テレビ放映情報です。 

クラシック音楽館 N響 第1934回定期公演

NHK Eテレ 2020年5月24日(日) 21:00~23:00

N響第1934回定期公演▽指揮はパーヴォ・ヤルヴィ▽【曲目】1.バイオリン協奏曲第1番~プロコフィエフ 2.交響曲第2番~ラフマニノフ

▽N響首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィによる、ロシアン・プログラムです。▽曲目は、激動の帝政ロシア末期に作られた2つの作品、プロコフィエフ作曲のバイオリン協奏曲第1番とラフマニノフ作曲の交響曲第2番です。▽ソリストは、スペイン出身で注目のバイオリニスト、レティシア・モレノ▽管弦楽・NHK交響楽団でお聴きいただきます。コンサートαは、山田耕筰、武満徹ほかの日本人作曲家による、心温まる歌曲の数々です。

出演
管弦楽団…NHK交響楽団,指揮者…パーヴォ・ヤルヴィ,バイオリニスト…レティシア・モレノ,
オペラ歌手…小林沙羅,テノール歌手…山本耕平,ピアニスト…河原忠之


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メインはN響さんの定期公演ですが、番組最後の「コンサートα」というコーナーにおいて、1月25日(土)に開催された福島県棚倉町での公開収録「~小林沙羅&山本耕平デュオ・リサイタル」から抜粋で放映されるそうです。

元々はNHK FMさんの「ベスト・オブ・クラシック」の公開収録で、ラジオでは2月24日(月)に放送されました。また、BSプレミアムさんの「クラシック倶楽部」という早朝の番組で3月27日(金)にオンエアされています。

抜粋される曲目は以下の通り。

「この道」山田耕筰 作曲 北原白秋 作詞 (小林/河原)
「或る夜のこころ」中村裕美 作曲 高村光太郎 作詞 (小林/河原)
「四行詩」泉谷閑示 作曲 中原中也 作詞  (山本/ 河原)
「小さな空」武満徹 作詞作曲 (小林/山本/河原)

ソプラノの小林沙羅さん、ピアノで河原忠之さんによる、光太郎詩に中村裕美さんという方が曲を付けた「或る夜のこころ」が含まれています。

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新型コロナの影響で各種コンサートは軒並み中止や延期となり、緊急事態宣言の解除地域では少しずつ再開の動きもあるようですが、「三密」だなんだと、いろいろなことを気にしながらではなかなか楽しめないという皆さんも多いことと思われます。ぜひご覧下さい。


【折々のことば・光太郎】

音楽は遊芸の一種と考えられ勝ちだが大きな誤りだ。すぐれた音楽はどんなに生活を楽しくすることか。

対談「新しき岩手の創造」より 昭和25年(1950) 光太郎68歳

対談の相手は当時の岩手県知事・国分謙吉です。ここでは岩手が民謡の宝庫であるという話の流れからの発言ですが、西洋音楽にももちろん当てはまる内容ですね。