新刊です。
ぜひお買い求めを。
同名の書籍が昭和16年(1941)に道統社から出ていますが、かなり内容が異なります。
発行日 : 2026年2月25日
著者等 : 井上涼
版 元 : 毎日新聞出版
定 価 : 2,500円+税
はじめに
Ⅰ 不思議の国の忍者たち
ブリューゲルの巻 ボスの巻 デ・キリコの巻 ダリの巻 山下清の巻
じっくり見てみよう① 山下清《ロンドンのタワーブリッジ》
掲載紙では平成31年(2019)に光太郎が取り上げられ、昨年刊行の二の巻に収録されました。そして光太郎の父・光雲を扱った「高村光雲の巻」は初出が平成5年(2023)で、今回の三の巻に収められました。
メインで取り上げられるのは、トーハクさん所蔵の重要文化財「老猿」。同作は「びじゅチューン」でも令和4年(2022)に「老猿は主役じゃなくても」として扱われましたが、また別のストーリー。動物彫刻の制作ではモデルの善し悪しにこだわった光雲が猿を観察したいと望み、主人公の忍者たちが協力する、というものです。
実際、「老猿」制作に際し、光雲は浅草の「猿茶屋」から猿を借りてきてスケッチしています。
その顛末は光雲の談話筆記『光雲懐古談』(昭和4年=1929)で語られています。
青空文庫さんでこの項全文が読めます。
井上氏、このくだりを参考になさったようで、「猿茶屋」ならぬ「猿カフェ」から借りてきた猿が大騒動を起こす、という話です。ちなみにちらっと光太郎も登場します。
他もおそらくそれぞれの美術家のエピソードなどを盛り込み、テキトーに描いているんじゃないなというのがよくわかります。それにしても「びじゅチューン」同様に、シュールですが(笑)。「びじゅチューン!」でもおなじみ、井上涼の美術まんが 待望の第3弾! わがままヴィーナス、オフィーリアの秘密の伝言、老猿の大脱走......忍者B・忍者Cと世にもゆかいな名画の世界へ! "クセつよ"芸術家27人の作品と人柄を紹介するよ。
はじめての美術鑑賞にぴったりの一冊! 総ルビつきで幼児からたのしめます。プレゼントにもどうぞ。
目次はじめに
Ⅰ 不思議の国の忍者たち
ブリューゲルの巻 ボスの巻 デ・キリコの巻 ダリの巻 山下清の巻
じっくり見てみよう① 山下清《ロンドンのタワーブリッジ》
Ⅱ ようこそ! ござる町へ
マティスの巻 聖徳太子の巻 本阿弥光悦の巻 猪熊弦一郎の巻 ロートレックの巻
マティスの巻 聖徳太子の巻 本阿弥光悦の巻 猪熊弦一郎の巻 ロートレックの巻
描き下ろしまんが「ロートレックの巻」その後
Ⅲ モノクロ世界で、もういいかい?
雪村の巻 横山大観の巻 エッシャーの巻 ハマスホイの巻 棟方志功の巻
じっくり見てみよう② ジョン・エヴァレット・ミレイ《オフィーリア》
Ⅲ モノクロ世界で、もういいかい?
