朗読メインの公演と、「朗読劇」と銘打ったそれと、2件ご紹介します。

まず、仙台から朗読。

となりのえんがわ企画「第二回声優による朗読の夕べ」

期 日 : 2025年4月5日(日)
会 場 : となりのえんがわ 仙台市宮城野区銀杏町4-29 宮城野納豆製造所敷地内
時 間 : 16:30開場 17:00開演 所要時間約1時間
料 金 : 大人1,500円 (当日券2,000円) 小中高生700円 カフェセット付き

出 演 : 声優・朗読家 荒井真澄

昨年11月に続き、となりのえんがわさんの企画で朗読のステージを務めることになりました。1回目は宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」を朗読しました。2回目は高村光太郎作品にスポットを当てます。2026年は智恵子さんが生誕140年光太郎さんが没後70年。お二人に想いを寄せて「智恵子抄」の中から、そして今お伝えしたい光太郎作品をセレクトしたいと思います。

私の求める朗読は、音楽のような朗読。聴く人の体に耳を通して自然に入ってしまう朗読です。人の耳にストレスなく届くことが1番大切だと考えています。心地よい声で内容が届くこと。今回もそれを目指して、皆さんに声で聴く文学を楽しんでいただこうと思います。

よろしければアイマスクご持参ください。寝てくださいということではありませんが眠っても大丈夫🙆‍♀️です。約60分でお届けします。敷地内に無料の駐車場があります。
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これまでも単独で、あるいはテルミン奏者の大西ようこさんや箏曲奏者の元井美智子さんなどと組まれて、「智恵子抄」系の朗読公演をなさってきた荒井真澄さん。今回はソロで「智恵子抄」だそうです。宮沢賢治ファンで、「銀河鉄道の夜」の朗読CDなどをリリースなさり、先月には花巻で開催され、当方も出演させていただいたトークイベント「光太郎と賢治―宮沢賢治全集ができるまで―」を聴きにいらして下さいました。また、明後日の光太郎忌日・連翹忌の集いにもご参加の予定です。

もう1件、こちらは都内で朗読劇公演。

朗読劇「ほんとの空・青い空」

期 日 : 2025年4月9日(木)~12日(日)全6公演
会 場 : シアター風姿花伝 東京都新宿区中落合2-1-10
時 間 : 4月9日(木) ・4月10日(金)19:00~  4月11日(土) 13:00~/19:00~
      4月12日(日) 12:00~/17:00~
料 金 : 4月9日(木)・4月10日(金)・4月12日(日)
       スペシャルシート(1.2列目) 8,000円 一般席 5,000円
      4月11日(土) 蒲鉾さち子氏によるBGM電子ピアノ生演奏
       スペシャルシート(1.2列目) 11,000円 一般席 8,000円
出 演 : 星宏美 津吹みゆ 駿河ヤマト 大滝ひかる 藤田光璃 内田茉莉花 清郷流号
      万姫 杉山菜穂 永森なつ美 堀越あやめ 岡本麻衣 上杉彩葉 山田ハチ

昭和から平成 そして令和へと繋なぐ家族の物語

令和8年春、父 時田 瞬と母 瑞季・娘の平和(ひより)は、小高い丘の公園にやってくる。ここは瞬と瑞季が出会った大切な場所だった。平成25年、亡くなった祖母の思いを継いで友人二人と公園にやってきた女子大生の瑞季は、そこでとある老人と出会う。持ってきた祖母の古い日記を老人に見せる瑞季。時は太平洋戦下の昭和19年、瑞季の祖母である高等女学校二年の佐々木和子のクラスに、田中智恵子という代用教員が赴任してくる。智恵子先生は、優しさの中にも芯の強さを持った女性であり、物語はこの智恵子先生と和子との絆を描きながら進んでいく。そして終戦・・・智恵子先生は? 和子は?・・・そして公園の老人の正体は?・・・

今作では、ラジオドラマでは描ききれなかったシーンと新たに令和時代を加筆し、作品により深みをましました。昨今、社会問題化されている先生と生徒の本来のあり方、生きることの尊さを描いたファミリーヒストリーです。
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複数スポーツ紙で「取材会」の模様が報道されています。

