朗読系の公演情報を2件。

まずは石川県から。

語りとチェロでつたえる~智恵子抄~

期 日 : 2025年11月23日(日)
会 場 : 美川コミュニティセンター 石川県白山市美川浜町ヨ103
時 間 : 14:00~15:00
料 金 : 無料

詩集「智恵子抄」に描かれた詩人・彫刻家の高村光太郎と妻・智恵子の日々を語りとチェロで辿ります。

出演   本田和さん(語り) 林口眞也さん(チェロ奏者)
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本田和さんという方、平成21年(2009)には、「智恵子抄―語りとギターのための―」を含む朗読CD「本田和語りの世界 セロ弾きのゴーシュ」をリリースされ、その後も「智恵子抄」を含む公演を地元や神戸でなさっています。その際も今回と同じくチェロ奏者の林口氏とのコラボでした。

もう1件、鹿児島から。

劇団風見鶏「朗読のつどい」

期 日 : 2025年11月29日(土)
会 場 : カクイックス交流センター 鹿児島市山下町14-50
時 間 : 昼の部 14:00~15:30 / 夜の部 19:00~20:30
料 金 : 高校生以上1500円(当日300円増し)
      子ども(小学高学年~中学生)は500円で昼のみ。昼夜とも入場の場合割引あり

地元紙『南日本新聞』さんに予告記事が出ていました。

与謝野晶子の児童文学、宮沢賢治の詩、チェーホフの短編…鹿児島市の劇団「風見鶏」が29日に6年ぶりの朗読会 「場面思い浮かべ楽しんで」

 鹿児島市のアマチュア劇団「風見鶏」が29日、同市のカクイックス交流センターで6年ぶりとなる「朗読のつどい」を開く。代表の大重英之は「朗読は聴く人が場面を思い浮かべることで成立する。一緒に作品をつくる時間を楽しんでほしい」と呼びかける。
 劇団は1974(昭和49)年創立。朗読には97年から取り組み、これまで学校など県内各地で250回以上、上演してきた。コロナ禍で2020年以降中断して
いた。
 朗読会は昼夜2部制。昼は歌人の与謝野晶子が書いた児童文学「黄色の土瓶」のほか宮沢賢治、高村光太郎の詩など、親子で楽しめる作品を中心に披露する。夜はロシアの劇作家チェーホフの短編と明治期の作家樋口一葉の「大つごもり」を上演する。
 10月26日は6人が集まり、鹿児島市内でそれぞれの演目を練習した。創立時からのメンバー末吉みつ子は「久しぶりにお客さんと会えるので興奮している。当日が楽しみ」と話した。
 昼は午後2時、夜は7時からで、いずれも90分。前売りは高校生以上1500円(当日300円増し)、子ども(小学高学年~中学生)は500円で昼のみ。昼夜とも入場の場合、割引あり。大重さん=090(7980)3628。
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本番へ向け練習に励む団員=鹿児島市

記事によれば、昼の部で光太郎詩が取り上げられるそうです。

何度も書いていますが、光太郎の詩や散文、意外と朗読に向いています。あからさまに七五調・五七調になっているものは少ないのですが、言葉本来の持つ内在律と言いましょうか、そういったものに対する感覚・センスを持っていたんだなというのがよくわかります。また、平易な言葉遣いでありながら深い内容も表されたり、日本語の美しさを十分に生かしたりという面も見られます。

全国の朗読愛好者の皆さん、もっともっと光太郎作品を取り上げていただきたいものです。

【折々のことば・光太郎】

見る事と感ずる事とを知る者は到る処にいつでも讃嘆すべきものを見出すだらう。見る事と感ずる事とを知る者は倦怠(アンニユイ)といふあの近代社会の「黒い畜生(ベート ノワール)」に襲はれない。深く見且つ感ずる者は自分の感情を表現する欲望、芸術語る欲望を決して失はない。

光太郎訳 ロダン「ロダン手記 芸術と自然」より
大正9年(1920)頃訳 光太郎38歳頃

「見る事と感ずる事」ここに「聴く事」も加えたいものです。

ちなみに今日、11月17日はロダンの命日です。大正6年(1917)に亡くなりました。