智恵子や安達太良山がらみのテレビ番組系情報、2件ご紹介します。

まず、再放送の紀行番組。

絶景百名山 2時間SP 安達太良山・西吾妻山 秋

BSフジ 2026年9月13日(日) 02:00〜04:00

秋、様々な色に染まった木々の葉が山肌を美しく彩る紅葉の季節。今回は東北地方の二つの百名山「安達太良山」と「西吾妻山」を2時間SPでご紹介。

安達太良山は、詩人・高村光太郎の「智恵子抄」に登場する福島を代表する山の一つ。標高1,700mの裾野に広がる紅葉は美しく、秋は特に人気の高い山。山の案内人は、麓の岳温泉で和菓子屋を営みつつ、山のガイドをしている渡辺茂雄さん(44歳)。幼い頃から安達太良山を見て育ち、その魅力に引き込まれた渡辺さんがガイドをするのは安達太良山のみ。「多くの人に安達太良山と、自分の生まれ育った岳温泉のすばらしさを知ってもらいたい」そんな渡辺さんのガイドは、地元の人だからこそ知っている情報が満載だ。さらに渡辺さんは、温泉の源泉を管理する「湯守」という仕事を冬季限定で行なっている。安達太良山の麓にある岳温泉の湯は、安達太良山の中腹にある湯元から8キロもの距離を下ろす日本一長い引湯。冬の間は雪が深い為、登山技術のあるガイドが湯元の管理をするのだそうだ。安達太良山を知り尽くす地元ガイド一押しの絶景とは…

西吾妻山は、福島県と山形県の境界に位置する吾妻連峰の最高峰、標高2,035mの山。連峰の山の中で唯一2,000mを超える山であるが、周りの山々がそれに近い高さの為、飛び抜けて主峰という感じはしない山。日本百名山の著者・深田久弥も「つかみどころがない」と称するほど。そんな山を愛してやまないというのが、今回の山の案内人。西吾妻山の麓、天元台スキー場でペンションを営む山岳ガイドの近藤明さん(62歳)。ガイド歴は40年。8,000mを超えるシシャパンマに登頂した経験があり、年間200日以上をガイドとしてこなす山のスペシャリスト。そんな近藤さんにとって、一番好きな山が西吾妻山。展望がまるでない山頂だが大好きだという理由を尋ねると、なるほど納得の答えが返ってきた。その理由がまた、西吾妻山の魅力を良く表現できていることに驚かされる。ベテランガイドが愛する西吾妻山の魅力を、絶景とともにお伝え致します。

※初回放送:2017年12月

出演者 ナレーター:小野寺昭
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初回放映が平成29年(2017)12月でした。

前半が安達太良山、後半が同じ福島県の西吾妻山です。光太郎智恵子に関しては、安達太良山編の冒頭導入部分で触れられます。
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取材はその年の10月、これから紅葉シーズン本番という時期で、この秋、紅葉狩りに出かけたいという方々には予習の意味でお勧めです。ただし、安達太良山編では撮影日の天候があまり良くなく、山頂付近は雲の中、しかも烈風吹きすさぶ状態でしたが。
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深夜というか未明のオンエアですが、ぜひご覧下さい。

もう1件、福島のローカル番組(の一部)で智恵子をメインに扱ったものが、YouTubeにアップされました。

KFB福島放送さんの「超県民参加型テレビ シェア!」という番組の中の「福島ひらい~ね」というコーナー。同局の平井愛弓アナが福島県内各地を突撃取材するというものです。

8月18日(火)の放映分が「“ほんとの空”の意味とは?二本松市出身の高村智恵子を学ぶ!」で、情報は掴んでいたものの関東ではリアルタイムの視聴は不可能。しかし過去このコーナー、だいたい半月遅れくらいで動画配信されていたので、期待していたところ9月7日(月)にアップされました。「待ってましたぁ!」という感じでした(笑)。
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安達太良山のロープウェー山頂駅近くの薬師岳パノラマパーク。
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智恵子記念館さん。
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智恵子生家。
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「智恵子のまち夢くらぶ~高村智恵子顕彰会」代表の熊谷健一氏もご出演。
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公式サイト以外にYouTubeにもアップされています。


ちなみに若干先の話なので、詳細はまた後ほど詳細にご紹介しますが、10月3日(土)から11月23日(月・祝)まで、二本松歴史館(にほんまつ城報館)さん及び智恵子記念館さんで企画展「智恵子の芸術」が開催され、10月17日(土)には関連行事として当方の講演も予定されております。
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というわけで、秋の二本松、ぜひ足をお運び下さい。

【高村光太郎書誌】

詩華集 53 『愛国詩集』

昭和17年(1942)9月20日 日本放送出版協会 日本放送協会編
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収録作家
 第一部
  高村光太郎 野口米次郎 西條八十 尾崎喜八 白鳥省吾 福田正夫 佐藤一英
  宮崎丈二 角田竹夫 尾崎喜八 佐藤惣之助 三好達治 百田宗治 深尾須磨子
  千家元麿 佐伯郁郎 堀口大学 勝承夫 井上康文 河井酔茗 竹内てるよ
  前田鉄之助 神保光太郎 阪本越郎 川路柳虹 佐藤春夫 長田恒雄 西村皎三
  吉田絃二郎
 第二部
  高村光太郎 佐藤惣之助 蔵原伸二郎 土井晩翠 長田恒雄 村野四郎 前田鉄之助
  西村皎三 三好達治 西條八十 中西悟堂 相馬御風 室生犀星 尾崎喜八 佐藤一英
  山本和夫 塩野筍三 安積得也 丸山薫 阪本越郎 笹沢美明 近藤東 大江満雄
  草野心平 井上康文 岩佐東一郎 島田声也 山辺道夫 平野寛

二部構成で、序文によれば、第一部は委嘱作品、第二部は新聞雑誌等に載ったものの転載となっています。第一部に載った光太郎詩「彼等を撃つ」「シンガポール陥落」は活字になる前にラジオ放送で朗読されました。おそらく他の詩人の作もそうなのでしょう。第二部の光太郎詩は「必死の時」「最低にして最高の道」でした。

日本放送協会(NHK)、テレビ放送はまだ始まっておらず、ラジオのみでしたが、戦時下では完全にプロパガンダ化していました。おぞましいという感じです。

もっとも、新たな戦前に回帰したかのような現代でもそういう感じが否めません。つい最近ですが、わざわざ渦中の見るからに下品きわまりないな人物をゲスト出演させたり……。過去に制作のお手伝いをさせていただいた好きな番組だけに非常~~~に残念でした。