若干先の話ですが、当会プロデュースのイベントも含まれているもので、早めに告知させていただきます。
特別企画 音楽と朗読『智恵子抄』~愛はここから生まれた
期 日 : 2025年4月24日(木)~5月25日(日)
会 場 : 智恵子生家/智恵子記念館 福島県二本松市油井字漆原町36
時 間 : 9:00~16:00
休 館 : 水曜 ※祝日の場合は翌日
料 金 : 大人(高校生以上)410円(360円)
子供(小・中学生)210円(150円) ( )内団体料金
高村智恵子の誕生日にあわせてさまざまなイベントを開催します。
智恵子の生家は、明治初期に建てられた造り酒屋で、屋号は『米屋』、銘柄は『花霞』と言いました。智恵子は明治19年5月20日にここで生まれ、育ちました。
高村智恵子の誕生日にあわせてさまざまなイベントを開催します。
智恵子の生家は、明治初期に建てられた造り酒屋で、屋号は『米屋』、銘柄は『花霞』と言いました。智恵子は明治19年5月20日にここで生まれ、育ちました。
智恵子の生家 二階特別公開
公開日 4月26日(土) ~4月29日(火・祝)
5月3日(土・祝)~5月6日(火・祝) 10日(土)・11日(日)
17日(土)・18日(日)・24日(土)・25日(日)
通常公開していない「智恵子の居室」を特別に公開いたします。
奇跡といわれる「紙絵」実物展示
展示期間 4月24日(木)~5月11日(日)
展示場所 智恵子記念館展示室
上川崎和紙で作る「智恵子の紙絵」体験
開催日 5月17日(土)・18日(日)・24日(土)・25日(日)
開催場所 智恵子生家
上川崎和紙を使用し、智恵子の紙絵をモチーフとしたグッズを作成できます。
智恵子を偲ぶ折り鶴展~作製編~
開催日 4月24日(木)~5月25日(日)
開催場所 智恵子記念館
智恵子も晩年作製した折り鶴を、オリジナルで作ってみませんか。 作製いただいた折り鶴は、次回自主事業開催時に展示いたします。
作製いただいた方へ、今季限定「紙絵ペーパークリップ」をプレゼントいたします。
特別企画 音楽と朗読『智恵子抄』~愛はここから生まれた
開催日 4月27日(日)
開催場所 智恵子生家一階座敷
筝曲及びテルミンの演奏に乗せた、詩集『智恵子抄』の朗読公演をお楽しみください。 出演 荒井真澄(朗読) 大西ようこ(テルミン) 元井美智子(箏曲)
特別企画 「智恵子のエプロン」復刻展示
開催日 4月26日(土)~5月25日(日)
特別企画 「智恵子のエプロン」復刻展示
開催日 4月26日(土)~5月25日(日)
開催場所 智恵子記念館ロビー
大正時代の『婦人之友』で詳しく紹介された高村智恵子がデザインし着用していた
エプロンを、岩手県立花巻南高等学校家庭クラブの生徒さんたちが復元して下さいました!
エプロンを、岩手県立花巻南高等学校家庭クラブの生徒さんたちが復元して下さいました!
