まずは福島。
智恵子の故郷、福島二本松に聳える安達太良山で日曜日に行われた朗読イベントについての報道です。
顕彰団体が詩朗読 智恵子生誕130年を記念 二本松
福島県二本松市出身の洋画家高村智恵子を顕彰している智恵子のまち夢くらぶは17日、安達太良山(1700メートル)8合目の薬師岳で詩人高村光太郎が妻智恵子を詠んだ詩集「智恵子抄(ちえこしょう)」の朗読会を開いた。
智恵子生誕130年と光太郎没後60年を記念して開催した。
参加者約15人はあいにくの梅雨空から姿をのぞかせた山頂を背に、智恵子抄の一節「レモン哀歌」「樹下の二人」「あどけない話」「風にのる智恵子」などをそれぞれ読み上げた。小野町出身の丘灯至夫さんが作詞した歌謡曲「智恵子抄」を合唱した。
(『福島民報』)



安達太良山で「智恵子抄」朗読会 心の目で青い空を
二本松市出身の洋画家・紙絵作家高村智恵子の顕彰に取り組む同市の智恵子のまち夢くらぶは17日、同市の安達太良山で、夫光太郎の詩集「智恵子抄」の朗読会を開いた。参加者が「樹下の二人」「あどけない話」などを朗読した。
智恵子生誕130年・夫光太郎の没後60年記念事業。あどけない話に「阿多多羅(安達太良)山の山の上に毎日出てゐる青い空が智恵子のほんとの空だといふ」という一節があることから、初の朗読会が企画された。
約15人が参加。薬師岳の「この上の空がほんとの空です」と書かれた標柱の前で朗読会を開いた。熊谷健一代表が「曇り空だが、心の目で青い空を見てほしい」とあいさつ。全員で「智恵子抄」の歌を合唱した後、順番に朗読した。
暗唱で「あの頃」を朗読した郡山市の日高計子さん(73)は「この詩からは智恵子の芯の強さがうかがえる」と話した。
(『福島民友』)

夢くらぶさん、地味な活動ですが、こういうことが大事なのだと思います。
続いて青森。やはり先週末に行われた第51回十和田湖湖水まつりの報道です。
十和田湖畔休屋で湖水まつり開幕
第51回十和田湖湖水まつり(主催・同まつり実行委員会)が16日、青森県十和田市の十和田湖畔休屋で始まった。訪れた人たちがイベントや乙女の像のライトアップ、花火などを楽しんだ。
休屋の太陽広場では「チームわんぱくとわだっこ」がよさこい演舞を披露。十和田湖自然ガイドクラブの人たちは、いつも早朝案内している1時間の湖畔散策を午前と午後の2回行い、周辺の歴史や見どころを観光客に紹介した。
午後6時からは乙女の像がライトアップされ、幻想的な姿を見せた。夕方、強い雨が降ったものの、花火大会も無事行われ、1860発が打ち上げられた。
(『東奥日報』)

ここで、十和田湖関連のテレビ放映情報を。

十和田湖湖水まつり開幕
国立公園指定80周年を迎えた十和田八幡平に夏の訪れを告げる、第51回「十和田湖湖水まつり」が16日、3日間の日程で、十和田湖畔休屋で開幕した。夜にはあいにくの雨の中、約2千発の花火が湖上から打ち上げられ、湖上を彩った。
花火は午後8時にスタート。上空を雲が覆い、鮮やかな大輪とはならなかったが、水中花火が湖面に映えると歓声が上がった。遊覧船から眺める人もいて、十和田湖ならではの風情を満喫した。
日中は広場で地元チームがよさこい演舞を披露するなど、湖畔は終日、大勢の人でにぎわった。
(『デーリー東北』)

ここで、十和田湖関連のテレビ放映情報を。
ミステリアス・ジャパン【恐山に並ぶ霊場・十和田湖 ~青森・十和田市~】
BSジャパン 2016/07/24(日) 10時30分~11時00分
近年、パワースポットとして人気の、「乙女の像」の裏手にある十和田神社がメインで取り上げられますが、「乙女の像」もちらっと映るようです。予告編に映像が入っていました。

日本各地にある、歴史に埋もれた謎の断片、密かに語られてきた妖しき伝承…それらを紐解いた先に見えてくるものとは…?ミステリアスな世界にいざないます。
舞台は、国の特別名勝、天然記念物に指定される美しい十和田湖で有名な青森県十和田市。県内指折りの観光地だ。しかし、そんな風光明媚な十和田湖は、恐山と並び称される霊場であることをご存じだろうか?湖には龍神伝説があり、水神信仰の聖地として崇められてきた。そんな伝説を伝えるのが、荘厳な十和田神社と、湖畔にそびえる赤色の断崖絶壁。今回は、十和田湖に伝わる神秘的な霊場の龍神伝説を紐解いていく。
ナビゲーター 西本智実
近年、パワースポットとして人気の、「乙女の像」の裏手にある十和田神社がメインで取り上げられますが、「乙女の像」もちらっと映るようです。予告編に映像が入っていました。
ぜひご覧下さい。
【折々の歌と句・光太郎】
三角の木ぎれ手に持ち墨引きていとしきものか蝉の眼をみれば
大正13年(1924) 光太郎42歳
夏、といえば蝉ですね。光太郎、木彫で蝉を複数制作しましたが、それにまつわる短歌も数多く残しています。しばらく、蝉関連の短歌をご紹介していきます。下記写真は髙村規氏撮影です。
