申し込み締め切りがとりあえず明日でした

福島大学うつくしまふくしま未来支援センター(FURE)さんの主催により、これまでも全国各地で開催されてきた東日本大震災からの復興支援シンポジウムで、光太郎詩「あどけない話」(昭和3年=1928)中の「ほんとの空」の語を冠して下さっています。

福島大学うつくしまふくしま未来支援センターシンポジウムin 富岡 ~ほんとの空が 戻る日まで~

期 日 : 2020年2月13日(木)
会 場 : 
富岡町文化交流センター学びの森 福島県双葉郡富岡町大字本岡王塚622-1
時 間 : 13:00~16:00
料 金 : 無料

東日本大震災から9年が経過しようとする中、住民の期間が思うように進まないなど被災地域は今なお多くの課題を抱えています。被災地域の「これから」について「コミュニティの再生」という面から、首長をはじめとする関係者が一堂に会し議論します。

基調講演 住民自らが取組むコミュニティの再生 (公社)中越防災安全推進機構統括本部長 稲垣文彦氏

パネルディスカッション 被災地域におけるコミュニティの再生
 モデレーター  初沢敏生氏(FUREセンター長)
 コメンテーター 稲垣文彦氏(基調講演講師)
 パネリスト      遠藤雄幸氏(川内村長)
         秋元正國氏(双葉地方町村会常務理事兼事務局長)
         牧ノ原沙友里氏(一般社団法人ならはみらい主任)
         仲井康通(FURE相双地域支援サテライト長)


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これまでも全国各地で行われてきたこのシンポジウム、このブログでご紹介するたびに「いずれ参加せねば」と思っておりましたが、今回、ディスカッションのパネリストに、旧知の川内村長・遠藤雄幸氏の名があるもので、申し込ませていただきました。ちなみに遠藤氏、平成29年(2017)に新潟で開催された際もパネリストを務められていましたが、その際は欠礼いたしました。

申込期限は明日ですが、これまでの例ですと、定員に達せず、追加申込期間が設定されることがほとんどでした。3.11も近いことですし、ご都合の付く方、ぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

今朝汽車の中から暁の晴れた空と薄緑の草原と遠い地平線の雪を頂いた連山とを見た時には本当に蘇生した様な思ひをした。

散文「ルセルンの旅舎より」より 大正3年(1914) 光太郎32歳

雑誌『女子文壇』に発表されたのが大正3年(1914)ですが、内容的には欧米留学の最後の頃、明治42年(1909)3月から4月にかけ、スイス経由でイタリア旅行に出た際の、ルツェルンでの様子を書簡体で綴ったものです。宛先は親友だった水野葉舟。実際に葉舟に送った書簡そのままなのか、それを思い返して新たに書いたのか、または葉舟に手紙を書いたということ自体がフィクションなのか、そのあたりは判然としません。

生涯、大自然の美しさに惹かれ続けた光太郎でしたが、欧米留学中はほとんど都市部にばかりいたため、久々に接した雄大な自然に「蘇生した様な思ひ」を抱いたようです。