やっちまいました。

このブログ、元々、平成24年(2012)にyahoo!ブログでスタートしたのですが、yahooさんがブログサービスを廃止することになり、今年8月にライブドアさんに引っ越しました。

とりあえず過去の記事が無くなってしまうなどの大きなエラーはなく、無事に移転できたのですが、過去の記事は画像や文字のサイズ、表示位置などがおかしかったり、一部では文字化けもあったり、さらにはyahooブログ内にリンクを貼っている箇所は今年いっぱいでリンク切れになったりと、そのあたりを訂正せねばなりません。ほぼ毎日こつこつその作業をやっているのですが(1日に20日分が限界です。集中力がちません)、昨日、作業中に誤って(勘違いして)、消してはいけない画像をけっこう消してしまいました。まだライブドアさんのブログの機能がよく分かっていませんで……。その結果、先月から今月に書けての記事で、画像がまったくないという状態が生じています。途中で気がついたのでまだよかったのですが……。

PCに画像が残っているものなどは少しずつ復元していますが、もともとの過去記事の訂正もあり、余計な仕事を増やしてしまいました。今年中に終わるかどうか、というところです。

そうこうしているうちにも新着情報が続々。書籍をご寄贈下さったり、イベントのご案内を下さったりした方で、「まだ載っていないぞ」という方、済みません。順番待ちです。特にこの時期、「芸術の秋」ということでいろいろありますので……。

さて、本日の情報は、富山県から。

令和元年度文学講座「ゆかりの文学者」シリーズ

期 日 : 2019年11月2日(土) 11月9日(土) 11月16日(土) 12月1日(日)
会 場 : 
高志の国文学館 富山県富山市舟橋南町2-22
時 間 : 14:00~15:30
料 金 : 無料


【開催日及び講師】
 第1回 青鞜の10代社員、尾竹紅吉の天真爛漫な生き方
 開催日 11月2日(土)
 講 師 作家、エッセイスト 森まゆみ 氏
 
 第2回 田部重治の自然観と現代アメリカハイキング文化
 開催日 11月9日(土)
 講 師 ハイカーズデポオーナー 土屋智哉 氏
 
 第3回 山田孝雄先生に学ぶ-あゆみ・連歌・文法など-
 開催日 11月16日(土)
 講 師 「熱血あるものゝ黙視しうべき秋ならむや 山田孝雄」著者 神島達郎 氏
 
 第4回 吉井勇と高志びとたち-疎開日記をもとに
 開催日 12月1日(日)
 講 師 静岡県立大学国際関係学部教授 細川光洋 氏


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光太郎智恵子のその人ではありませんが、関連人物について取り上げられます。

まず、11月2日(土)の森まゆみさんによる尾竹紅吉。智恵子同様、『青鞜』の表紙絵を描いていました。富山の出身ということで、取り上げられるようですが、同じく富山で今年の8月、「とやま学遊ネット男女共同参画サテライト講座 「尾竹紅吉と『青鞜』」」という市民講座があり、その紹介をこのブログで致しました。紅吉についてはそちらをご参照下さい。

講師の森さん、『青鞜』についてのご研究もなかなかのもので、光太郎智恵子にも言及して下さった『『青鞜』の冒険 女が集まって雑誌をつくること』『「谷根千」地図で時間旅行』などのご著書がおありの他、『青鞜』がらみのご講演などよくなさっているようです。

それから、12月1日(日)、細川光洋氏で吉井勇。吉井は『明星』、「パンの会」などで光太郎と親しかった歌人です。代表作「酒ほがひ」(初版・明治43年=1910、二版・昭和21年=1946)は光太郎の装幀です。そんなこんなで戦後も光太郎との交流は続きました。富山への疎開経験があるそうで。

細川氏には、「明星研究会」や「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」などでお世話になっております。

それぞれご都合の付く方、ぜひどうぞ。

【折々のことば・光太郎】

若い魂のこれほど揃つてむきになつてゐる集団は、きつと公けの或る特殊の意味を作り出すであらう。途中でいゝ加減に利口になつて世渡りに眼がくらみさへしなければ、世間によくある小遣いかせぎに終る小展覧会とは違つた発達を遂げるであらう。
散文「「童顔社」を観た日の日記 下」より
大正14年(1925) 光太郎43歳

「童顔社」は、帝展に対抗し、伊藤廉、野間仁根、山本稚彦ら二十代前半の若者が無料で開いた在野展です。山本(父は光太郎の父・光雲の高弟であった山本瑞雲)と伊藤は、しばしば光太郎アトリエを訪れて議論したそうです。