テレビ放映情報です。

 又吉・せきしろのなにもしない散歩 #137

BSよしもと 2024年11月13日(水) 19:00~19:30
再放送 2024年11月15日(金) 16:00〜16:30


ピースの又吉直樹と作家のせきしろの二人が、五七五の定型にとらわれず自由な表現をする【自由律俳句】を生み出していく。東北各地を歩きながら様々な人やモノと出会う中で、二人のここでしか見られない独特のかけ合いや、新たな俳句を生み出す姿は必見です。

今回は福島県二本松市をブラリ旅。果たしてどんな自由律俳句が生まれるのか!? 観世寺、智恵子記念館 ほか。
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同番組、今年2月の第99回で、花巻の光太郎が戦後7年間を過ごした山小屋(高村山荘)、隣接する高村光太郎記念館をご訪問。
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記念館さんで「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」の中型試作を詠んだ又吉氏の句。

 試作品さえも本物になる

他の彫刻から、せきしろ氏。
 
 彫刻見て語彙がない自分

山小屋内に入り、戦争責任への猛烈な反省の姿をしのんだせきしろ氏の句。

 自責自省が閉じこめられた小屋を見る

なるほど。

今度は智恵子生家と裏手の智恵子記念館ということで、予告が出て「よっしゃ‼」でした。

地味な番組ですが(当方の云うべきことでもありませんけれど(笑))、けたたましいバラエティー番組などに辟易されている方々、ぜひどうぞ。

【折々のことば・光太郎】

ほんとに珍らしい珈琲やらいろいろのもの目うつりするやうです、このネツスルの珈琲を明朝いれるのがたのしみです。


昭和25年(1950)5月8日 中原綾子宛書簡より 光太郎68歳

中原から届けられたさまざまな食料品等に対する礼状の一節。

今年の夏に、綾子令孫からこの書簡を含む光太郎から綾子宛の書簡、原稿類がごっそり寄贈されました。それをご寄贈なさった令孫、山小屋の中に残っていたネッスルのコーヒー粉の缶、おそらくこれがこの書簡にあるものだろうという説明を受け、感銘されたそうです。