日本絵手紙協会さん発行の『月刊絵手紙』。先月号まで「生(いのち)を削って生(いのち)を肥やす 高村光太郎のことば」という連載が為されていましたが、それも終わってしまいました。ところが年間購読の手続きをしていましたので、まだ届きました。しかし、「うーん、連載は終わってるんだがなぁ」と思ってページを繰ると、これまでに同誌の特集等で取り上げたさまざまな芸術家30名ほどの紹介的な記事があり、光太郎も紹介されていました。

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確かに同誌では、かつて何度も光太郎智恵子の特集などを組んで下さいました。

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No.53  2000年5月号   特集 高村光太郎の世界   No.81  2002年9月号   特集 智恵子紙絵


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No.90  2003年6月号 特集  高村光太郎 山のスケッチと手紙  No.103  2004年7月号  彫る・高村光太郎


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No.118  2005年10月号   特集 高村光太郎の絶筆  No.142  2007年10月号   特集 高村光太郎の書


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No.158  2009年2月号   特集 岩手県・花巻に高村山荘を訪ねて 高村光太郎の絶筆
No.219  2014年3月号   特集 高村光太郎詩と不即不離60年の道 松尾ちゑ子


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No.257  2017年5月号   視る 高村光太郎の書  No.258  2007年6月号~   連載 高村光太郎のことば


ありがたいかぎりです。連載「高村光太郎のことば」は終わってしまいましたが、今後も折に触れて光太郎特集などを組んでいただければ幸いに存じます。


ちなみに今号で、もう1本、光太郎智恵子がの名はありませんでしたが、こんな記事も。

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実践レッスン「レモン」をかこう」だそうで。なるほど、と思いました。

今号も含め、上記アーカイブも在庫が残っていればバックナンバーとして注文可能です。ぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

果物は柑橘類が第一で、蜜柑などは一晩に一箱位平気で食べて了ふが、他人には嘘と思はれる位である。

アンケート「名士と食物」より 昭和2年(1927) 光太郎45歳

智恵子はレモンを好みましたが、光太郎も柑橘系が好きだったのですね。それにしても「一晩に一箱」(笑)。蜜柑に含まれるカロテンという色素が沈着し、手足が黄色くなる「柑皮症」というのもあるそうですが、大丈夫だったのでしょうか。