NHK Eテレさんで放映されている「にほんごであそぼ」。時折、光太郎の詩文を取り上げて下さいますが、今週金曜日にも。
NHK Eテレ 2020年6月26日(金) 6時35分~6時45分 再放送 17時00分~17時10分
日本語の豊かな表現に慣れ親しみ、楽しく遊びながら『日本語感覚』を身につける番組。言葉を覚え始めるお子さんから大人まで、あらゆる世代の方を対象に制作しています。
今日のひこうき山陽は「草にすわる」です。各コーナーの内容は…文楽/いやなんです…「人に」高村光太郎、うた「どすこい!すもうの決まり手」、ひこうき山陽たんけん隊/わたしのまちがいだった「草にすわる」八木重吉、名文を言ってみよう!「いろは」、うた「日本全国むかし歩き」
出演 美輪明宏 神田山陽(三代目) 竹本織太夫 鶴澤清介 三世桐竹勘十郎 小錦八十吉
おおたか静流 白A 中尾隆聖 ラッキィ池田 ほか
「人に」は、詩集『智恵子抄』(昭和16年=1941)の冒頭を飾った詩。元々は大正元年(1912)の雑誌『劇と詩』に「N―女史に」の題で発表されたものです。
「にほんごであそぼ」では、これまでにも何度か取り上げて下さっています。
このあたりの過去の映像の再編なのか、新作なのか、何とも不明ですが、とりあえず。
過去の映像の再編、といいますと、テレビ東京さん系列の「新美の巨人たち」。やはり新型コロナの影響で、新作の制作が難しい中、「今こそアートのチカラを」と銘打ったシリーズで、過去の映像から再編して放映しています。6月13日(土)に地上波テレビ東京さん(系列のBSテレ東さんでは6月20日(土))で放映された「希望を与え続けてきた『ノートルダム大聖堂』復活への祈り」、昨年、火災に遭ったノートルダム・ド・パリが取りあげられました。
今回はすべて過去の映像というわけではなく、新しい映像も。まずは昨年の火災。
ノートルダム大聖堂が被災するのはこれが初めてではなく、過去にもペストやフランス革命などで大きな被害を受け、しかし、その都度、人々の手で復活を果たしてきたという話の流れ。今回の火災、それから新型コロナによる復旧工事の中断も乗り越え……。番組最後では……。
中間部分では、火災前のアーカイブ映像をふんだんに使い、大聖堂の魅力が様々な角度から紹介されました。
そして終盤近く、40秒ほど、光太郎の話題に。ありがたし。
13日の地上波本放送を見逃し、21日のBS再放送で気がつきました。本放送を見ていれば、21日のBSをご覧下さい、と、事前に紹介できたのですが……。面目ありません。
見逃した、といえば、先月10日(日)の日本テレビさん系「笑点」。小遊三さんが光太郎の名を出して下さったそうで……。これも見逃したのですが、いろいろ情報をご提供して下さる方がメールでご教示下さいました。
ありがとうございます(笑)。
いつも書いていますが、「高村光太郎? 誰、それ?」ということにならないよう、今後も顕彰活動に努めて参りたいと存じます。
【折々のことば・光太郎】
美はもともと健康であることを正常とします。健康であることに対する人間の讃歎(さんたん)が美の感覚として意識に上つて来るに過ぎません。これが一番根本的な美の性質であります。ひねくれたやうな美や、裏道(うらみち)のやうな美や、装飾(さうしよく)だくさんな俗つぽい美はみな正常とはいへない変形の美と目すべきであります。
にほんごであそぼ「草にすわる」
日本語の豊かな表現に慣れ親しみ、楽しく遊びながら『日本語感覚』を身につける番組。言葉を覚え始めるお子さんから大人まで、あらゆる世代の方を対象に制作しています。
今日のひこうき山陽は「草にすわる」です。各コーナーの内容は…文楽/いやなんです…「人に」高村光太郎、うた「どすこい!すもうの決まり手」、ひこうき山陽たんけん隊/わたしのまちがいだった「草にすわる」八木重吉、名文を言ってみよう!「いろは」、うた「日本全国むかし歩き」
出演 美輪明宏 神田山陽(三代目) 竹本織太夫 鶴澤清介 三世桐竹勘十郎 小錦八十吉
おおたか静流 白A 中尾隆聖 ラッキィ池田 ほか
「人に」は、詩集『智恵子抄』(昭和16年=1941)の冒頭を飾った詩。元々は大正元年(1912)の雑誌『劇と詩』に「N―女史に」の題で発表されたものです。
「にほんごであそぼ」では、これまでにも何度か取り上げて下さっています。
このあたりの過去の映像の再編なのか、新作なのか、何とも不明ですが、とりあえず。
過去の映像の再編、といいますと、テレビ東京さん系列の「新美の巨人たち」。やはり新型コロナの影響で、新作の制作が難しい中、「今こそアートのチカラを」と銘打ったシリーズで、過去の映像から再編して放映しています。6月13日(土)に地上波テレビ東京さん(系列のBSテレ東さんでは6月20日(土))で放映された「希望を与え続けてきた『ノートルダム大聖堂』復活への祈り」、昨年、火災に遭ったノートルダム・ド・パリが取りあげられました。
今回はすべて過去の映像というわけではなく、新しい映像も。まずは昨年の火災。
ノートルダム大聖堂が被災するのはこれが初めてではなく、過去にもペストやフランス革命などで大きな被害を受け、しかし、その都度、人々の手で復活を果たしてきたという話の流れ。今回の火災、それから新型コロナによる復旧工事の中断も乗り越え……。番組最後では……。
中間部分では、火災前のアーカイブ映像をふんだんに使い、大聖堂の魅力が様々な角度から紹介されました。
そして終盤近く、40秒ほど、光太郎の話題に。ありがたし。
13日の地上波本放送を見逃し、21日のBS再放送で気がつきました。本放送を見ていれば、21日のBSをご覧下さい、と、事前に紹介できたのですが……。面目ありません。
見逃した、といえば、先月10日(日)の日本テレビさん系「笑点」。小遊三さんが光太郎の名を出して下さったそうで……。これも見逃したのですが、いろいろ情報をご提供して下さる方がメールでご教示下さいました。
大喜利二問目です。昨年、美空ひばりさんがAIでよみがえり大変話題となりましたが、こんな人がAIでよみがえったら何を言うか、「笑点」流にお答えください。
【回答者/林家木久扇】
もし宮沢賢治がAIでよみがえったら・・・雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケず、コロナニモ負ケズ 、ケバケバパパーヤ。
【回答者/三遊亭小遊三】
もし高村光太郎がAIでよみがえったら・・・君になんかこうたろう(買ってやろう)
ありがとうございます(笑)。
いつも書いていますが、「高村光太郎? 誰、それ?」ということにならないよう、今後も顕彰活動に努めて参りたいと存じます。
【折々のことば・光太郎】
美はもともと健康であることを正常とします。健康であることに対する人間の讃歎(さんたん)が美の感覚として意識に上つて来るに過ぎません。これが一番根本的な美の性質であります。ひねくれたやうな美や、裏道(うらみち)のやうな美や、装飾(さうしよく)だくさんな俗つぽい美はみな正常とはいへない変形の美と目すべきであります。
散文「新しい女性美」より 昭和18年(1943) 光太郎61歳
光太郎の「美」に対する考えが端的に表されています。ただ、戦時中の文章なので、この後の部分で、「だから健康的な女性のモンペ姿も実に美しい」的な話になり、「何だかなぁ」という感じではありますが。