今年一年の回顧、7~9月編です。
7月3日(水)
7月3日(水)
渋谷プロダクション/スタンス・カンパニーさんからブルーレイ「火だるま槐多よ」が発行されました。光太郎と交流のあった鬼才の画家・村山槐多をモチーフとし、昨年封切られたた映画「火だるま槐多よ」の映像ソフト化でした。劇中で光太郎詩「村山槐多」が使われました。
7月6日(土)
名古屋市の宗次ホールさんで「藤木大地(カウンターテナー)&佐藤卓史(ピアノ)リサイタル 白鳥の歌/智恵子抄」公演がありました。佐藤卓史氏作曲「あどけない話」(世界初演)、加藤昌則氏作曲「レモン哀歌」が演奏されました。
7月13日(土)~8月31日(土)
花巻高村光太郎記念館さんで企画展示「山口山(やまぐちやま)のなつやすみ」が開催され、木工房さとう(さとうつかさ氏)の制作した高村光太郎や宮沢賢治をモチーフにした木工のオブジェが展示されました。
7月13日(土)~9月1日(日)
兵庫県たつの市の霞城館・矢野勘治記念館さんで企画展示「三木露風と交流のあった人々」が開催され、光太郎から三木露風宛の絵葉書(『全集』等未収録)が展示されました。
7月13日(土)~9月23日(月)
愛知県小牧市のメナード美術館さんで「なつやすみ所蔵企画展 額縁のむこうのFRANCE -心惹かれる芸術の地-」が開催され、光太郎木彫「鯰」が展示されました。
7月18日(木)~7月23日(火)
箏曲奏者元井美智子氏と、朗読家・荒井真澄氏のコラボによる「智恵子抄」朗読を含むコンサートツアーが岩手・宮城で開催されました。7/13、花巻市の賢治の広場 ハナマルカフェさんで「夏、花巻で奏であう 光太郎、賢治、箏と声」、7/19、仙台市のとなりのえんがわさんで「旅するお箏 となりのえんがわdeコンサート」、7/23、同じくAntique & Cafe TiTiさんで「夏の朝、音を描くコンサート 箏の調べと智恵子抄」でした。
箏曲奏者元井美智子氏と、朗読家・荒井真澄氏のコラボによる「智恵子抄」朗読を含むコンサートツアーが岩手・宮城で開催されました。7/13、花巻市の賢治の広場 ハナマルカフェさんで「夏、花巻で奏であう 光太郎、賢治、箏と声」、7/19、仙台市のとなりのえんがわさんで「旅するお箏 となりのえんがわdeコンサート」、7/23、同じくAntique & Cafe TiTiさんで「夏の朝、音を描くコンサート 箏の調べと智恵子抄」でした。
7月27日(土)~10月20日(日)
北海道釧路市の釧路文学館さんで、企画展「来釧した文豪たち 「文豪とアルケミスト」も釧路に来た!!」が開催され、光太郎に関わる展示も為されました。
岩手県花巻市で行われた市長さんの定例記者会見の中で、光太郎から歌人中原綾子宛ての手紙・原稿等64点が、中原ご遺族から寄贈された件が発表されました。
8月9日(金)
宮城県牡鹿郡女川町の高村光太郎文学碑、まちなか交流館さんで第33回女川光太郎祭が開催されました。県内外の方々の光太郎詩文朗読、当方の記念講演などが行われました。
8月10日(土)~9月23日(月)
北海道伊達市のだて歴史文化ミュージアムさんで「佐々木寒湖の書」展が開催され、光太郎詩に題を採った書も複数展示されました。
8月24日(土)
福島県二本松市の市民交流センターさんで「親子で楽しめるワークショップ Satoyamaのはなしとものづくり」 の第2回「智恵子の紙絵 紙絵のラブレター」が開催されました。
8月24日(土)~9月15日(日)
8月24日(土)・8月25日(日)
岐阜県美濃加茂市立東図書館さん及び岐阜市のクララザールじゅうろく音楽堂さんで「リートデュオコンサート「二人の肖像」大梅慶子×内多瑞子」が開催され、蒔田尚昊氏作曲「歌曲集 智恵子抄」が演奏されました。
8月24日(土)~9月15日(日)
福島県白河市の白河市立図書館さん他を会場に「福島ビエンナーレ2024"風月の芸術祭 in 白河―起" 」が開催され、墨絵や版画などを手がけられている小松美羽氏による智恵子オマージュの作品も展示されました。
同日、大阪市の本願寺津村別院(北御堂)さんで「北御堂コンサートvol.255〜ロマンの饗宴〜」が開催され、蒔田尚昊氏作曲「あどけない話」が演奏されました。8月28日(水)
花巻南高校文芸部誌『門 ⅩⅧ』が発行されました。「特集Ⅰ わたしたちの高村光太郎」と銘打ち、約30ページ(全体の3分の1ほど)費やして下さいました。
9月6日(金)~10月20日(日)
台東区の東京藝術大学大学美術館さんで「黄土水とその時代―台湾初の洋風彫刻家と20世紀初頭の東京美術学校」展が開催され、光雲・光太郎作品も展示されました。
9月7日(土)~9月23日(月)
