このブログで、開催予定ということご紹介してきたイベントのうち、いくつかが新型コロナウイルス対策ということで、中止や延期の措置がとられています。
声に出してみる美しい日本語 ワークショップ・公演(大阪府枚方市) → 中止
斎藤与里没後60年特別展(埼玉県加須市) → 延期(詳細日程等未定)
それから、順次ご紹介していこうと思っていたイベントも。
しかし、企画して下さったこと等につき敬意を表し、一応ご紹介させていただきます。
全国の合唱レベルの向上を図るとともに、歌うことの楽しさを福島から全国に発信することを目的として、2008年(平成20年)から開催、今大会で第13回目を迎えました。
本大会の特色として、伴奏楽器及び伴奏の形態が自由で多様な合唱音楽を追求、部門、年代を越えて演奏し合います。また、海外の合唱グループも公募し、音楽を通じて交流を図ります。
光太郎詩「あどけない話」(昭和3年=1928)からのインスパイアで「ほんとうの空」の語を冠して下さっているこのイベント、毎年ご紹介していますが、平成23年(2011)の東日本大震災時以来の中止です。
もう1件。
文芸誌衰退が嘆かれる現代、鉄幹の吹き起こした清新な風を検証してみます。
多くの皆さまのご来場を心よりお待ちしています。
残念ですが、仕方がないでしょう。
第64回連翹忌――2020年4月2日(木)――につきましては。今後、パンデミック的な事態になってしまった場合は別として、今のところ感染拡大には十分配慮をする上で、予定通り実施の方向です。詳細はこちら。
来る4月2日(木)に日比谷松本楼様に於いて予定しておりました第64回連翹忌の集い、昨今の新型コロナウイルス感染防止のため、誠に残念ながら中止とさせていただくことに致しました。
【折々のことば・光太郎】
貝は、自分の貝殻を形成するに当つてこの波と砂との力に最もよく抵抗し得るやうな形を自然と取るやうになつたのである。自然の妙味は無尽であるし、自然の造型が決して気まぐれや、でたらめでない事をよく示してゐておもしろい。
声に出してみる美しい日本語 ワークショップ・公演(大阪府枚方市) → 中止
斎藤与里没後60年特別展(埼玉県加須市) → 延期(詳細日程等未定)
それから、順次ご紹介していこうと思っていたイベントも。
しかし、企画して下さったこと等につき敬意を表し、一応ご紹介させていただきます。
3月7日(土)・3月14日(土) 茅ヶ崎市松林公民館文学講座 “うた”のこころとかたち 中止
文学の起源は、人の思いがふとこぼれ出る瞬間に口ずさまれる“うた”にあったといえます。今回の文学講座では、いくつかの時代において人々のこころを解き放ち、時に癒し、鼓舞したであろう“うた”に着目してみたいと思います。古典的な詩から実験的な詩まで、教科書に載るような有名な詩からあまり知られていない隠れた名詩まで、“物語”とは異なることばの魅力や可能性に触れ、詩の面白さとは何なのか考えてみましょう。高村光太郎・宮沢賢治・中原中也・中野重治・金子光晴・黒田三郎・茨木のり子…みなさんの心に響く、お気に入りの詩の一篇に出 逢う機会になればと思います。3月14日(土) スタートアップ・チャレンジ事業 朗読と音楽で紡ぐ“ちば“の魅力 中止
朗読と音楽で、千葉にちなむ民話、高村光太郎、竹久夢二の作品を通して「ちばの魅力」を紹介します。歌や朗読を一緒に、楽しみませんか。3月19日(木)~22日(日) 第13回声楽アンサンブルコンテスト全国大会2020 -感動の歌声 響け、ほんとうの空に。- 中止
声楽アンサンブルコンテスト全国大会は、音楽を創りあげるもっとも基礎となる要素「アンサンブル」 に焦点をあてた、2名から16名までの少人数編成の合唱グループによるコンテストです。全国の合唱レベルの向上を図るとともに、歌うことの楽しさを福島から全国に発信することを目的として、2008年(平成20年)から開催、今大会で第13回目を迎えました。
本大会の特色として、伴奏楽器及び伴奏の形態が自由で多様な合唱音楽を追求、部門、年代を越えて演奏し合います。また、海外の合唱グループも公募し、音楽を通じて交流を図ります。
光太郎詩「あどけない話」(昭和3年=1928)からのインスパイアで「ほんとうの空」の語を冠して下さっているこのイベント、毎年ご紹介していますが、平成23年(2011)の東日本大震災時以来の中止です。
もう1件。
3月20日(金) 第14回 与謝野寛・晶子を偲ぶ会 明治浪漫主義の鮮やかなる狼煙~「明星」創刊120年 中止
誰もが知る与謝野鉄幹と晶子との恋愛。そして文芸美術誌「明星」を舞台に花開いた明治浪漫主義。その発端は、遡ること120年前の1900年(明治33)4月、タブロイド紙「明星」創刊によるものでした。すでに詩歌集『東西南北』により詩壇で名を挙げていた鉄幹は、時代を読むジャーナリスティックな才覚と編集者としての才能を発揮して、文学を愛好する青年たちを「明星」に引き寄せます。晶子、山川登美子、高村光太郎、平出修、平野万里、石川啄木らは皆そうした人々でした。また森鷗外ら優れた文学者の協力を得て誌面を活性化し、鉄幹は文芸の新時代に打って出ました。文芸誌衰退が嘆かれる現代、鉄幹の吹き起こした清新な風を検証してみます。
多くの皆さまのご来場を心よりお待ちしています。
残念ですが、仕方がないでしょう。
【折々のことば・光太郎】
貝は、自分の貝殻を形成するに当つてこの波と砂との力に最もよく抵抗し得るやうな形を自然と取るやうになつたのである。自然の妙味は無尽であるし、自然の造型が決して気まぐれや、でたらめでない事をよく示してゐておもしろい。
散文「彫刻その他(二)」より 昭和19年(1944) 光太郎62歳
かつて智恵子が療養していた九十九里浜で、智恵子が集めた蛤などの貝殻や、二枚貝の形に磨滅した石を見て思ったことです。
自然には妙味もありますが、手痛いしっぺ返しのような猛威もあります。難しいところですね。
自然には妙味もありますが、手痛いしっぺ返しのような猛威もあります。難しいところですね。