昨日のブログで十和田市の「ろまんヒストリー講座」をご紹介しましたが、来週のテレビ放映で十和田湖が取り上げられます。 

にっぽん原風景紀行 青森県 稲生川に息づく開拓の歴史~青森県・十和田市

BSジャパン 2013年9月9日(月)  21時00分~22時00分  

番組内容
郷愁を誘う原風景…。今回は青森県・十和田市を訪ねる。旅人は、女優・西原亜希。名勝として知られるカルデラ湖“十和田湖"。古くから続くヒメマス漁。十和田湖を水源とし太平洋に注ぐ奥入瀬川…その上流にある名勝“奥入瀬渓流"。新渡戸稲造の祖父による開拓の歴史…江戸時代に作られた奥入瀬川から分かれる人工の川“稲生川"は十和田の農業の生命線。いまも残る稲生川の水が荒れ地にもたらした初田の水田。

出演者 西原亜希  ナレーター 平田満
 
ついでといっては何ですが、明日は宮城女川も扱われます。 

きらり!えん旅~八神純子 宮城・女川町へ~

NHKBSプレミアム 2013年9月5日(木)  19時30分~20時00分
再放送 2013年9月11日(水)  11時00分~11時30分

番組内容
歌手の八神純子さんが宮城県女川町を訪れた。八神さんは米国在住だが震災後たびたび被災地を訪れ支援活動を行ってきた。今回、仮設住宅などで暮らす女性たちの布草履作りの輪に加わったり、トレーラーハウスのホテルを訪ねた後、独特の製法で作られた名産のぎんざけをごちそうになる。旅の終わりに八神さんは「みずいろの雨」などを熱唱した。八神さんは女川のリーダーたちの「最初の勇気ある一歩」に感銘を受けたという。

出演者 八神純子  語り 冨永みーな
 
どちらも光太郎に関わる部分があるかどうか微妙ですが、とりあえず。
 
【今日は何の日・光太郎】 9月4日

大正元年(1912)の今日、智恵子と過ごした千葉・犬吠埼の旅から帰りました。
 
「智恵子抄」が映画やドラマ、小説、漫画などになった際、一つの山場となる銚子・犬吠埼への旅。お互いに惹かれ合いながらも、光太郎は自分の生活力のなさなどが原因でふんぎりがつきません。智恵子は智恵子で郷里に縁談が持ち上がっていました。
 
光太郎は8月に犬吠埼に写生旅行に出かけ、暁鶏館(ぎょうけいかん)という宿に滞在します。智恵子は遅れて妹・セキ、それから日本女子大学校英文科に学んだ友人・藤井勇(ゆう)を伴って犬吠を訪れ、御風館(ごふうかん)という別の旅館に宿をとります。これを偶然とする説もありますが、智恵子が光太郎を追っていったというのが真相でしょう。
 
その後、セキと藤井は先に帰京、智恵子は光太郎と同じ暁鶏館に移ります。なかなか大胆です。
 
そして光太郎が帰京したのが9月4日。従来、この旅の細かな日程がわかっていませんが、数年前に見つけた編集者の前田晁に送った5日付の絵葉書に「昨夕帰つて来ましたら東京の静かなのに驚きました」とあることから帰京の日は判明しました。
 
それ以外に光太郎がいつから犬吠に滞在していたのか(同じ前田宛の別の絵葉書では8月31日付で「ふいと出てきたので又出直さうとおもつてます」とあり、8月も下旬だったとだけは言えそうです)、智恵子が追いかけていった日はいつなのか、セキと藤井が先に帰ったのはいつか、智恵子は光太郎と一緒に帰京したのか、などなど、わからないことだらけです。
 
いずれまたこの件に関しては詳しく書くつもりです。

003
暁鶏館

004
暁鶏館から見た犬吠埼灯台