昨日に続き、光太郎第二の故郷・花巻ネタで。

郊外旧太田村の高村光太郎記念館さんで開催中の企画展「昔なつかし花巻駅」について、地元紙『岩手日日』さんが報じて下さいました。

光太郎が見た花巻駅 ジオラマや記録映画紹介 記念館企画展 昭和初期に

003 高村光太郎記念館の企画展「昔なつかし花巻駅」は、花巻市太田の同館で開かれている。花巻ゆかりの彫刻家で詩人の高村光太郎(1883~1956年)が見た昭和初期の花巻駅周辺の様子をジオラマや記録映画でたどっている。11月30日まで。
 光太郎の花巻疎開80年の節目を記念し企画。昭和初期の花巻駅を中心としたまちの情景を表現したジオラマを展示するほか、岩手軽便鉄道が釜石線へ移管された1936(昭和11)年に撮影された記録映画を上映している。
 岩手軽便鉄道は花巻市から遠野市の仙人峠を約3時間で結ぶ鉄道として13(大正2)年に開業。36年に国有化され、50年には釜石線が花巻から釜石まで鉄路で全線開通した。
 同年、岩手軽便鉄道の社長を務め花巻温泉の開発にも取り組んだ金田一国士さんの功績を光太郎が詠んだ「金田一国士頌」碑が花巻温泉に建立され、除幕式には光太郎も出席している。
 記録映画は総合花巻病院創立者で初代院長佐藤隆房(1890~1981年)が私財を投じて制作。約16分の貴重な映像で、花巻駅から仙人峠までの沿線の様子が収められている。
 ジオラマは記録映画などを参考に、当時の花巻駅周辺の様子をNゲージ(150分の1程度の大きさ)の模型で再現した。電車の模型は実際に走らせることもできる。
 企画展を担当した花巻高村光太郎記念会の高橋卓也事務局長補佐は「写真ではなく、映画で駅前の人々が実際に動いている姿や、銀河鉄道のモチーフになった岩手軽便鉄道が実際に走行する姿をぜひご覧いただきたい」と話している。
 開館時間は午前8時30分~午後4時30分。入館料は一般350円、高校生・学生250円、小・中学生
150円。問い合わせは同館=0198(28)3012=へ。

7月23日(水)に拝見して参りました。その際の様子はこちら。ジオラマを制作された土屋直久氏、石井彰英氏のご苦労が偲ばれました。お二人のお名前が記事に出ていないのが残念ですが。
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石井氏、この手のジオラマを制作されると、その細部をビデオ撮影したDVDを作られるのを常とされています。そもそもは氏の地元の品川区大井町-智恵子終焉の地・ゼームス坂病院を含む-のジオラマDVDを拝見し、平成30年(2018)にやはり花巻高村光太郎記念館さんで開催された企画展「光太郎と花巻電鉄」の際に、光太郎が居住していた頃の昭和20年代前半くらいの花巻をイメージしたジオラマ制作を依頼したことが、今回のジオラマに繋がっています。その際のジオラマも展示されています。
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石井氏、今回もDVDを制作されたとのことで、9月19日(金)に品川の氏のご自宅兼工房兼スタジオ(氏はミュージシャンでもあらせられまして)で上映会だそうで、お邪魔して参ります。ご興味おありの方、ご連絡下さい。

花巻高村光太郎さんでの企画展「昔なつかし花巻駅」は、会期が長く、11月30日(日)まで。ぜひ足をお運びください。
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【折々のことば・光太郎】

文学といふ芸術は細かい事になると私に解りませんが、法則は書く者にとつても彫る者にとつても同じだと信じます。


光太郎訳 ロダン「ロダンの言葉 ジユヂト クラデル筆録」より
大正4年(1915)頃訳 光太郎33歳頃

ロダンと異なり、文筆活動も多方面で行っていた光太郎にとって、この言葉は励みになったのではないでしょうか。どんな芸術でも根幹のところは一緒だ、というわけで。