『日刊スポーツ』さん。

津吹みゆ 初の朗読劇心配は「福島なまりが出ないかどうか」

 女優星宏美(37)と歌手津吹みゆ(30)がダブル主演する朗読劇「ほんとの空・青い空」(東京・中落合のシアター風姿花伝、4月9~12日、6公演)の取材会が30日、都内で行われた。
 第2次世界大戦下の1944年(昭19)、高等女学校4年の佐々木和子(津吹)のクラスに代用教員の田中智恵子(星)が赴任してくる。2人の師弟愛を主軸にして生きることの尊さを描く。
 星は「お芝居を始めて20年たちますが初めて演出も手がけます。朗読劇ですが、情景を思い浮かべられるように、ひと言ひと言を自分のものにして伝えていきたい」と意気込みを明かした。
 津吹は「女学校4年の15歳の役です。時代的には祖父母と近い世代で、台本を読み進めると、今も各地で戦争が勃発しているし、まったく人ごとではない。1人でも多くの人に見てほしい。初の朗読劇でたくさんの学びがあります」。
 本職は歌手だ。「歌うのも朗読劇も詞の行間を読むのが通じている。歌も主人公の心情に寄せて歌うし、朗読劇も役柄になりきって心からせりふを言う」と説明した。そして「今回、ドキドキしているのが役が東京都出身なこと。私は福島出身なので、なまらずに最後までセリフを言えるかどうかが心配なんです。昨日もマネジャーさんに本読みを付き合ってもらったら、マネジャーさんも福島の出身。結局、なまっているのかどうかが分からないまま。歌はメロディーがあるからあまり気にならないが、そこは勉強していきたい」と真顔で心配していた。
 この日の会見では役の衣装で実施した。津吹は「昭和初期の格好ですが、もんぺがすごくしっくりしている。着替えた瞬間に周りの人から「写真から飛び出したみたい」と言われてうれしかった。学生時代はブレザーだったのでセーラー服に憧れていました」。
 星はこの日が津吹と初対面。「まだ本格的な稽古は始まっていないけれど、人となりがにじみ出ている。共演が楽しみです。一緒に切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と期待した。
 男性歌謡ユニット、はやぶさの駿河ヤマト(32)と大滝ひかる(38)、藤田光璃(27)も登壇した。
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先月、キャスト募集の件でご紹介させていただいた際に書きましたが、元は令和2年(2020)のラジオドラマでした。

タイトルに光太郎詩「あどけない話」(昭和3年=1928)由来の「ほんとの空」の語が入り、ダブル主演の主人公の一人の名が「智恵子」。太平洋戦争中の話がメインのようで、すでに『智恵子抄』は公刊されている時期です。ただ、どの程度『智恵子抄』オマージュの要素が入るのかは不明ですが。

それぞれ、ご興味おありの方、ぜひどうぞ。

【高村光太郎書誌】

本人著作(部分)4 『ドラン画集』

昭和2年(1927)11月10日 アトリヱ社 
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目次
 著者肖像
 アンドレ ドラン  高村光太郎
 原色版
  裸体 風景 風景 マルチーグの松林(1912)
 単色版
  自画像 道化役者 不思議の森(1906) 音楽(1907) 風笛吹き(1911)
  公園を見下す窓(1912) マルチイク遠望(1913) 静物(1920)
  女の肖像・裸体(1920) 肖像(1920) 裸婦(1921) モデル(1922) モデル(1922)
  ペツクの風景(1922) 小橋(1922) サン シールの道(1922) 裸婦(1922)
  少年(1922) C夫人(1923) 裸婦(1923) C夫人(1923) 裸婦(1923) 
  栗色の髪のモデル(1924) ヴアルの風景(1925) 風景(1925) 静物 静物
  素描(1919) 素描(1921)   素描(1921) 素描(1921)

フランスのフォービズムの画家で、光太郎も影響を受けたアンドレ・ドランの画集です。光太郎は解説的な評伝「アンドレ ドラン」を寄せています。

光太郎以外の文章は載って居らず、その意味では光太郎の単独執筆に分類しても良いのかもとも思いますが、奥付に光太郎のはありませんし、とりあえず部分執筆扱いにしておきます。