智恵子の故郷、福島県二本松市が主催です。

第30回智恵子のふるさと小学生紙絵コンクールの作品を募集します

 高村智恵子のふるさとである二本松市では、「智恵子のふるさと小学生紙絵コンクール」を実施し、福島県内および岩手県花巻市の小学生による紙絵作品を募集します。
 子どもたちの美意識と創造性・独創性の一層の育成を図るとともに、二本松市が生んだ芸術家「高村智恵子」をさらに顕彰していただき、あわせて地域の文化振興に寄与することを目的とします。
 今年度、本コンクールは開催第30回目の節目を迎えることから、特別賞「特別智恵子大賞」を設けます。

募集対象 福島県内および岩手県花巻市の各小学校に在学中の児童 
     ※義務教育学校を含みます。
募集部門 小学1年生の部から6年生の部まで6部門
応募規定 応募点数 ひとり1点とします。
作品規格 「画用紙」四ツ切サイズ(380ミリメートル×540ミリメートル)。
     ※規格外の作品は、審査の対象となりません。
表現・作成方法 テーマは自由です。
紙(材質・種類・色などは自由)を切り取り(ハサミ・カッター・ちぎり取るなど何でも自由)、ノリで上記の画用紙等に貼り付けてください。貼り付けてからの絵の具などでの着色も構いません。縦横は自由とします。
(注)次の作品は受け付けられませんので、お送りにならないようお願いいたします。
 ・作品規格に合わない作品
 ・輸送途中に形態が変わったり、紙が剥がれてしまう作品
応募期間 令和7年8月22日から9月5日まで※必着
応募方法
・「応募票」をダウンロードし、必要事項を記入の上、作品裏面の左下に貼付してください。また、作品を所属する学校単位でまとめ、「応募一覧表」をダウンロードし、必要事項を記入の上、ともに下記の送付先に送付してください。
・原則、学校単位での募集としますが、学校にて取りまとめができず個人での応募となる場合は、「応募票」をダウンロードし、必要事項を記入の上、作品裏面の左下に貼付後、下記の送付先に送付してください。応募者の氏名等の間違いがないようご確認ください。詳細は、下部のチラシをご覧ください。

送付先 〒964-8601二本松市金色403-1 二本松市教育委員会文化課 小学生紙絵コンクール係

その他
応募作品は、 他のコンクール等に出品していない作品、かつ著作権、商標権、肖像権等第三者の権利を侵害しないものに限ります。
入賞作品も含めて、応募いただいた作品は返却いたします。
入賞作品の使用権は 、主催者に帰属します。
入賞作品は、展覧会・報道・ 広報 ・ 市ウェブサイト等にて作品、氏名 、学校名、学年を公表させていただきます 。
005
たまたま展示が為されている時期に二本松に行く機会があった場合に、入賞作品群を拝見したことが何度かありました。
 第23回(平成30年=2018)  第24回(令和元年=2019)  第27回(令和4年=2022)

ちぎり絵がほとんどでしたが、時折、智恵子同様、ハサミで紙を切っての切り絵的な手法での作品も入賞しています。

006ちなみに「紙絵」という呼称は光太郎の提唱によって定着しました。昭和26年(1951)6月4日~10日、銀座の資生堂ギャラリーで開催された「高村智恵子紙絵展覧会」の際からで、それまでは「切抜絵」などと称していました。詩集『智恵子抄』(昭和16年=1941)に収められた散文(昭和14年=1939)のタイトルも「智恵子の切抜絵」でした。

「高村智恵子紙絵展覧会」の簡易図録に収められた美術評論家・土方定一の後書き的な文章。

 この展覧会を催すことになつたとき、これらの作品を切抜き絵とするかどうか話しあつた。折よく中央公論社の松下さんが高村さんのところに行かれるときであつたので聞いてもらつたところ、紙絵というジャンルが油絵というようにあつていいだろう、ということであつた。それで紙絵展とした。

なるほど。

さて、紙絵コンクール。これが児童の皆さんに光太郎智恵子へ興味を持つ一つのきっかけとなってもあらえれば、と存じます。また、応募対象が限定されていますが、たくさんのふるっての応募を期待したいところです。今回は30回記念で「特別智恵子大賞」が授与されるそうですし。

【折々のことば・光太郎】

人間の天才力は穹窿の創造に勝ち誇つてゐる。何処から此の穹窿は来たのだらう。虹から、多分。

光太郎訳ロダン「本寺別記」より 大正4年(1915)訳 光太郎33歳

「穹窿」は「きゅうりゅう」と読み、本来は大空の意ですが、ここでは本寺(ノートルダム大聖堂)内部のヴォールト(アーチを平行に押し出したかまぼこ型の形状を特徴とする天井様式)を指します。

本当に美しい造型を見た時の舌を巻くような感覚、また、それを感受出来る感性を持つことの大切さ、そういったことを教えてくれる一節ですね。