通常非公開にしている生家二階部分の特別公開、紙絵実物作品の展示、紙絵制作体験ワークショップなどの例年行われているコンテンツに加え、当会主催の位置づけで2件、入れていただきました。
1日限りのミニコンサートで「音楽と朗読『智恵子抄』~愛はここから生まれた」。都内在住の箏曲奏者・元井美智子さんの箏、神奈川県民大西ようこさんの電子楽器テルミン演奏に乗せ、仙台市のヴォイスパフォーマー・荒井真澄さんの朗読で「智恵子抄」詩篇を。
上の画像は4月2日(水)に行いました第69回連翹忌の集いでのもの。左から荒井さん、元井さん、大西さんです。
これまでもお三方中のお二人が組んで、という公演等が各地で複数回ありました。
大西さん×荒井さん
花巻高村光太郎記念館ロビーコンサート。
第22回レモン忌/智恵子生家。
第61回連翹忌レポート。
「朗読とテルミンで綴る 智恵子抄」。
宮城レポートその2 松島~仙台。
荒井さん×元井さん
荒井真澄さん、元井美智子さん コラボ公演3件 花巻・仙台。
仙台レポートその1 「夏の朝、音を描くコンサート 箏の調べと智恵子抄」。
荒井真澄さん、元井美智子さん コラボ公演3件 動画、報道。
元井さん×大西さん
「テルミンミュージアム4周年記念~人数限定のスペシャルなライブ~」レポート。
朗読を伴う演奏会情報――余白露光 テルミンと民族楽器のライブ演奏/文星堂 秋の音楽会。
元井さん・大西さん組は光太郎に関わらない公演もつい先月になさっています。
それならいっそ三人でやってみませんか、と、水を向けたところ、皆さんに快諾いただきまして、今回の公演が実現することとなりました。ノーギャラなので申し訳ありませんが、智恵子生家で演奏や朗読ができるということで、いい機会だと捉えて下さいました。
大西さん曰く「連翹三人娘」(笑)。当方は「智恵子抄Perfume」「智恵子抄キャンディーズ」「智恵子抄かしまし娘」などと言っていたのですが(笑)。
もう1件、「「智恵子のエプロン」復刻展示」。こちらは光太郎第二の故郷・岩手花巻の岩手県立花巻南高校さんがご協力下さっています。
そもそもは一昨年、花巻高村光太郎記念館さんで開催された企画展「光太郎と吉田幾世」が始まりでした。吉田幾世は戦後、盛岡生活学校(現・盛岡スコーレ高等学校さん)を設立し、学校ぐるみで光太郎と交流のあった人物ですが、盛岡生活学校は雑誌『婦人之友』の友の会盛岡支部を母体としていました。同誌を主宰し、光太郎と交流のあった羽仁吉一・もと子夫妻が東京で始めた自由学園さんの精神を受け継ぐものです。
で、企画展の関連行事としての講座講師を頼まれ、『婦人之友』と光太郎の関わりを詳しく調べている中で、同誌の第18巻第7号(大正13年=1924 7月)に載った智恵子のエプロンを紹介する記事を見つけました。講座の中でこの件も紹介し、「どなたか復元して下さいませんかね」とつぶやいたところ、聴かれていた花巻南高文芸部顧問の菊池久恵先生が「それなら」と、家庭クラブさんに声を掛けて下さいました。
そして昨年、花巻で開催されたイベント「五感で楽しむ光太郎ライフ」で完成したエプロンを初披露。岩手の地方紙では大きく取り上げられました。
さらにやはり花巻での「岩手県高校文化連盟花巻支部第28回合同作品展」でも展示されましたし、文芸部さんの部誌『門』でも詳しく紹介されています。
そこで以前から「智恵子の故郷の二本松の皆さんにも見ていただきたいものですね」と話していたのですが、上記「連翹三人娘」の公演を当会でプロデュースすることになり、「ではドサクサに紛れて(笑)エプロンの展示もお願いしてみましょう」という流れでした。
こちらは後から突っ込んだもので、「高村智恵子生誕祭」の公式情報には出ていませんが、今後、福島の地方紙等に情報提供をし、取材していただこうと思っております。日程的には今後の相談ですが、同校の先生方、生徒さん数名が現地を訪れる方向でも話が進んでいますし。
というわけで、長々書きましたが、「高村智恵子生誕祭」、ぜひ足をお運び下さい。
【折々のことば・光太郎】
もうこの山はすつかり秋で栗の実が小屋の屋根にぱらぱら落ちます、
上田は智恵子の親友・田村俊子の内弟子だった詩人。大正初め、光太郎智恵子の結婚披露直後に田村夫妻と共に駒込林町の光太郎アトリエ兼住居を訪れ、当時としては珍しかったレモネードを振る舞われたそうです。その頃から智恵子はレモンを愛していたようです。
