2度ほどちらっとご紹介しましたが、当方も所属しています「中西利雄・高村光太郎アトリエを保存する会」主催です。

中西アトリエをめぐる文人たちの朗読会

期 日 : 2025年7月6日(日)
会 場 : 中野区産業振興センター 東京都中野区中野 2-13-14
時 間 : 13:30~16:00
料 金 : 無料

中西アトリエは画家・中西利雄亡き後、高村光太郎が創作のため1952年から1956年まで滞在しました。十和田湖畔の乙女の像の塑像をこのアトリエで制作しここで亡くなりました。詩人でもあった光太郎の滞在時には多くの文人たちが訪れたそうです。光太郎と仲間たちを偲ぶ朗読会のご案内です。

1、吹木文音(詩人) 
   宮沢賢治作
 よだかの星/銀河鉄道の夜
2、田井淑江(書家)
    太宰 治作
 人間失格 /走れメロス
3、 立原一洋(ギター奏者)、 
   佐藤春夫作
 秋刀魚の歌(作曲・立原一洋)
4、宮本苑生(詩人)
    草野心平作 
高村光太郎の死の前夜/高村光太郎死す/秋の夜の会話 他
5、原詩夏至(詩人)
    尾崎喜八作
 友/三国峠/私の詩
6、宮尾壽里子(朗読講師)
  高村光太郎
 レクイエム智恵子(構成・宮尾壽里子)
 ◆休憩◆   (10分)
7、出口佳代(朗読家)・早見英里子(フリーアナウンサー)   
  【光太郎智恵子】2人の声が奏でる静かで深い愛の物語
  高村光太郎作 僕等/道程/あなたはだんだんきれいになる/風にのる智恵子/
  レモン哀歌/元素智恵子
8、吉川久子(フルート奏者)・山田大輔(ギター奏者) 
  演奏曲目ほらねんねんねろ/ふるさと/星めぐりの歌/谷戸の風/小泉八雲の子守歌
  朗読作品 高村光太郎 樹下の二人/宮沢賢治 双子の星 春と修羅/太宰治の格言
9、一色采子(俳優)・田中健(ピアノ)
  詩と音楽のマリアージュ 高村光太郎「智恵子抄」より ドビュッシーの音楽に乗せて
  高村光太郎作 人に/樹下の二人/あどけない話/レモン哀歌

※朗読作品、演奏曲目、順序等、変更になる場合が御座います。ご了承ください。


司会/解説 小山弘明(高村光太郎連翹忌運営委員会代表)

申し込み者募集中、80名(詳細は下記のチラシ)定員になり次第締め切り。
メール・sogakousei@mva.biglobe.ne.jp
☎090-4422-1534(ショートメール可)
朗読会案内①
朗読会案内②
光太郎が生涯最後の大作「乙女の像」を制作し、その終焉の地ともなり、さらに記念すべき第一回連翹忌会場となった、中野の中西利雄アトリエ。現在、保存に向けての活動を展開中ですが、この建物にかくも錚々たる人々が集まった(関わった)ということで、その人々の作品を朗読や音楽に乗せてお届けし、広くアトリエの価値の一つの側面を周知するための取り組みです。

ここで約3年半起居し、亡くなった光太郎をはじめ、光太郎の元を訪れた文人として、「乙女の像」仕掛人の一人・佐藤春夫、当会の祖・草野心平、そして尾崎喜八。それから光太郎が入居する前に亡くなりましたが、「乙女の像」クライアントの津島文治青森県知事実弟で春夫とも縁が深い太宰治、光太郎や心平らの努力で没後にその作品世界が広く世に認められるに至った宮沢賢治の作品も取り上げます。太宰と賢治はこのアトリエを訪れていませんが、それぞれの兄弟、津島知事と宮沢清六は足跡を残しています。

大トリに、女優の一色采子さん。都内や智恵子の故郷・二本松で北條秀司作の舞台を朗読劇化した「智恵子抄」公演で智恵子役をなさったり、お父さまの故・大山忠作画伯は智恵子と同郷で、智恵子を描かれた絵も複数遺されたりしています。

その前に、フルート奏者の吉川久子さん。こちらも「智恵子抄」がらみの公演を複数回なさって下さっています。当初、お仲間の方が朗読なさる予定でしたが、健康を崩されて、朗読も吉川さんがなさいます。

それから今年の連翹忌の集いで朗読を披露していただき、絶賛を浴びたフリーアナウンサーの早見英里子さんと朗読家の出口佳代さんのコンビ。

宮尾壽里子さんはじめ、ご自身で詩作等もなさっている詩人系の方々も。

ぜひ足をお運び下さい。

【折々のことば・光太郎】

“62のソネツト”感謝、小生、まじめな人の詩に接するのは いつでも大きなよろこびであり、又それによつて勇気づけられます、


昭和29年(1954)5月20日 谷川俊太郎宛書簡より 光太郎72歳

昨年亡くなった谷川俊太郎氏宛で、唯一確認出来ているものです。『宮沢賢治全集』編集などで、父君の谷川徹三とは旧知の仲でした。俊太郎氏も複数のご著書を光太郎に贈っています。ただ、それらは郵送で、直接の面識は無かったようです。
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