毎年ご紹介しておりますので、失念していたわけではないのですが、いろいろご紹介すべき事項が多く、気がついたら既に始まっていました。

20周年! お坊さんに会いに行こう! 知恩院秋のライトアップ2019


期  間 : 2019年11月1日(金)~12月1日(日)

時  間 : 17時30分~21時30分(21時受付終了)

場  所 : 浄土宗 総本山知恩院(京都市東山区林下町400 )
        三門下周辺、友禅苑、女坂、国宝御影堂外観、宝佛殿、方丈庭園

料  金 : 大人800円(高校生以上) 小人400円(小・中学生)

約8年間の大修理が行われ、2020年春に落慶を迎える国宝「御影堂」や、9年ぶりの夜間拝観となる「方丈庭園」、日本最大級の木造二重門である国宝「三門」、宮崎友禅ゆかりの庭園「友禅苑」など、境内各所をライトアップいたします。

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主な見どころ

国宝 三門

元和7(1621)年、徳川秀忠公が建立した 高さ24m、幅50mの日本最大級の木造二重門。悟りの境地に到る「空門」「無相門」「無願門」(三解脱門)を 表すことから三門といいます。


国宝 御影堂
寛永16(1639)年、徳川家光公によって建立されました。
間口45m、奥行き35mの壮大な伽藍は、お念仏の根本道場として多くの参拝者を受け入れてきました。


宝佛殿

平成4(1992)年に建立。和様式重層寄棟造りで、 堂内には高さ4.8mの阿弥陀如来立像、四天王が祀られています。

方丈庭園(9年ぶり)
江戸時代初期、小堀遠州と縁のある僧玉淵(ぎょくえん)によって作庭されたと伝えられる池泉式の庭園です。方丈の華麗な建築と背後に迫る東山の風光とともに、情緒あふれる美しい風景をかもしだしています。
※11月19日(火)~24日(日)は山内行事のため、時間帯によって拝観できない場合があります。 詳しくは当日スタッフにお尋ねください。

友禅苑
友禅染の祖、宮崎友禅斎の生誕300年を記念して造園された、 華やかな昭和の名庭です。池泉式庭園と枯山水で構成され、 補陀落池に立つ高村光雲作の聖観音菩薩立像が有名です。

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京都では珍しい、露座の光雲作聖観音像が毎年ライトアップされています。

法話やコンサート、フォトコンテストなど、関連行事も充実しています。ちなみに昨年のフォトコンテストで最優秀に当たる「ナムいで賞」に輝いたのは、光雲原型の観音像を撮った一枚でした。賞品は「和順会館(宿坊的な)ペア宿泊券(お坊さんの案内付き)」だそうです。

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ぜひ足をお運び下さい。


【折々のことば・光太郎】
ミケランゼロの芸術は、自然の豪壮偉大を最もよく出してゐるが、ロダンはもつと自然的である。小宇宙的である。例へば、花の愛らしさ、岩石の強さまでも表現しわけることの出来るやうな内容的なものとなつてゐる。

談話筆記「巨匠ロダン翁」より 大正6年(1917) 光太郎35歳


こういう場合の常ですが、光太郎が範とした人物の評は、そのまま光太郎の理想的な芸術の一面を物語り、光太郎贔屓の当方などは、そのまま光太郎自身の評としてもいいように感じます。