都内から演奏会の情報です。
蒔田氏の「智恵子抄」、公刊されている楽譜集では、全音さんの『日本歌曲集3』(昭和45年=1970)に「あどけない話」が収められているだけですし、市販のアナログレコードやCD等にも収録されていません(見落としがなければ、ですが)。YouTube上には令和3年(2021)に紀尾井ホールさんで開催された「蒔田尚昊 歌の世界〜アヴェ・マリアからウルトラマン賛歌まで〜」(コロナ禍のため無観客)、同5年(2023)に渋谷区文化総合センター大和田さんで開催の「「男声合唱のためのウルトラセブン」 楽譜出版記念コンサート」での演奏などがアップされています。前者は大野光彦氏、後者は加耒徹氏の歌唱です。他に、野々村彩乃氏という方の演奏も上げられていますが、こちらは寡聞にしていつどこで収録されたものか不明です。
ちなみにウルトラ系がタイトルに入っているのは、蒔田氏が「冬木透」名義で「ウルトラセブン」をはじめとするウルトラ系の楽曲を作曲されているためです。
今回の会場は上野公園内の旧東京音楽学校奏楽堂さん。東京音楽学校は、光太郎の母校・東京美術学校とともに戦後に東京藝術大学さんへと改組され、ホール自体も藝大さんを離れて台東区さんに所管が移りましたが、創建当初の姿を残してリノベーションされ、味わい深い建造物です。重要文化財指定もされています。
ぜひ足をお運びください。
【折々のことば・光太郎】
今日はメダル原型の石膏を渡して、百五十個作成を御依頼しました、経四寸、片面のメダル、一個分五〇〇円の由につき、県庁の金で半金三七、五〇〇円お渡し致しました。
「メダル」は、10月に行われる生涯最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」除幕式の際に関係者に記念品として贈られる「大町桂月メダル」。十和田湖の景観美を広く世に紹介した大町桂月は、道路整備等に腐心した元青森県知事の竹田千代三郎、元法奥沢村長の小笠原耕一とともに「十和田の三恩人」と称され、「乙女の像」は三恩人の顕彰という意味合いもありました。
結局、このメダルが光太郎彫刻最後の完成作となりました。
期 日 : 2025年6月7日(土)
会 場 : 旧東京音楽学校奏楽堂 東京都台東区上野公園8番43号
時 間 : 12:30 開場 13:00開演
料 金 : 全席自由 4,000円
故・蒔田尚昊氏作曲の歌曲集「智恵子抄」から、第二曲「あどけない話」と第五曲(最終曲)「レモン哀歌」がプログラムに入っています。歌われるのは黒川京子さん。今回はご出演なさいませんが、お仲間で、朝岡真木子氏ご作曲の「組曲 智恵子抄」を歌われた清水邦子さんともども、今年の1月31日(金)、2月1日(土)と、花巻の光太郎・宮沢賢治関係スポットをご案内させていただきました。そんなこんなで招待券を頂いてしまっています。恐縮です。出演
<ソプラノ> 阿部麻子 木内弘子 黒川京子 品田昭子 柴田百代 武かほる
鳥養和歌子 中村良枝 福成紀美子 毛木香保里
鳥養和歌子 中村良枝 福成紀美子 毛木香保里
<メゾソプラノ> 草西富貴子
<バリトン> 馬場眞二
<ピアノ> 髙木由雅 森裕子
演奏予定曲目
山田耕筰 作曲 病める薔薇/南天の花
斎藤佳三 作曲 ふるさとの
平井康三郎 作曲 茉利花(まつりか)の/小面幻想
歌曲集「日本の笛」より 夏の宵月 野焼の頃
歌曲集「日本の笛」より 夏の宵月 野焼の頃
中田喜直 作曲 「”マチネ・ポエティク”による四つの歌曲」より 3. 髪
武満徹 作曲 死んだ男の残したものは
三善晃 作曲 「聖三稜玻璃」より 1. いのり 3. 青空に 4. ほんねん
蒔田尚昊 作曲 「智恵子抄」より Ⅱ. あどけない話 Ⅴ. レモン哀歌
加賀清孝 作曲 歌曲集Ⅳ「ハイゼのイタリア詩集(邦訳)による7つの歌」より
2. あなた その気弱な一言で 5. 彼が歌ってるの 月明かりのおうちの前で
6. きのう真夜中に起きたら
朝岡真木子 作曲 さくらの はなびら
まど・みちおの詩による組曲「リンゴを ひとつ」より 3. 貝のふえ
木下牧子 作曲 「竹久夢二の詩による7つの歌」より
3. ゆふぐれがたに 6. ジョウカア 7. あなたの心
3. ゆふぐれがたに 6. ジョウカア 7. あなたの心
千原英喜 作曲 歌曲集「ありがとう」―谷川俊太郎の4つの歌―より
1. 誰もしらない 4. ありがとう
松下倫士 作曲 うたを うたうとき
松下倫士 作曲 うたを うたうとき
<委嘱作品>
「音楽四章」前田佳世子 曲 / 谷川俊太郎 詩
1.音楽の時 2. ただそれだけの唄 3.ないしょのうた 4.音楽
蒔田氏の「智恵子抄」、公刊されている楽譜集では、全音さんの『日本歌曲集3』(昭和45年=1970)に「あどけない話」が収められているだけですし、市販のアナログレコードやCD等にも収録されていません(見落としがなければ、ですが)。YouTube上には令和3年(2021)に紀尾井ホールさんで開催された「蒔田尚昊 歌の世界〜アヴェ・マリアからウルトラマン賛歌まで〜」(コロナ禍のため無観客)、同5年(2023)に渋谷区文化総合センター大和田さんで開催の「「男声合唱のためのウルトラセブン」 楽譜出版記念コンサート」での演奏などがアップされています。前者は大野光彦氏、後者は加耒徹氏の歌唱です。他に、野々村彩乃氏という方の演奏も上げられていますが、こちらは寡聞にしていつどこで収録されたものか不明です。
ちなみにウルトラ系がタイトルに入っているのは、蒔田氏が「冬木透」名義で「ウルトラセブン」をはじめとするウルトラ系の楽曲を作曲されているためです。
今回の会場は上野公園内の旧東京音楽学校奏楽堂さん。東京音楽学校は、光太郎の母校・東京美術学校とともに戦後に東京藝術大学さんへと改組され、ホール自体も藝大さんを離れて台東区さんに所管が移りましたが、創建当初の姿を残してリノベーションされ、味わい深い建造物です。重要文化財指定もされています。
ぜひ足をお運びください。
【折々のことば・光太郎】
今日はメダル原型の石膏を渡して、百五十個作成を御依頼しました、経四寸、片面のメダル、一個分五〇〇円の由につき、県庁の金で半金三七、五〇〇円お渡し致しました。
昭和28年(1953)9月10日 牛越誠夫宛書簡より 光太郎71歳
「メダル」は、10月に行われる生涯最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」除幕式の際に関係者に記念品として贈られる「大町桂月メダル」。十和田湖の景観美を広く世に紹介した大町桂月は、道路整備等に腐心した元青森県知事の竹田千代三郎、元法奥沢村長の小笠原耕一とともに「十和田の三恩人」と称され、「乙女の像」は三恩人の顕彰という意味合いもありました。
![[]](https://livedoor.blogimg.jp/koyama287/imgs/5/0/5025c52d.jpg)
