このブログでたびたびご紹介してきた、東日本大震災の津波に呑まれて亡くなった故・貝(佐々木)廣氏が中心となって、昭和6年(1931)に光太郎が訪れたことを記念して建てられた高村光太郎文学碑(平成3年=1991建立)の魂を受け継ぎ、宮城県女川町内に「千年後のいのちを守るために」と建てられ続けている「いのちの石碑」関連です。

秋の女川を楽しむモニターツアー! 「女川の魅力発見ツアー」

期 日 : 2019年10月1日(火)/10月6日(日)
行 程 : 仙台駅東口(8:30)→東北電力女川原子力PRセンター(見学)→
      ステイイン鈴家(海鮮膳の昼食)→大六天駐車場(見学)→
      女川まち巡り(鷲神浜いのちの石碑、駅前付近ほかを
       バスと徒歩で見学。シー
パルピア女川等で買物)→
      女川町まちなか交流館(「OCHACCO」オーナーによるお茶ワークショップ。
       お土産付き)→仙台駅東口(18:00頃)
料 金 : 4,500円
定 員 : 40人(最少催行人員 30人)

東日本大震災から約8年半。復興に向けて歩む女川町の魅力を実感しませんか。

震災遺構や、いのちの石碑、女川駅前など、震災と復興を知るまち巡りを行います。そして震災時に地域の方々が避難した、東北電力女川原子力発電所のPRセンターにも訪れ、模型や映像を通して原子力発電のしくみや、取り組みについて理解を深めます。

海の恵みを実感できる昼食を、女川湾が見渡せる「ステイイン鈴家」で。

また、今回はティータイムを豊かにするお茶のワークショップにも参加します。三陸発日本茶フレーバーティーを発信する「OCHACCO(おちゃっこ)」のオーナーによる、お茶のブレンドワークショップでは、自分で作ったお茶を持ち帰りOK!こちらもお楽しみに。

添乗員は同行しません。仙台リビング新聞社スタッフが同行します。

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この手の「いのちの石碑」見学を含むツアー、結構ありまして、しかし、近くなってからこのブログで紹介しようとすると、既に定員一杯になったようで、ネット上から情報が削除されているということが何度か有りました。

今回も10月6日(日)は既に埋まっているとのことですが、キャンセル等が有るかも知れません。

原発の問題が絡み、ちょっと複雑なのですが、とりあえずご紹介しておきます。女川光太郎祭を毎年開催してくださっている、光太郎ゆかりの地・女川。こうした機会以外でも、ぜひ足を運んでいただきたいものです。


【折々のことば・光太郎】

翼のある人がある。 眼に見えない翼をひるがへすと、 何処か遠くへ行つてしまふ人がある。
詩「(翼のある人がある)」より 昭和2年(1927) 光太郎45歳

のち、『現代詩人全集第九巻』(昭和4年=1929)に収められた際、削除された部分です。

光太郎、そういう意味で書いたのではないのかもしれませんが、「翼をひるがへ」して、「遠くへ行つてしま」った故・貝(佐々木)廣氏を思い出しました。