一昨日、今年最後の二本松行きでした。なんだかんだで今年は7回二本松を訪れまして、通算では何回になったかわかりません。非常に愛着のある街です。
 
一昨日は雪雲に覆われていて、安達太良山は見えませんでしたが、よく晴れた日の安達太良山は、それは見事なものです。その上に広がる「ほんとの空」も。
 
さて、本日はその安達太良山関連の情報を。
 
まずはテレビ放映情報です。 

BSジャパン 2013年12月24日(火)  22時54分~23時24分

番組内容
福島県本宮市。古くは奥州街道と会津街道が交わる宿場町として栄えました。本宮市郊外にある「蛇の鼻遊楽園」にある「蛇の鼻御殿」は、明治末期に土地の豪農が8年の歳月をかけて建てた別荘で、その贅を尽くした造りが、当時の農村の繁栄を今に伝えています。そして今でも、駄菓子屋さんに映画館、コッペパンが売り物のパン屋さんなど、どこか懐かしい、昭和の情緒が息づく風景と共に暮らす人々がいます。

◆ナレーション  荻野目洋子
 
本宮市は二本松市の南に隣接しています。東北自動車道では、二本松ICの一つ手前が本宮ICです。当方、今の今まで「本宮町」だと思いこんでいましたが、6年前に「本宮市」になっていました。
 
二本松まで行ってしまうと、かえって近すぎて安達太良山の山容がよく見えなかったりします。その点、山裾にある本宮から見る安達太良山は、非常に美しく見えます。
 
002昭和41年(1966)には、この本宮を舞台にした映画「こころの山脈」が公開されました。右の画像は、当方の持っているポスターです。
 
以下、『福島民友』さんのデータベースから。
 
映画「こころの山脈」(本宮市)
 
 あれが阿多多羅山、
 あの光るのが阿武隈川。
 ここはあなたの生れたふるさと

 阿武隈川にかかる昭代橋(下の橋)で、安達太良山を望みながら産休補充教師の本間秀代が教え子の清に「智恵子抄」(高村光太郎著)の詩の一節を語る。旧本宮町を舞台に教師と児童の心温まる交流を描いた映画「こころの山脈」(1966年)のワンシーンだ。
 作品は、良質な映画を子どもたちに見せようと、旧本宮町の母親たちが中心となりつくった「本宮方式映画製作の会」が、近代映画協会の協力で制作した。脚本は本県出身の千葉茂樹さん。映画監督吉村公三郎さんがメガホンをとり宇野重吉さん、山岡久乃さん、吉行和子さん、殿山泰司さんら一流俳優と本宮小の児童が出演。65(昭和40)年秋、本宮小、昭代橋などで撮影が行われた。
 「心豊かな子どもたちが育つようにと始めた。行動力はすごかった」と同会事務局の本田文子さん(84)は振り返る。撮影で使う着物や米びつなどを持ち寄り、運動会シーンでは町民が重箱を持ち大勢集まるなど町ぐるみで支援。制作費を集めるため全県にチケット購入を呼び掛けたという。本田さんは「この映画は本宮の一つの文化財」と話す。
 昭代橋のシーンでは問題児だった清が「先生、おれこれからうんと勉強する」と誓うと、本間先生が「子どもにはね、無限の可能性がある。清君のこと楽しみにしてるよ」と励ます。本宮の母親たちが映画を通して子どもに託した思いは、今も変わらない。
 
上記「みんなのまち」はその本宮を紹介する番組です。ぜひご覧下さい。
 
もう1件、来年のイベントです。 

日本百名山そしてあの有名な智恵子抄で御馴染みの安達太良山を走り抜けてみませんか?
 
開催日 2014年8月24日 (日) 
開催地 福島県(安達郡大玉村)
エントリー期間  2013年12月18日 0:00~2014年7月20日
主催 緑豊かな福島路を走ろう会
種目・参加資格 25km
男女別18歳以上 制限時間:6時間
参加料 6400円
 
だいぶ先の話なのですが、明日から受け付け開始ということで……。
 
まだまだ復興途上の福島県。もっともっと盛り上げていきたいものです。
 
【今日は何の日・光太郎】 12月17日

昭和28年(1953)の今日、中野のアトリエに、花巻のリンゴ農家・阿部博からリンゴが届けられました。
 
リンゴの美味しい季節になりました。コタツでミカンもいいものですが、当方、ルーツは信州ですのでリンゴも大好物です。
 
それはさておき、阿部博は花巻農学校の卒業生で、晩年の宮澤賢治とも知遇を得ていた人物。昭和21年(1946)、賢治の命日に宮澤家へリンゴを届けた折に光太郎を紹介され、以後、親しく交わるようになりました。光太郎が花巻を離れてからもリンゴを送り続けたとのこと。
 
昭和24年(1949)頃、光太郎は、「酔中吟」という即興の詩を阿部に贈っています。その自筆揮毫を刻んだ碑が花巻市石上に現在も続く阿部家のリンゴ園に建てられています。
 
 奥州花巻リンゴの名所
 リンゴ数々品ある中に
 阿部のたいしよが手しほにかけた
 国光紅玉デリシヤス

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