智恵子の故郷、福島二本松でのイベントです。「二本松市合併20周年記念冠事業」の一環とのこと。

にほんまつ本の市2025

期 日 : 2025年8月30日(土)
会 場 : にほんまつ城報館 福島県二本松市郭内3丁目303−5
時 間 : 10時00分~16時00分 
料 金 : 無料

「本とたわむれる」をテーマに開催する古本市・本にまつわるワークショップなどの1日限りの本のテーマパークです。
003
約20店舗が出店する古書市ですが、秋田市からいらっしゃる灯書房さんという古書店さんが、「大人だって読みたい、大人の絵本と高村光太郎の智恵子抄を特設します。」と謳われています。
002
タイトルに「智恵子抄」と関した詩集はオリジナルの龍星閣版、白玉書房版、龍星閣の戦後復元版、新潮文庫版などたくさんありますし(それが不幸な「智恵子抄裁判」の元になってしまったのですが……)、智恵子の評伝、研究書、智恵子を主人公とした小説、紙絵の画集など、さまざまな書籍が刊行されています。まるまる一冊ではなく部分的に、というものを含めれば優に百を超えるでしょう。「特設」ということで、それらが並ぶのではないかと思われます。

当方の知る限りでは二本松市内にいわゆる古本屋はありません(ブックオフ系は除く)。良い機会ですのでぜひ足をお運び下さい。

【折々のことば・光太郎】

美は、空気と同じく只である。静かな大地、騒がしい大地、花の咲いた大地、骨を出してゐる大地、季節、動物、花、都会の群集、乗合馬車、船、汽車の中で見る立派な肖像、到る処で、芸術家よ、美は君の美に対する飢渇を医すものを発見する。


光太郎訳ロダン「断片」より 大正5(1916)頃訳 光太郎34歳頃

こうしたロダンの主張を受け、後世、光太郎は「美ならざるなし」「乾坤美に満つ」「うつくしきもの満つ」といった短句を好んで揮毫しました。