光太郎第二の故郷・岩手花巻で、主に「食」を通して光太郎顕彰に当たられているやつかの森LLCさん。様々な団体さん、個人の方が日替わりで厨房に立ち、料理を饗する市内東和地区のワンデイシェフの大食堂さんで不定期に「こうたろうカフェ」として参加なさっています。日記などから読み取れる、光太郎が実際に作ったメニュー、使用した食材などを参考になさっています。
今年最後の出店が11月27日(水)だったそうで、画像等お送りいただきましたのでご紹介します。
今年最後の出店が11月27日(水)だったそうで、画像等お送りいただきましたのでご紹介します。
メニューは以下の通り。
ウェルカムドリンク ブルーベリースカッシュ ローストポーク ブルーベリーソース
大根の海老あん 春菊と水菜の胡麻和え 里芋の胡桃かけ キクラゲの佃煮
お新香 ミズの実ごはん ふわふわ天使のスープ 林檎パイカスタード コーヒー
メインのローストポークには付け合わせとして粉吹きいも、バターナッツかぼちゃ、人参、紅心大根、パプリカが添えられ、ご飯には光太郎が好んだ山菜ミズの実をトッピング。実が成るとか、ましてや食べられるというのは存じませんでした。
しかし、いつも思うのですが、これで1,000円というのは、都会ではあり得ない価格ですね。
お店としては営業が続きますが、最初に書いた通り、やつかの森LLCさんの今年最後のご出店だったそうです。次回は来年3月の予定だとのこと。活動拠点からお店までが意外と遠く、積雪のため食材の搬入等が困難になるためだそうです。
再開以後も変わらず繁昌することを祈念いたします。
【折々のことば・光太郎】
御委托の抹茶と中村屋の「石ごろも」とありがたくおうけとりしました。石ごろもといふ日本菓子は小生子供の頃からの好物でした。これは江戸の名残です。
「石ごろも」。固有名詞かと思ったらそうではなく、「大福」や「どら焼き」同様、普通名詞なのですね。小豆の漉し餡を固い砂糖の「衣」で包んだ和菓子。現在では無くなっているようですが、当時は中村屋さんでもラインナップに入っていたようです。
書簡からも光太郎の食生活が垣間見え、興味深いところです。
ウェルカムドリンク ブルーベリースカッシュ ローストポーク ブルーベリーソース
大根の海老あん 春菊と水菜の胡麻和え 里芋の胡桃かけ キクラゲの佃煮
お新香 ミズの実ごはん ふわふわ天使のスープ 林檎パイカスタード コーヒー
メインのローストポークには付け合わせとして粉吹きいも、バターナッツかぼちゃ、人参、紅心大根、パプリカが添えられ、ご飯には光太郎が好んだ山菜ミズの実をトッピング。実が成るとか、ましてや食べられるというのは存じませんでした。
しかし、いつも思うのですが、これで1,000円というのは、都会ではあり得ない価格ですね。
お店としては営業が続きますが、最初に書いた通り、やつかの森LLCさんの今年最後のご出店だったそうです。次回は来年3月の予定だとのこと。活動拠点からお店までが意外と遠く、積雪のため食材の搬入等が困難になるためだそうです。
再開以後も変わらず繁昌することを祈念いたします。
【折々のことば・光太郎】
御委托の抹茶と中村屋の「石ごろも」とありがたくおうけとりしました。石ごろもといふ日本菓子は小生子供の頃からの好物でした。これは江戸の名残です。
昭和25年(1950)8月3日 奥平英雄宛書簡より 光太郎68歳
「石ごろも」。固有名詞かと思ったらそうではなく、「大福」や「どら焼き」同様、普通名詞なのですね。小豆の漉し餡を固い砂糖の「衣」で包んだ和菓子。現在では無くなっているようですが、当時は中村屋さんでもラインナップに入っていたようです。
書簡からも光太郎の食生活が垣間見え、興味深いところです。