富士急行株式会社さんの出したプレスリリース(報道機関に向けた、情報の提供・告知・発表)です。 

ロープウェイから望む光の天の川「あだたらイルミネーション」 8月1日(土)より開催

 あだたら高原リゾート(福島県二本松市)では、2020年8月1日(土)~9月22日(火祝)の期間、毎夏恒例のイルミネーションイベント「あだたらイルミネーション」を開催致します。
 この「あだたらイルミネーション」は、暗く静まり返ったスキー場の斜面に5色50万球ものイルミネーションが約240メートルに渡って輝く“光の天の川”を中心に、花や動物たちをモチーフにした様々なイルミネーションオブジェが光り輝くイベントで、満天の星空と相まって、夏の夜の森に幻想的な光景が広がります。また、開催期間中はロープウェイも運行するため、車窓から眼下に広がるまばゆいイルミネーションを眺めつつ、福島市から郡山市にかけての見事な夜景を一望することもできます。
 また、今年初の試みとして、期間中ロープウェイの往復乗車券をご購入いただいた方先着1,000名に、『光る切符』をプレゼントいたします。安達太良山とロープウェイ、イルミネーションがデザインされたこの『光る切符』は、蓄光塗料を使って印刷されており、暗い場所に持っていくと、イラストが白く浮かび上がります。
 夏の夜を彩る「あだたらイルミネーション」にご期待ください。

【あだたらイルミネーション開催概要】
■開催期間  2020年8月1日(土)~9月22日(火祝)
        ※8月31日(月)以降は、金・土・日曜日・祝日のみの営業となります。
■開催場所  あだたら高原リゾート
■営業時間  19:00~21:00 
        ※強風・雷など、天候状況により休業する場合があります。
■乗車料金  大人(中学生以上)  往復乗車券 1,300円
        小人(4歳~小学生)  往復乗車券  800円
        ※ロープウェイ所要時間約10分、定員6名。
■標  高  山麓駅950m、山頂駅1,350m
■お問合せ  富士急安達太良観光株式会社 TEL:0243-24-2141

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【『光る切符』について】

初の試みとなる1,000枚限定の特別往復乗車券です。
■販売数量 先着1,000枚限定
■価  格 1,300円
■販売場所 あだたら山ロープウェイ山麓駅
■サ  イ  ズ 100mm×148mm(はがきサイズ)

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大好評、絶景の露天風呂 「あだたら山 奥岳の湯」も営業中!

 標高約950mに位置する「あだたら山 奥岳の湯」は、遮るもののない眺望が自慢の露天風呂で、高村光太郎が『智恵子抄』の中で「ほんとの空」と詠ったことで知られる「ほんとの空」を全身で楽しんで頂くことができます。また、内湯は「源泉かけ流し」で、泉質は全国的にも珍しいph2.5の酸性泉で、筋肉痛や神経痛、疲労回復、また皮膚病への効能や美肌効果もあると言われております。

【施設概要】
所 在 地:福島県二本松市奥岳温泉
営 業 日:年中無休 ※メンテナンス休業あり
営業時間:10時00分~18時00分
施設内容:収容可能人数80人(男女各40人)
内湯(9㎡)、露天風呂(20㎡) ※男女別
利用料金:大人 650円 /小人(4才~小学生)450円
p H 値:2.5(強酸性)  
泉  質:単純酸性温泉
適 応 症:神経痛・筋肉痛・関節痛・運動麻痺・慢性消化器病・冷え性・疲労回復
健康増進・慢性皮膚病

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あだたらイルミネーション」。おおむね毎年この時期に催されています。コロナ禍で各種イベント等の中止や延期が相次いでいますが、こちらは実施。もちろん感染対策等は徹底して、ということなのでしょうが。


ちなみにこの時期、例年行われていた年中行事的なもので、今年は中止となったものは、以下。

福島川内村 天山祭り  当会の祖・草野心平を顕彰する祭典でした。
青森十和田湖畔 湖水まつり 光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」のライトアップがなされていました。
  追記 時期と形を変えて実施だそうです。8月28日(金)~8月30日(日)です。

宮城女川町 女川光太郎祭  光太郎詩文の朗読や当方の連続講演などが行われていましたが、今年は規模を縮小し、光太郎文学碑(再建されたそうで、この件はまた改めてご紹介します)への献花のみとするはずだったところ、隣接する石巻でコロナ感染が発生、女川にも濃厚接触者が……ということでそれも無くなりました。
山形大学第13回高校生朗読コンクール  毎年、東北ゆかりの作家の作品が課題に選ばれており、平成27年(2015)の第8回に続き、今年は光太郎の「智恵子抄」が課題でしたが、どうやらこれも中止のようです。同大のサイトに詳細情報が出ませんので。
・第73回全日本合唱コンクール  ほぼ毎年のように、光太郎詩に曲をつけた作品を演奏する団体がありました。

いつも書いていますが、早期のコロナ禍収束・終息を切に望みます。このまま秋以降の各種イベントもどんどん無くなるようでは、本当に困りますので……。


【折々のことば・光太郎】

人間はけつして一様なものでないから、正直にその感じを出したら、ずゐぶん千差万別のおもしろいものが見られる筈なのである。

散文「『職場の光』詩選評 六」より 昭和17年(1942) 光太郎60歳

一般読者の投稿詩に対する苦言です。ステレオタイプの型にはまりすぎている、ということで。「活きた眼を働かせ、生きた心を動かして、初めて物を見るやうな気持で毎日の生活をそれぞれの角度から味つたら、きつと机上では得られないやうな貴重な詩的記録が書けることと思ふ。出来るだけ詩人かぶれをしないやうに、直接の表現を心がけるといい。」とも書いています。