都内から映画の上映情報です。既に始まっています。

羽田澄子 生誕百年記念 福祉、芸術、ジェンダーを通して日本を描く

期 日 : 2026年6月13日(土)~6月26日(金)
会 場 : シネマヴェーラ渋谷 渋谷区円山町1-5 KINOHAUS(キノハウス) 4F
時 間 : 11:00~
料 金 : 1本立て入替制 一般 1300円 シニア 1100円 学生 700円 中学生以下 600円

岩波映画からキャリアを始め、幅広い作品を作り続けた女性ドキュメンタリー作家のパイオニア羽田澄子監督の全貌に迫ります。

上映作品
 早池峰の賦
 痴呆性老人の世界
 女たちの証言 -「労働運動のなかの先駆的女性たち」-
 元始、女性は太陽であった・平塚らいてうの生涯
 山中常盤
 嗚呼 満蒙開拓団
 角屋七郎兵衛の物語-ベトナムの日本人町-
 薄墨の桜
 古代の美
 住民が選択した町の福祉
 ―続 住民が選択した町の福祉―問題はこれからです
 あの鷹巣町のその後
 あの鷹巣町のその後 続編

羽田澄子(1926-)
1926年、大連生まれ。自由学園卒。「岩波写真文庫」の編集から映画製作に転身し、『教室の子供たち』(羽仁進)などの助監督を経て、1957年『村の婦人学級』で監督デビュー。岩波映画で多くの作品を手がけた後、1977年に夫でプロデューサーである工藤充と初の自主映画『薄墨の桜』を完成、記録映画作家として新たな道を切り拓く。自由工房を拠点に、『早池峰の賦』(1982、芸術選奨文部大臣賞)や、『痴呆性老人の世界』(1986)、『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』(1992-94)、『-元始、女性は太陽であった-平塚らいてうの生涯』(2001)、秋田県鷹巣町シリーズ(1997-2006)など話題作を次々に発表した。女性ドキュメンタリー監督のパイオニアである。
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日本女子大学校で智恵子の一級上の先輩だった平塚らいてうの一生を追ったドキュメンタリー映画「元始、女性は太陽であった 平塚らいてうの生涯」(平成13年=2001 140分)がラインナップに入っていました。6月13日(土)のオープニングの作品がそちらで、7回の上映。昨日も上映され、あとは6月25日(木)の1回のみとなってしまいました。もう少し早く気がつけば良かったのですが。

元始、女性は太陽であった 平塚らいてうの生涯

日本の女性運動の先駆けであり、女性による文芸誌「青鞜」の「元始、女性は太陽であった」という宣言で知られる平塚らいてう。「その名を聞くとすべての女性の心に灯りがともる」と羽田監督は言う。生前の映像がほとんどない中、らいてうの生涯を資料や証言によって追う。文学的というしかない心中未遂事件、「青鞜」発刊、政治参加運動、反戦運動、母性保護と、自分の人生と共に思想も広がっていく。思想は私生活に及び、結婚制度に反対して入籍せず、子供も私生児として自分の戸籍に入れた。また、経済的にも家計を支えた。とにかくユニークで魅力的で頑固ならいてうの人間的魅力に溢れた作品!

時折、上映が行われています。把握できている限りでは、京橋の国立映画アーカイブさんで平成28年(2016)令和4年(2022)に。おそらく他にも為されていたのではないかと思われます。

当方、DVDで拝見しました。
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明治44年(1911)、らいてうが主宰し、智恵子が創刊号表紙絵を描いた雑誌『青鞜』についても詳しく言及されており、智恵子にも触れられます。
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創刊号に、「山の動く日来る」で有名な詩「そぞろごと」を寄せた与謝野晶子についても。
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その他、故・瀬戸内寂聴氏や故・青木生子氏などもご出演。

ご興味おありの方、ぜひどうぞ。

【高村光太郎書誌】

選集等(部分) 2 『現代詩集 第一巻 高村光太郎 草野心平 中原中也 蔵原伸二郎 神保光太郎』

昭和14年(1939)12月15日 河出書房 神保光太郎著作者代表
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目次
 猛獣篇其他 高村光太郎
  触知 老耼、道を行く 桃の実 地理の書 寸言 つゆの夜ふけに
  銅像ミキイヰツツに寄す レオン ドウベル 南極 うつたうしきもの
  芋銭先生景慕の詩 人生遠視 晴天に酔ふ 偶成二首 エピグラム
  猛獣篇より
   雷獣 冷熱 マント狒狒 象 森のゴリラ 潮を吹く鯨 北冥の魚
 猛烈な天 草野心平(略)
 帰郷 中原中也(略)
 四月雹ふる 蔵原伸二郎(略)
 雪崩 神保光太郎(略)

 月報
  現代詩の性格 白木茂
  編集後記

 内容見本
  刊行の辞
  執筆者紹介
   猛獣篇其他 高村光太郎 猛烈な天 草野心平 帰郷 中原中也 四月雹ふる 蔵原伸二郎
   雪崩 神保光太郎 祈祷歌 丸山薫 暁と夕の詩 立原道造 古風なガス燈の町 田中冬二
   反響 伊東静雄 春と修羅 宮澤賢治 晩秋 萩原朔太郎 河 北川冬彦 竹葉集 高橋新吉
   紋 金子光晴 相模野抄 三好達治
  詩集のことなど
  諸家推薦の辞
   「現代詩集」を推す 斎藤茂吉 「現代詩集」を薦む 茅野蕭々
   「現代詩集」に寄す 横光利一 嘱望 豊島与志雄 醇乎たる詩精神 谷川徹三
   新しいパルナツスの華 中島健蔵
  組方見本

光太郎自身が作品の選択と校訂も行っています。

智恵子が亡くなった翌年の刊行で、そろそろ本腰を入れて翼賛詩文の執筆を始めた時期となり、こちらでの作品選択等にもきな臭さが漂っています。帝国海軍の潜水艦をモチーフとした詩「北冥の魚」、初出掲載誌の『鵲』第30号(昭和14年=1939)や、手元に残した草稿にそういう指定が無いのに、連作詩「猛獣篇」に組み込むという操作が行われています。ついに潜水艦までが「猛獣」になってしまったか、という感じです。

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