そういうテイストが桑田佳祐さんや米津玄師さんあたりに受け継がれているのかも知れませんが。
明日も「最近手に入れた古いもの」シリーズで行かせていただきます。
【折々のことば・光太郎】
人が見てゐなければどんな事でもする。法律に触れなければどんな不都合でもはたらく。露見しないうちはどんな賄賂でもとる。此の一聯の卑屈な、被圧迫民的、劣等感所有者的、素町人的な非倫理的根性が国民の間に瀰漫してゐるうちは、文化について云々する事すら馬鹿げてゐると思ふほどやり切れない気持に時々襲はれる。
さて、そうなると、このソノシート自体も手に入れたいと思い、探してみましたら、意外にあっさり見つかりました。
B面が「お部屋でおしゃべりタイガース」。5人のメンバー総出演です。おそらく5種類共通なのでしょう。こちらも聴いてみましたが、残念ながら誰が誰だか分かりません(笑)。渡辺さんなら、「あ、これがジュリーよ!」とすぐわかるのでしょうが(笑)。さらにおそらく当時の明治製菓さんのCMソングも入っていました。
そしてA面が「あなたにささやくジュリー」。
いやー、レトロです(笑)。
それにしても、タイガースさんより少し後の、西城秀樹さん、野口五郎さんなどにも光太郎がらみのお仕事がありましたが、昔の歌手の皆さんはそうだったのですね。まあ、昔に限らず、そういうテイストが桑田佳祐さんや米津玄師さんあたりに受け継がれているのかも知れませんが。
明日も「最近手に入れた古いもの」シリーズで行かせていただきます。
【折々のことば・光太郎】
人が見てゐなければどんな事でもする。法律に触れなければどんな不都合でもはたらく。露見しないうちはどんな賄賂でもとる。此の一聯の卑屈な、被圧迫民的、劣等感所有者的、素町人的な非倫理的根性が国民の間に瀰漫してゐるうちは、文化について云々する事すら馬鹿げてゐると思ふほどやり切れない気持に時々襲はれる。
散文「倫理の確立」より 昭和15年(1940) 光太郎58歳
現代においても状況は殆ど変わっていないような……。いや、「法律に触れなければ」でなくて「法律に触れようが」だったり、「法律に触れるなら法律の方を変えて」だったりする分、悪質化しているのかも知れません。