雪村の巻 横山大観の巻 エッシャーの巻 ハマスホイの巻 棟方志功の巻
じっくり見てみよう② ジョン・エヴァレット・ミレイ《オフィーリア》
Ⅳ 発見! 動物植物のすごい絵
高村光雲の巻 熊谷守一の巻 竹内栖鳳の巻 河鍋暁斎の巻 若冲の《動植綵絵》の巻
高村光雲の巻 熊谷守一の巻 竹内栖鳳の巻 河鍋暁斎の巻 若冲の《動植綵絵》の巻
ラスコー洞窟の壁画の巻 ガレの巻 田中一村の巻 ウィリアム・モリスの巻
ジョン・エヴァレット・ミレイの巻 アルチンボルドの巻 ボッティチェリの巻
じっくり見てみよう③ 田中一村《椿図屏風》
じっくり見てみよう④ アルチンボルド 四季《夏》《冬》/四大元素《水》《大地》
おわりに
NHK Eテレさんで放映中の「びじゅチューン!」でアニメーション制作から劇中歌の作詞作曲演奏、そして出演なさっての解説までをこなす井上涼氏が、『毎日小学生新聞』さんに平成28年(2016)から連載されている漫画の単行本化です。見開き2ページで一人の美術家や美術作品が取り上げられています。ジョン・エヴァレット・ミレイの巻 アルチンボルドの巻 ボッティチェリの巻
じっくり見てみよう③ 田中一村《椿図屏風》
じっくり見てみよう④ アルチンボルド 四季《夏》《冬》/四大元素《水》《大地》
おわりに
掲載紙では平成31年(2019)に光太郎が取り上げられ、昨年刊行の二の巻に収録されました。そして光太郎の父・光雲を扱った「高村光雲の巻」は初出が平成5年(2023)で、今回の三の巻に収められました。
メインで取り上げられるのは、トーハクさん所蔵の重要文化財「老猿」。同作は「びじゅチューン」でも令和4年(2022)に「老猿は主役じゃなくても」として扱われましたが、また別のストーリー。動物彫刻の制作ではモデルの善し悪しにこだわった光雲が猿を観察したいと望み、主人公の忍者たちが協力する、というものです。
実際、「老猿」制作に際し、光雲は浅草の「猿茶屋」から猿を借りてきてスケッチしています。

モデルはその頃浅草奥山に猿茶屋があつて猿を飼つてゐたので、その猿を借りて来ました。この猿は実におとなしい猿で、能くいふことを聞いてくれまして、約束通りの参考にはなりました。物置に縛いで置いたが、どんなに縄をむづかしく堅くしばつて置いても、猿といふものは不思議なもので必ずそれを解いて逃げ出しました。一度は一軒置いてお隣りの多宝院の納所へ這入り坊さんのお夕飯に食べる初茸の煮たのを摘んでゐるところを捕まへました。一度は天王寺の境内へ逃げ込み、樹から樹を渡つて歩いて大騒ぎをしたことがありますが、根がおとなしい猿のことで捕まへました。
青空文庫さんでこの項全文が読めます。
井上氏、このくだりを参考になさったようで、「猿茶屋」ならぬ「猿カフェ」から借りてきた猿が大騒動を起こす、という話です。ちなみにちらっと光太郎も登場します。
ぜひお買い求めを。
【高村光太郎書誌】
本人著作(全体)55 『美について』
触覚の世界 比例均衡 普遍と独自 永遠の感覚 写生の二面 書について 書の深淵
感覚と生活 緑色の太陽 言ひたい事を言ふ
彫刻の世界
彫刻の世界
彫刻的なるもの 彫刻性について 肖像雑談 彫刻に何を見る 東洋と抽象彫刻
蝉の美と造型 小刀の味 絶滅の美
ある首の幻想
ある首の幻想 人の首 家 装幀について 某月某日 手 ほくろ 自分と詩との関係
ある首の幻想
ある首の幻想 人の首 家 装幀について 某月某日 手 ほくろ 自分と詩との関係
智恵子の切抜絵 九代目団十郎の首 自作肖像漫談
美術の魅力
日本の美
埴輪について 仏像について(古式の美) 能面について 茶について
彫刻の面白味 版画の話 静物画の新意義 日本画に対する感想 自刻木版の魅力
埴輪について 仏像について(古式の美) 能面について 茶について
彫刻の面白味 版画の話 静物画の新意義 日本画に対する感想 自刻木版の魅力
オオギュスト・ロダン
一 一個の全球 二 親ゆづり 三 善い姉さんと腹の出た家と 四 始まり 五 実地修行
六 修道院 七 下働きと仕立女工 八 総決算と新時代 九 苦境と愉楽と
十 振出しへ返る事 十一 自己の道 十二 「歩む人」と「地獄の門」と 十三 胸像群
十 振出しへ返る事 十一 自己の道 十二 「歩む人」と「地獄の門」と 十三 胸像群
十四 記念像群及「バルザツク」の彫刻的意義 十五 一九〇〇年以後
十六 晩年、死、死 十七 「小さい花子」
解説 伊藤信吉
同名の書籍が昭和16年(1941)に道統社から出ていますが、かなり内容が異なります。




