一昨日、昨日に引き続き、あちこちの美術館、文学館等での企画展で光太郎作品が展示されているものをご紹介します。
佐々木一郎展~岩手の雪に魅せられて~
期 日 : 平成25年1月26日(水)~3月24日(日)
会 場 : もりおか 啄木・賢治青春館 岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-25
時 間 : 10:00~18:00
休 館 : 毎月第2火曜日 ただし、第2火曜日が祝祭日の場合は開館
盛岡出身の画家、佐々木一郎(大正3年=1914~平成21年=2009)の展覧会で、同館でシリーズとして行っている企画展「発掘・盛岡ゆかりの画家シリーズ」の一環です。
佐々木は、岩手大学教授や岩手美術協議会会長等を歴任、戦後、花巻郊外太田村在住の頃の光太郎と交流がありました。その関係で、光太郎日記(『高村光太郎全集』第12巻・13巻)に名前がよく出てくるほか、光太郎からの書簡も数多く残っており、『高村光太郎全集』第21巻に収録されています。
この企画展では、佐々木の作品以外にそうした光太郎からの書簡、光太郎が書いた岩手県立盛岡美術工芸学校開校式祝辞などが展示されているようです。
と、一昨日から3連発で各地の企画展で光太郎作品も展示されているものを御紹介しましたが、まだまだこの手のものはあるかも知れません、光太郎がメインでないと、なかなか情報を得るのが困難です。今後開催予定のものを含め、情報をお持ちの方はお知らせいただければ幸いです。
【今日は何の日・光太郎】2月23日
昭和28年(1953)の今日、芝・伊皿子の松で、雑誌『中央公論』掲載のための座談「敗けた国の文化」(『高村光太郎資料』第三集)を行いました。
他の出席者はバーナード・リーチ、柳宗悦、濱田庄司、石川欣一でした。