詳細な情報が昨日になって出たのですが、すでに始まっています。
期 日 : 2025年3月28日(金)~6月1日(日)
会 場 : 雨降山大山寺 神奈川県伊勢原市大山724
時 間 : 08:45~17:00
料 金 : 400円(中学生以下無料、団体割引あり)
大山寺は天平勝宝四年(755年)に東大寺別当 良弁僧正が開山して以来、1270年の節目を迎えました。つきましては、前回1260年記念に倣い、秘仏である高村光雲師作の三面大黒天立像の特別御開帳並びに、1270年記念法会として大般若転読会を執行します。ぜひこの機会にご参拝ください。
大般若転読会(1270年記念法会)
【期日】5月18日(日)【時間】11:55~ 【ご祈祷料】6,000円~
※法会時間中の本堂内のお参りは、ご祈祷のお申し込みをされた方に限ります。
大山寺さんは天平勝宝7年(755)開山の古刹。裏手にある大山阿夫利神社さんと共に「大山詣」が有名で、特に江戸の庶民などの間で人気だったようです。
こちらの秘仏・三面大黒天像が光太郎の父・光雲作で、秘仏の扱い。それが10年ぶりにご開帳だそうです。
通常の大黒天はお顔が一つですが、三面大黒天像は阿修羅像などのように三つのお顔。正面のお顔は大黒天、両脇の二つのお顔がそれぞれ毘沙門天、弁財天のお顔という、いかにもありがたみが増しそうなスタイルです。
光雲作の三面大黒天像は、信州善光寺さんの仁王門にも納められています。こちらは秘仏などではなくいつでも拝観可。仁王像も光雲と高弟の米原雲海の手になるものですし、三面大黒天とセットなのが三宝荒神像。それぞれひな形は善光寺史料館さんで展示されています。
善光寺さんの三面大黒天像は三面四臂。白木ではなく彩色も為されています。大山寺さんの像もおそらくそうだと思われます。
再来週にはご尊顔を拝しに参ります。皆様もぜひどうぞ。
【折々のことば・光太郎】
今丁度上京直前といふ次第で、何かとせはしく、落ちつかないので揮毫も駄目ですが、ともかくも書きましたので同封します、いけなかつたら止して下さい、
翌年刊行された田村の詩集『下界』題字揮毫に関わります。
ここまでくると、何かこう、いろいろなものを突き抜けてしまっている感のある文字だと思います。
大山寺さんは天平勝宝7年(755)開山の古刹。裏手にある大山阿夫利神社さんと共に「大山詣」が有名で、特に江戸の庶民などの間で人気だったようです。
こちらの秘仏・三面大黒天像が光太郎の父・光雲作で、秘仏の扱い。それが10年ぶりにご開帳だそうです。
通常の大黒天はお顔が一つですが、三面大黒天像は阿修羅像などのように三つのお顔。正面のお顔は大黒天、両脇の二つのお顔がそれぞれ毘沙門天、弁財天のお顔という、いかにもありがたみが増しそうなスタイルです。
光雲作の三面大黒天像は、信州善光寺さんの仁王門にも納められています。こちらは秘仏などではなくいつでも拝観可。仁王像も光雲と高弟の米原雲海の手になるものですし、三面大黒天とセットなのが三宝荒神像。それぞれひな形は善光寺史料館さんで展示されています。
善光寺さんの三面大黒天像は三面四臂。白木ではなく彩色も為されています。大山寺さんの像もおそらくそうだと思われます。
再来週にはご尊顔を拝しに参ります。皆様もぜひどうぞ。
【折々のことば・光太郎】
今丁度上京直前といふ次第で、何かとせはしく、落ちつかないので揮毫も駄目ですが、ともかくも書きましたので同封します、いけなかつたら止して下さい、
昭和27年(1927)10月4日 田村昌由宛書簡より 光太郎70歳
翌年刊行された田村の詩集『下界』題字揮毫に関わります。
ここまでくると、何かこう、いろいろなものを突き抜けてしまっている感のある文字だと思います。