花巻で食を中心とした光太郎顕彰に当たられているやつかの森LLCさんがメニュー考案をなさり、光太郎が7年間の蟄居生活を送った旧太田村の道の駅はなまき西南(愛称・賢治と光太郎の郷)さんのテナント・ミレットキッチン花(フラワー)さんが毎月15日に限定10食調理・販売されている豪華弁当「光太郎ランチ」。今月分です。
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「鮭の塩焼き」「ベーコンとスナップエンドウのオリーブオイル添え」「わらびの煮物」「ミズのおひたし」「ニラ入り卵焼き」「五目ご飯」「柴漬けとおかかのまぜご飯」「レモンゼリー」。光太郎の日記などを元に、光太郎が自炊したメニューや使った食材などを参考に組み立てられています。

これまで800円だったのが、今月から物価高騰の影響で880円に値上げとのこと。

同様に光太郎の日記などを元に、光太郎が自炊したメニューや使った食材などを参考にして、やつかの森さんが調理にあたってランチを饗する「こうたろうカフェ」。市内のワンデイシェフの大食堂さんで、こちらはほぼ月イチで行われています。今月は24日(水)で、予定されているメニューが以下の通りです。
 ・ふわっとハンバーグ ・エビの春雨サラダ ・ミヅのおひたし ・卵焼き
 ・オクラとワカメのスープ ・漬物 ・茗荷竹味噌ご飯 ・みそまんじゅう・コーヒー

基本的に予約が必要なようですが、ぜひ足をお運び下さい。

やつかの森さん、花巻市主催の市民講座「わかくさ女性学級」で、6月9日(火)には「こうたろう散歩道~光太郎詩碑巡り・光太郎と賢治全集~」の講師も務められたそうです。
14講座資料
散策コース
花巻の中心街を歩く文学散歩的な講座で、市役所近くの学び学園さんがスタートとゴール、約3㎞の行程とのこと。そちらの画像も送って下さいました。

昭和20年(1945)8月15日、光太郎が社務所で終戦の玉音放送を聞いた鳥谷崎神社さん。
0鳥谷崎神社
その玉音放送を題材とした「一億の号泣」詩碑
1詩碑 2一億の号泣 3一億の号泣詩碑
昭和20年(1945)からほぼ毎年、智恵子や両親の法事を行ってもらっていた松庵寺さん。

4松庵寺 5松庵寺の詩碑 7短歌の詩碑
詩「松庵寺」(昭和20年=1945)の詩碑が二基(終戦後の一時期、光太郎を自宅離れに住まわせてくれた花巻病院長・佐藤隆房揮毫のものと、英訳のもの)、それから光太郎が母・わかを謳った短歌「花巻の 松庵寺にて 母にあふ はははりんごを たべたまひけり」を刻んだ歌碑(右上画像)。

宮沢賢治実家に疎開中、光太郎も被災した昭和20年(1945)8月10日の花巻空襲の傷痕が残る花川橋
8花川橋の銃弾痕跡
9銃弾痕跡
近くに落とされた爆弾の破片で欄干が破損したままになっています。

その他、画像がありませんが、光太郎も訪れた記録のある旧菊池家住宅西洋館、光太郎が疎開していた宮沢家などもコースに入っていました。

まなび学園さんに戻って、30分の「光太郎と賢治全集」講話。
10講座
意外と参加者の皆さん、ご存じないことばかりだったとのことです。

昼食。今月分の「光太郎ランチ」とほぼ同じものをミレットキッチン花さんに用意して貰ったとそうです。事前に注文しておけばそういうことも可能だとのことで。
11光太郎ランチ
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この手の花巻などでの文学散歩、やはり地元の方々に知っていただくのは大事なことですし、地元でない方もぜひ体験していただきたいものです。やれと言われればツアーコンダクターはお引き受けいたします(笑)。

【高村光太郎書誌】

選集等(単独) 45 『高村光太郎詩集』大活字本シリーズ

平成16年(2004)1月18日 角川春樹事務所(ハルキ文庫) 高村光太郎著
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目次
 詩集『智恵子抄』より
  人に 或る夜のこころ 郊外の人に 晩餐 樹下の二人 狂奔する牛 鯰 金 夜の二人
  あなたはだんだんきれいになる あどけない話 同棲同類 人生遠視 風にのる智恵子
  千鳥と遊ぶ智恵子 値ひがたき智恵子 山麓の二人 或る日の記 レモン哀歌
  荒涼たる帰宅 亡き人に 梅酒 若しも智恵子が 智恵子抄その後 元素智恵子
  メトロポオル 裸形 案内 あの頃 吹雪の夜の独白 噴霧的な夢 智恵子と遊ぶ 報告
 詩集『道程』より
  失はれたるモナ・リザ 生けるもの 根付の国 鳩 食後の酒 寂寥 声
  地上のモナ・リザ 父の顔 冬が来る 或る宵 夜 狂者の詩 よろこびを告ぐ 冬が来た
  道程 淫心
 猛獣篇・造型詩篇
  白熊 苛察 ぼろぼろな駝鳥 マント狒狒 後庭のロダン 首の座 刃物を研ぐ人
  村山槐多 孤坐 美しき落葉 十和田湖畔の裸像に与ふ
 詩集『典型』より
  暗愚小伝
   家
    土下座(憲法発布) ちよんまげ 郡司大尉 日清戦争 御前彫刻 建艦費 楠公銅像
   転調
    彫刻一途 パリ
   反逆
    親不孝 デカダン
   蟄居
    美に生きる おそろしい空虚
   二律背反
    協力会議 真珠湾の日 ロマン ロラン 暗愚 終戦
   炉辺
    報告(智恵子に) 山林
  鈍牛の言葉 典型 クロツグミ
 拾遺詩篇(一九〇七~二五年)
  秒刻 恐怖 さびしきみち 海はまろく 小娘 雨にうたるるカテドラル
 拾遺詩篇(一九二六~三二年)
  校庭 冬の奴 怒 花下仙人に遇ふ 母をおもふ その年私の十六が来た 天文学の話
  或る墓碑銘 冬の言葉 さういふ友 焼けない心臓 上州湯桧曽風景 或る筆記通話
  激動するもの 孤独が何で珍しい 友よ 似顔 もう一つの自転するもの
 拾遺詩篇(一九三三~五〇年)
  ばけもの屋敷 堅冰いたる へんな貧 少女に 危急の日に 十二月八日
  シンガポール陥落 寒夜読書 紀元節を迎ふ 必勝の品性 石くれの歌 山の少女
 解説・瀬尾育生 高村光太郎、オークルジョーンの裸体
 エッセイ・道浦母都子 七・五坪の光と陰
 略年譜
 主要参考文献

詩集の構成を根幹としつつ、生前の単行詩集には収められなかった詩篇を編年体でカバーした編集です。現在でも新刊として入手出来るようです。