少し先の話なのですが、ガンガン宣伝してくれと云う話ですので……。
他に三岸好太郎・節子、棟方志功、彫刻家の木下繁、同じく長谷川昂、画家の萩原英雄らのアトリエ、土日画廊という歴史的建造物などについてのパネル展示が為されます。
中西利雄アトリエは、中西本人、それから中西没後に貸しアトリエとなってから借りたイサム・ノグチ、そして光太郎についてのパネル展示。さらに特に光太郎を大きく扱って下さるとのことで、当方手持ちの史料を大量にお貸しします。真作で彫刻(ブロンズレリーフ)や書簡、『道程』などの著書、複製ですが原稿、デッサン、色紙などなど。
また、関連行事としての講演会。初日の11月10日(日)に渡辺えりさんと当方で「連翹の花咲く窓辺…高村光太郎と中西利雄を語る」と題したトークショー。当方が水を向け、渡辺さんにいろいろと語っていただき、専門的なところは捕捉、スクリーンにスライドショーを投影しつつ行います。
翌11月11日(月)には建築専門のお二人から建築としての中西アトリエのお話。個人的にはこれが実に楽しみです。
展覧会、講演会とも無料。ぜひ足をお運び下さい。これで中西アトリエ保存運動に大きく弾みを付けたいと存じますので。
【折々のことば・光太郎】
都会の人は殊に時々登山するといいと思ひます。登山の清らかなたのしみは比較するものもないやうです。
令甥・規氏の埼玉の低山に登ったという書簡への返信の一節です。若き日の光太郎はクラシックルートを歩いて信州上高地まで上ったり、上州赤城山にも再三登ったりしました。上州といえば山間部をほぼくまなくトレッキングし、法師、草津、湯檜曾、川古、磯部、伊香保、四万、水上、宝川などの温泉を踏破しています。
期 日 : 2024年11月10日(日)~11月18日(月)
会 場 : なかのZERO西館美術ギャラリー2F 東京都中野区中野2丁目9-7
時 間 : 10:00~18:00 最終日のみ16:00まで
休 館 : 会期中無休
料 金 : 無料
中野には創作活動の場であるアトリエが多くはありませんが残っています。残念ながら前回の展示会後に取り壊されてしまったものもあります。
桃園川緑道沿いに片流れ屋根の簡素なアトリエがありますが、ここで高村光太郎が「乙女の像」を制作しました。
アトリエという建築の魅力、活躍した人々をご紹介します。
関連講演会
各回定員60名 定員に達し次第締め切ります 無料
① 『連翹の花咲く窓辺…高村光太郎と中西利雄を語る』
11月10日(日) 14:30~16:30 会場:なかのZERO
渡辺えり(劇作家・俳優・中西アトリエを保存する会代表)
小山弘明(高村光太郎連翹忌運営委員会代表)
② 『中西アトリエの魅力…水彩画家中西利雄とアトリエ設計者山口文象について』
11月11日(月) 18:30~20:30 会場:なかのZERO
内田青蔵(近代建築史家・中野たてもの応援団団長)
伊郷吉信(建築家・自由建築研究所・伝統技法研究会)
申込 : メール y-sogawa@tubu.jp
申込フォーム
右記QRコード
電話 090-8056-0327(ソガワ)
というわけで、保存運動の起こっている光太郎終焉の地にして第一回連翹忌会場だった中野区の中西利雄アトリエをメインに据えた展覧会です。主催は中野たてもの応援団さん。中野には創作活動の場であるアトリエが多くはありませんが残っています。残念ながら前回の展示会後に取り壊されてしまったものもあります。
桃園川緑道沿いに片流れ屋根の簡素なアトリエがありますが、ここで高村光太郎が「乙女の像」を制作しました。
アトリエという建築の魅力、活躍した人々をご紹介します。
関連講演会
各回定員60名 定員に達し次第締め切ります 無料
① 『連翹の花咲く窓辺…高村光太郎と中西利雄を語る』
11月10日(日) 14:30~16:30 会場:なかのZERO
渡辺えり(劇作家・俳優・中西アトリエを保存する会代表)
小山弘明(高村光太郎連翹忌運営委員会代表)
② 『中西アトリエの魅力…水彩画家中西利雄とアトリエ設計者山口文象について』
11月11日(月) 18:30~20:30 会場:なかのZERO
内田青蔵(近代建築史家・中野たてもの応援団団長)
伊郷吉信(建築家・自由建築研究所・伝統技法研究会)
申込 : メール y-sogawa@tubu.jp
申込フォーム
右記QRコード
電話 090-8056-0327(ソガワ)
他に三岸好太郎・節子、棟方志功、彫刻家の木下繁、同じく長谷川昂、画家の萩原英雄らのアトリエ、土日画廊という歴史的建造物などについてのパネル展示が為されます。
中西利雄アトリエは、中西本人、それから中西没後に貸しアトリエとなってから借りたイサム・ノグチ、そして光太郎についてのパネル展示。さらに特に光太郎を大きく扱って下さるとのことで、当方手持ちの史料を大量にお貸しします。真作で彫刻(ブロンズレリーフ)や書簡、『道程』などの著書、複製ですが原稿、デッサン、色紙などなど。
また、関連行事としての講演会。初日の11月10日(日)に渡辺えりさんと当方で「連翹の花咲く窓辺…高村光太郎と中西利雄を語る」と題したトークショー。当方が水を向け、渡辺さんにいろいろと語っていただき、専門的なところは捕捉、スクリーンにスライドショーを投影しつつ行います。
翌11月11日(月)には建築専門のお二人から建築としての中西アトリエのお話。個人的にはこれが実に楽しみです。
展覧会、講演会とも無料。ぜひ足をお運び下さい。これで中西アトリエ保存運動に大きく弾みを付けたいと存じますので。
【折々のことば・光太郎】
都会の人は殊に時々登山するといいと思ひます。登山の清らかなたのしみは比較するものもないやうです。
昭和24年(1949)8月24日 髙村規宛書簡より光太郎67歳
令甥・規氏の埼玉の低山に登ったという書簡への返信の一節です。若き日の光太郎はクラシックルートを歩いて信州上高地まで上ったり、上州赤城山にも再三登ったりしました。上州といえば山間部をほぼくまなくトレッキングし、法師、草津、湯檜曾、川古、磯部、伊香保、四万、水上、宝川などの温泉を踏破しています。