雑誌の新刊です。
角川『短歌』は、1954年創刊の短歌総合誌。「自分だけのこの想い」を伝える究極の定型韻文詩・短歌の奥深さと楽しさをご堪能ください。
目次
グラビア うたの館めぐり さかい利晶の杜 与謝野晶子記念館 今野寿美
「明星」のビジュアルデ・ザイン
特集 日常・社会はどう歌うか
特集 「明星」創刊120年
なぜ「明星」はうまれたか? 明治のロマンの豊饒を形象した「明星」……松平盟子
「明星」の意義と対外的評価 一世紀の後……内藤 明
プロデューサー鉄幹の思想とメディア戦略〈星の子〉は「太陽」とたたかうために生まれた……太田 登
与謝野鉄幹と正岡子規 わがままな自我への反感……大辻隆弘
浪漫主義と自然主義とは何だったのか 「明星」における「浪漫主義」と「自然主義」……田口道昭
女うたの夜明けと現在へのつながり 「暗示の、ひらめきだつたのです」……今野寿美
「明星」が輩出した歌人たち
《与謝野晶子》 「身体」と「恋」と「京」……米川千嘉子
《石川啄木》 「血に染めし」から「はたらけど」へ―「明星」と石川啄木……池田 功
《吉井勇、北原白秋》 北原白秋、吉井勇―歌つくりと歌よみと……細川光洋
《森鷗外、上田敏》 「明星」の魂の父と母 森鷗外と上田敏……渡 英子
《山川登美子》 山川登美子―「明星」というるつぼで……古谷 円
「短歌を語る」 尾崎左永子 聞き手:中川佐和子
季節の歌 五月 さいとうなおこ 選
コラム うたの名言……佐佐木幸綱
エッセイ
「みじかすぎるうた」第5回…上野 誠
「かなしみの歌びとたち ―近代の感傷、現代の苦悩―」 第五回 与謝野寛と自然主義…坂井修一
「啄木ごっこ」第19回……松村正直
他
お目当ては、「特集 「明星」創刊120年」。松平盟子様はじめ、明星研究会の皆さんがご執筆なさっています。
光太郎の本格的な文学活動の出発点となった雑誌『明星』、ということで、光太郎の名も挙げて下さっています。ただ、光太郎はその後、軸足を短歌ではなくしてしまったので、晶子や啄木、吉井勇らと異なり、「「明星」が輩出した歌人たち」の章では、項目とはなっていませんが。
グラビアページは、大阪の「さかい利晶の杜 与謝野晶子記念館」さん。平成27年(2015)のリニューアルオープンで、当方、旧与謝野晶子記念館の時代には行ったことがありますが、新装後は未踏。いずれそのうち、と思っております。
それから、「「明星」のビジュアル・デザイン」というグラビアも。
上記リンクの公式サイトから注文できます。ぜひお買い求め下さい。
【折々のことば・光太郎】
裏の山へ植林に行くようなお気持で行つてらつしやい。
2020年4月25日 角川文化振興財団 定価950円(税込)
角川『短歌』は、1954年創刊の短歌総合誌。「自分だけのこの想い」を伝える究極の定型韻文詩・短歌の奥深さと楽しさをご堪能ください。
目次
グラビア うたの館めぐり さかい利晶の杜 与謝野晶子記念館 今野寿美
「明星」のビジュアルデ・ザイン
特集 日常・社会はどう歌うか
特集 「明星」創刊120年
なぜ「明星」はうまれたか? 明治のロマンの豊饒を形象した「明星」……松平盟子
「明星」の意義と対外的評価 一世紀の後……内藤 明
プロデューサー鉄幹の思想とメディア戦略〈星の子〉は「太陽」とたたかうために生まれた……太田 登
与謝野鉄幹と正岡子規 わがままな自我への反感……大辻隆弘
浪漫主義と自然主義とは何だったのか 「明星」における「浪漫主義」と「自然主義」……田口道昭
女うたの夜明けと現在へのつながり 「暗示の、ひらめきだつたのです」……今野寿美
「明星」が輩出した歌人たち
《与謝野晶子》 「身体」と「恋」と「京」……米川千嘉子
《石川啄木》 「血に染めし」から「はたらけど」へ―「明星」と石川啄木……池田 功
《吉井勇、北原白秋》 北原白秋、吉井勇―歌つくりと歌よみと……細川光洋
《森鷗外、上田敏》 「明星」の魂の父と母 森鷗外と上田敏……渡 英子
《山川登美子》 山川登美子―「明星」というるつぼで……古谷 円
「短歌を語る」 尾崎左永子 聞き手:中川佐和子
季節の歌 五月 さいとうなおこ 選
コラム うたの名言……佐佐木幸綱
エッセイ
「みじかすぎるうた」第5回…上野 誠
「かなしみの歌びとたち ―近代の感傷、現代の苦悩―」 第五回 与謝野寛と自然主義…坂井修一
「啄木ごっこ」第19回……松村正直
他
お目当ては、「特集 「明星」創刊120年」。松平盟子様はじめ、明星研究会の皆さんがご執筆なさっています。
光太郎の本格的な文学活動の出発点となった雑誌『明星』、ということで、光太郎の名も挙げて下さっています。ただ、光太郎はその後、軸足を短歌ではなくしてしまったので、晶子や啄木、吉井勇らと異なり、「「明星」が輩出した歌人たち」の章では、項目とはなっていませんが。
グラビアページは、大阪の「さかい利晶の杜 与謝野晶子記念館」さん。平成27年(2015)のリニューアルオープンで、当方、旧与謝野晶子記念館の時代には行ったことがありますが、新装後は未踏。いずれそのうち、と思っております。
それから、「「明星」のビジュアル・デザイン」というグラビアも。
上記リンクの公式サイトから注文できます。ぜひお買い求め下さい。
【折々のことば・光太郎】
裏の山へ植林に行くようなお気持で行つてらつしやい。