渋谷区のエンパシーギャラリーさんで「瀬戸優個展 Time Traveler」が開催され、光雲オマージュのテラコッタ作品も展示されました。
9月9日(月)~9月15日(日)
京都市のぎゃらりい思文閣さんで「令和6年9月 思文閣大入札会 下見会」が開催され、中原綾子に贈られた光太郎色紙二点が展示されました。
9月12日(木)
音楽家の田中信昭氏が亡くなりました。平成元年(1989)10月6日、赤坂の草月ホールで開催された「オペラ智恵子抄」初演の際、伴奏の10人編成アンサンブルの指揮をなさって下さいました。
9月13日(金)
仙台市のアクテデュースさんで、ピアニスト・齋藤卓子氏による「サロンコンサート《 いざなう月の琴》 vol.32 ~古典調律で楽しむ, 小さなお部屋コンサート『 ひとり シューマンと智恵子抄 』クララ・シューマンの生誕日に寄せて~」が開催されました。
9月13日(金)
オンラインで全国の公民館をつなげ、各地のご当地体操に大人数で取り組む「オンラインでつなぐ全国ご当地体操」が開催されました。福島県二本松市の「ほんとの空体操」も取り上げられました。
オンラインで全国の公民館をつなげ、各地のご当地体操に大人数で取り組む「オンラインでつなぐ全国ご当地体操」が開催されました。福島県二本松市の「ほんとの空体操」も取り上げられました。
9月14日(土)
TokyoFMさん他で「yes!~明日への便り~ presented by ホクトプレミアム 霜降りひらたけ」がオンエアされ、サブタイトルが「己の後悔と向き合う -【千葉県にまつわるレジェンド篇】芸術家 高村光太郎-」でした。語りは長塚圭史さん、脚本は北阪昌人氏でした。
9月15日(日)
神奈川県逗子市のテルミンミュージアムさんで「テルミンミュージアム4周年記念~人数限定のスペシャルなライブ~」が開催されました。テルミン奏者の大西ようこさん、箏曲奏者の元井美智子さんのコラボで、元井さんオリジナルの「智恵子抄」が演奏されました。
同日、花巻市の『広報はなまき』の連載「花巻歴史探訪郷土ゆかりの文化財編」で、今年寄贈された光太郎から歌人の中原綾子宛史料のうち、直筆草稿が紹介されました。
TokyoFMさん他で「yes!~明日への便り~ presented by ホクトプレミアム 霜降りひらたけ」がオンエアされ、サブタイトルが「己の後悔と向き合う -【千葉県にまつわるレジェンド篇】芸術家 高村光太郎-」でした。語りは長塚圭史さん、脚本は北阪昌人氏でした。

神奈川県逗子市のテルミンミュージアムさんで「テルミンミュージアム4周年記念~人数限定のスペシャルなライブ~」が開催されました。テルミン奏者の大西ようこさん、箏曲奏者の元井美智子さんのコラボで、元井さんオリジナルの「智恵子抄」が演奏されました。
同日、花巻市の『広報はなまき』の連載「花巻歴史探訪郷土ゆかりの文化財編」で、今年寄贈された光太郎から歌人の中原綾子宛史料のうち、直筆草稿が紹介されました。
9月15日(日)~10月8日(火)
千葉県多古町のコミュニティプラザさんで「多古町合併70周年記念 第48回千葉県移動美術館~田んぼの美~」が開催され、千葉県立美術館さん所蔵の光太郎ブロンズ「手」が出品されました。
9月20日(金)~9月30日(月)
神戸市のGallery301さんで「山下和也個展 星尘詩(ほしくずのうた)」が開催され、光太郎オマージュのアート作品が展示されました。
9月22日(日)
盛岡市の岩手県産業会館さんで「同人誌展示即売会 岩漫63」が開催され、花巻高村光太郎記念館さんも参加なさいました。
9月27日(金)
講談社さんから神永曉氏監修『日本のことばずかん いきもの』が刊行されました。光太郎詩「春駒」が取り上げられました。
明日はこの項最終回で、10~12月をご紹介します。
【折々のことば・光太郎】
この一ヶ月ばかり小生ひどくいそがしい思をしました。こんな山の中にゐて用事や原稿に追ひかけられるのは滑稽です。
この年は詩集『典型』や詩文集『智恵子抄その後』などの出版が相次ぎ、実際に忙しかったようです。数え68歳、当時としては「ご隠居」と呼ばれてもおかしくない年齢。まぁ、年齢に負けない精力的な活動ということでしたが。
明日はこの項最終回で、10~12月をご紹介します。
【折々のことば・光太郎】
この一ヶ月ばかり小生ひどくいそがしい思をしました。こんな山の中にゐて用事や原稿に追ひかけられるのは滑稽です。
昭和25年(1950)12月23日 西山勇太郎宛書簡より 光太郎68歳
この年は詩集『典型』や詩文集『智恵子抄その後』などの出版が相次ぎ、実際に忙しかったようです。数え68歳、当時としては「ご隠居」と呼ばれてもおかしくない年齢。まぁ、年齢に負けない精力的な活動ということでしたが。