都内からコンサート情報です。

「潮見佳世乃歌物語コンサート「智恵子抄」

期 日 : 2019年11月4日(月・振)
会 場 : 旧平櫛田中邸アトリエ 東京都台東区上野桜木2-20-3
時 間 : 14:30〜15:45
料 金 : 前売券 3,000円 当日券 3,500円

出 演 : 潮見佳世乃 (歌と語り)  梶山希代 (チェンバロ)
予 約 : 高岡事務所 090-8081-3465 
      潮見佳世乃ホームページ
https://kayono.com予約フォームより

 語り部・潮見佳世乃とチェンバリスト・梶山希代とのコラボライブ!
 今回は平櫛田中邸にて開催。
 語りますのは、高村光太郎「智恵子抄」
 平櫛田中は、上京して光太郎の父・高
光雲の門下生になりました。
 ご縁ある場所でのコンサート。
 是非!秋の散策かねお出かけ下さいませ。
 多くの皆様とあたたかい時間を過ごせますように。
 歌物語とは?
 吟遊詩人・高岡良樹が創りだした音楽・文学・演劇が集約された芸術ジャンルです。 


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ジャズシンガーの潮見佳世乃さん。以前から「智恵子抄」系もたびたび取り上げて下さっていて、当方、平成27年(2015)に大森で開催された歌物語コンサート「智恵子抄」」を聴いて参りました。レポートがこちら

その際は、フォークギターとキーボードの伴奏でしたが、今回はチェンバロということで、また少し(いや、かなりでしょう)異なる感じになると思います。

会場が、何と、光太郎の父・光雲の高弟にして、今日の「日曜美術館」で取り上げられた平櫛田中の旧居。こうしたコンサートにも使用できるのですね。

ご都合の付く方、ぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

しかし帝展の今年の彫刻を対象として誰が生き生きした今日及び未来の芸術的問題に触れ得よう。出来る事なら一度烈風を吹き入れてこゝの空気を隅から隅まで一新するといゝのである。

散文「帝展彫刻部鳥瞰」より 昭和4年(1929) 光太郎47歳

つくづく、アカデミックな展覧会が嫌いだった光太郎。展覧会そのものより、出品作家たちの冒険をしない、ある意味「忖度」により、画一的な作品ばかりになっていた状況を嘆いていました。