昨日、光太郎の父・高村光雲関係をご紹介しましたので、その流れで。

光雲とその高弟・米原雲海の手になり、今年、開眼100周年を迎え、昨年からいろいろな取り組みが行われている信州善光寺さんの仁王像がらみです。以下、善光寺さんのサイトから。 

仁王門屋根改修銅板ご寄進について

~ あなたの願いを書き込んだ銅板が、末永く仁王門の屋根に残ります ~

「善光寺仁王門」は、大正7年(1918年)に再建され、平成30年(2018年) に100年となる節目を迎えました。建物には高村光雲、米原雲海の合作による「仁王 像」及び「三宝荒神・三面大黒天立像」が安置され、今日まで護り引き継がれております。 善光寺では、この貴重な文化遺産を後世に伝えていくため、この度関係各位のご理解を いただき屋根改修工事に取り組むことになりました。 葺き替えにあたり、「屋根銅板」のご寄進を賜りたくお願い申し上げる次第です。

【銅板寄進】
願文・お名前をご記入いただいた銅板が、仁王門の屋根瓦として 末永く残ります。
奉納銅板 : 1 枚 2,000円~
頒  布  数 : 2,000枚 (予定数に達した場合は、終了となります)
受付期間 : 令和元年11月15日~令和2年1月中旬

※ お電話及び郵送での受付は行っておりません。お申し込みは、善光寺境内の寄進所にてお願い申し上げます。

 ■お問い合わせ■ 善光寺事務局  電話:026-234-3591 (代)午前 9 時 00 分~午後 4 時 30 分、年中無休

006


善光寺さんの仁王像についての昨年からの動きに関しては、以下をご参照下さい。

信濃善光寺仁王門再建100年・仁王像造立100年 仁王門北側2像ライトアップ。
新聞各紙から(その1)。
善光寺寺子屋文化講座第2幕『冬至に仁王さんのお顔を見てみよう』。
善光寺仁王像 初の本格調査。
第十六回長野灯明まつり 「共鳴する平和への祈り」。
新聞各紙から。
信州善光寺仁王門写真コンテスト。
信州レポート その2 信州善光寺。
新聞各紙から。
信州善光寺仁王像関連。
光雲関連。
第14回善光寺サミット。



初詣等に行かれる方、ぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

どんな巧者な、立派に見えるものでも、誠実なこころから出てゐないものは取るに足らない。まことの思ひをつきつめたところから出て来る言葉は、どんなに平俗に見える時でも、俗悪ではない。思ひ上つた技巧ばかりの言葉は却つて俗なものである。

散文「『職場の光』詩選評 九」より 昭和18年(1943) 光太郎61歳

「責任を痛感しております」、「国民の皆様の信頼を回復していきたいと思います」、「私の不徳の致すところ」、「真摯に受け止めなければならないと思います」、「全力を挙げていきます」(笑)。