1日限りのミニコンサートで「音楽と朗読『智恵子抄』~愛はここから生まれた」。都内在住の箏曲奏者・元井美智子さんの箏、神奈川県民大西ようこさんの電子楽器テルミン演奏に乗せ、仙台市のヴォイスパフォーマー・荒井真澄さんの朗読で「智恵子抄」詩篇を。
上の画像は4月2日(水)に行いました第69回連翹忌の集いでのもの。左から荒井さん、元井さん、大西さんです。
これまでもお三方中のお二人が組んで、という公演等が各地で複数回ありました。
大西さん×荒井さん
花巻高村光太郎記念館ロビーコンサート。
第22回レモン忌/智恵子生家。
第61回連翹忌レポート。
「朗読とテルミンで綴る 智恵子抄」。
宮城レポートその2 松島~仙台。
荒井さん×元井さん
荒井真澄さん、元井美智子さん コラボ公演3件 花巻・仙台。
仙台レポートその1 「夏の朝、音を描くコンサート 箏の調べと智恵子抄」。
荒井真澄さん、元井美智子さん コラボ公演3件 動画、報道。
元井さん×大西さん
「テルミンミュージアム4周年記念~人数限定のスペシャルなライブ~」レポート。
朗読を伴う演奏会情報――余白露光 テルミンと民族楽器のライブ演奏/文星堂 秋の音楽会。
元井さん・大西さん組は光太郎に関わらない公演もつい先月になさっています。
それならいっそ三人でやってみませんか、と、水を向けたところ、皆さんに快諾いただきまして、今回の公演が実現することとなりました。ノーギャラなので申し訳ありませんが、智恵子生家で演奏や朗読ができるということで、いい機会だと捉えて下さいました。
大西さん曰く「連翹三人娘」(笑)。当方は「智恵子抄Perfume」「智恵子抄キャンディーズ」「智恵子抄かしまし娘」などと言っていたのですが(笑)。
もう1件、「「智恵子のエプロン」復刻展示」。こちらは光太郎第二の故郷・岩手花巻の岩手県立花巻南高校さんがご協力下さっています。
そもそもは一昨年、花巻高村光太郎記念館さんで開催された企画展「光太郎と吉田幾世」が始まりでした。吉田幾世は戦後、盛岡生活学校(現・盛岡スコーレ高等学校さん)を設立し、学校ぐるみで光太郎と交流のあった人物ですが、盛岡生活学校は雑誌『婦人之友』の友の会盛岡支部を母体としていました。同誌を主宰し、光太郎と交流のあった羽仁吉一・もと子夫妻が東京で始めた自由学園さんの精神を受け継ぐものです。
で、企画展の関連行事としての講座講師を頼まれ、『婦人之友』と光太郎の関わりを詳しく調べている中で、同誌の第18巻第7号(大正13年=1924 7月)に載った智恵子のエプロンを紹介する記事を見つけました。講座の中でこの件も紹介し、「どなたか復元して下さいませんかね」とつぶやいたところ、聴かれていた花巻南高文芸部顧問の菊池久恵先生が「それなら」と、家庭クラブさんに声を掛けて下さいました。
そして昨年、花巻で開催されたイベント「五感で楽しむ光太郎ライフ」で完成したエプロンを初披露。岩手の地方紙では大きく取り上げられました。
さらにやはり花巻での「岩手県高校文化連盟花巻支部第28回合同作品展」でも展示されましたし、文芸部さんの部誌『門』でも詳しく紹介されています。
そこで以前から「智恵子の故郷の二本松の皆さんにも見ていただきたいものですね」と話していたのですが、上記「連翹三人娘」の公演を当会でプロデュースすることになり、「ではドサクサに紛れて(笑)エプロンの展示もお願いしてみましょう」という流れでした。
こちらは後から突っ込んだもので、「高村智恵子生誕祭」の公式情報には出ていませんが、今後、福島の地方紙等に情報提供をし、取材していただこうと思っております。日程的には今後の相談ですが、同校の先生方、生徒さん数名が現地を訪れる方向でも話が進んでいますし。
というわけで、長々書きましたが、「高村智恵子生誕祭」、ぜひ足をお運び下さい。
【折々のことば・光太郎】
もうこの山はすつかり秋で栗の実が小屋の屋根にぱらぱら落ちます、
昭和27年(1952)9月21日 上田静栄宛書簡より 光太郎70歳
上田は智恵子の親友・田村俊子の内弟子だった詩人。大正初め、光太郎智恵子の結婚披露直後に田村夫妻と共に駒込林町の光太郎アトリエ兼住居を訪れ、当時としては珍しかったレモネードを振る舞われたそうです。その頃から智恵子はレモンを愛していたようです。