本日から開始、京都の画廊での展示情報です。

日本の工芸品展

期 日 : 2025年11月28日(金)~12月23日(火)の火、金曜日
会 場 : Art Space癒心庵 京都府長岡京市今里畔町24-8
時 間 : 10:00〜15:30 午前、午後各1組4名様まで完全予約制
休 館 : 毎週火、金曜日以外
料 金 : 無料

 Art Space 「癒心庵」は京都府長岡京市岡村医院 腎•泌尿器科クリニック南側にございます。
 患者様にも楽しんで頂けますよう、貴重な美術品を、不定期に開催し展示しています。
 美術品をごゆっくりご覧頂けるようコンパクトに設計された空間で、作品のファンの方から、初めてご覧になる方までお気軽に楽しんでいただける癒しのArt Spaceとなっております。お気軽にご来館お待ちしております。
 癒心庵の展示は浮世絵版画、新版画、漆芸、陶磁器 (西洋陶磁器、日本陶磁器)、絵画、ガラス工芸等、幅広いジャンルの美術品を期間ごとに展示いたしております。
料金は無料。ご来館いただける方々の心の癒しになればと願い、貴重な美術品を展示しています。
 当館は多くの方々、特に普段気軽に美術館に出向く事が困難な高齢者や要介護者等の方々に心休まる一時、心躍る一時を感じて頂ける事を目的といたしております。
 当館では一時間帯一組(一組3名程度まで) のみですので 、 気兼ねなくゆっくりとご鑑賞いただけます。
 展示は年間 6テーマを2ケ月間隔で開催いたしております。
 また作品を単に展示するのみではなく、スタッフが詳細に作品の説明を行い、出来るだけ有意義な一時を過ごしていただき、皆様にとって心豊かな時間となりますようようご体験いただければ幸いです。
美術品の展示によって、作品に対する興味、理解 等を深めていただく事が、さらなる文化の普及と美の創造に真献できるものと信じております。
 展示室では、主として江戸期から現代までの様々なジャンルの美術品を展示しており、その美しさや歴史的価値を伝えています。
 患者様の心の癒しになれるよう、ご来場は無料。
幅広い年齢層の方々に、芸術の素晴らしさを伝えることができます。また、初めてアートに触れる方々にとっても、アートの世界を探求することができる貴重な場所です。
美術に興味がある方はもちろん、初めて美術館に足を運ぶ方も楽しめるような展示を心がけていますので、ぜひお越しください。
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癒心庵さんのinstagram投稿から情報を得ました。光太郎の父・光雲作の木彫「鯉」が出品されるとのこと。一見して見事な造りですね。

ほぼ同一と思われる作が、山梨県の嘯月美術館さんに所蔵されていて、平成14年(2002)に茨城県近代美術館さん他を巡回した「高村光雲とその時代展」に出品されました。
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また、京都の清水三年坂美術館さんには、鯉に乗った琴高(きんこう)仙人像が所蔵されています。
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さらに鯉というと端午の節句の関係での注文が多かったようで、鯉のぼりをあしらったレリーフも複数例確認出来ています。
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光太郎も鯉の木彫のチャレンジしました。新潟の素封家・松木喜之七の依頼で、やはり端午の節句がらみだったようです。
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ところが結局、光太郎の鯉は完成しませんでした。鱗の処理が難しいというのがその理由でした。右上は光雲の「琴高仙人像」の鱗ですが、こういういわばお約束的な様式化はやりたくない、しかしリアルな鱗を彫ろうとしてもどうもうまくゆかない、ということでした。

閑話休題、癒心庵さんでの光雲「鯉」、ぜひ足をお運びになってご覧下さい。他にフライヤーでは 前史雄、葉山有樹、宍戸濤雲の作が紹介されていますし、ハッシュタグには板谷波山、松田権六らの名もありました。

【折々のことば・光太郎】

彼は光と陰とを彫刻した。炎の教訓の前に熱狂した。

光太郎訳 マルセル チレル「ロダンのモデエル達」より
大正12年(1920)訳 光太郎41歳

ロダンもそうですし、光太郎、そして光雲にも、彫刻は「業(ごう)」のようなものだった気がします。